インテリア雑誌やカタログを眺めていると、おしゃれで素敵な洗面室が載っていますね。洗面鏡の形や大きさも様々です。「一体、我が家にはどのようなタイプの洗面鏡が合うの?」と迷う方々も多いはず。モダンでスタイリッシュな洗面室にしたい、家族仲良く並んで歯を磨きたい、少しでも時間を短縮するために立ってメイクをしたい、など要望は多種多様です。
本記事では、洗面鏡の役割から紐解き、ライフスタイルや家族構成に合った、洗面鏡の選び方、設置の高さや大きさのポイントをご紹介します。
フレーム内側から光るライト付き鏡 GBK027B
イタリアのデザイナーがデザインしたライト付き鏡。イタリアのデザイナーによるスタイリッシュなLEDフレーム付ミラーライト。フレームの内側にLEDを配し、シャープな印象を与えるデザイン。空間をよりスタイリッシュに演出します。
洗面鏡の役割とは?
洗面鏡を使うのは、一日の中でどのタイミングが多いでしょうか?生活パターンによって異なってはきますが、朝・夜に使うことが多いでしょう。年齢によっても、性別によっても、洗面鏡の使い方は様々ですね。
いずれにせよ、「上半身を映す」ことが大きな目的です。あるがままの姿を正しく映せなければ、身支度を整えることも、健康に過ごすこともできません。
まずは、時間の流れと共に、洗面鏡の役割を見てみましょう。
洗面鏡の役割(朝の使い方編)
朝起きたら、寝惚け眼でも、まずは自分の起き掛けの顔を見るでしょう。顔色は良いか?目は充血していないか?など簡単な体調チェックは行いますね。
朝食後、歯を磨く時にも、洗面鏡を見ます。その際は、洗面鏡に近寄り歯と歯茎をチェックします。磨き残しはないか、歯肉炎になっていないかなど、詳細に口の中を見る必要があります。
男性は髭の剃り残しがないか、鼻毛が出ていないかなどの身だしなみをチェックします。女性はメイクをするのに洗面鏡を使う方もいるでしょう。眉がしっかり描けているか、ファンデーションの塗り残しがないか、口紅は輪郭が決まっているかなど、細かいところまで見る必要があります。
また、髪型のチェックにも洗面鏡は必要です。後ろ髪を見て、後れ毛が出ていないか、白髪は隠れているかなども見なければなりませんね。また、コンタクトレンズを使用する際にも、洗面鏡に近寄って、目の中にずれないようにレンズを入れる必要があります。
出かける間際にも、身支度を整えた後、衣服にシワがよっていないか、ホコリが付いていないかなど、洗面鏡は大活躍です。
朝は、忙しい時間の中で、「いかに短時間で隅々までチェックできるか」、という重要な役割が洗面鏡に求められます。
洗面鏡の役割(夜の使い方編)
夜は、歯磨きも朝と同様に行います。ナイトケアとして、美容マスクをつけたり、化粧水・乳液等で肌を整えたりと、洗面鏡を利用する方もいるでしょう。ドライヤーで髪を乾かす際にも、乾き具合を確認します。
夜は、眠りに入る準備の中で、「作業がほぼできているか」、という軽度な役割が、洗面鏡に求められます。
【曇り止めヒーター有り・無し】 ミラーライト 600×900 側面スイッチ 電球色 白色 MBK012 MBK013
鏡面にLEDライトが埋め込まれたミラーライトで、鏡の側面に近接スイッチが付いたタイプです。薄型でスタイリッシュなデザインが特徴で、ホテル・レストラン・エステ・ジムのパウダールームなどを気品のある空間に演出します。近接スイッチが搭載されていて直接触れなくても点灯と消灯ができます。また、設置するスペースに合わせて、ひと回り小さいサイズもございます。
洗面鏡の種類にも注目しよう
洗面鏡には、様々な種類があります。一面鏡、二面鏡、三面鏡。中には収納付きのタイプ、照明が付いているタイプも。形も丸型・四角形など、ライフスタイルやインテリアの雰囲気によって、設置する種類が変わってくることも覚えておきましょう。
また、防湿加工鏡、曇り止めヒーター付き鏡などの機能付き洗面鏡もありますので、プラスアルファの視点で機能にも注目してみましょう。
一面鏡
大きさや形の種類が豊富です。円形は優しくエレガントな雰囲気に。正方形はスタイリッシュでモダンな雰囲気に。長方形は縦型が一般的です。横長は、並んで顔を映すことができるため、大人数の家族向きといえるでしょう。また洗面室のアクセントとして、円形・正方形・長方形の洗面鏡を横に2枚以上並べる方法もあります。
最初から、照明が付いているタイプもあり、洗面鏡と一体化していて見た目がすっきり見えることも。
置き型の洗面台を設置することになるため、おしゃれで自由な空間を演出できます。
二面鏡
正方形か長方形のタイプになり、洗面鏡が二分割されています。角度を変え、二方向から自分の姿を確認できます。後ろが収納になっているタイプが多く、歯ブラシ・化粧水・美容液・整髪スプレーなど、ケア用品や美容関連の小物をたくさんお持ちの方にはおすすめです。洗面鏡の上部にLED照明等が備え付けられている場合もあります。
三面鏡
二面鏡よりもさらに収納が充実。三分割されているため、両側面の角度を変え、三方向から合わせ鏡として後ろ姿までチェックすることができます。二面鏡と同様に、洗面鏡の上部にLED照明等が備え付けられている場合もあります。
ライト付き鏡
鏡面にLEDライトが埋め込まれた鏡です。洗面室に設置されている鏡の周りについているライトや鏡にライトが埋め込まれタイプをミラーライトと呼びます。ブラケットライトと似ているものがありますが、ブラケットライトとの違いは演色性が高く、明るい器具が多いです。メイクや髭剃りや身だしなみチェックを行うときに影が気になりにくいので、便利です。
機能付き洗面鏡
防湿加工鏡は、裏面や小口に、湿気を予防する塗料が施されています。小口防湿加工がされていれば、水や湿気が入り込むことを防ぐと同時に黒ずみや錆を防止する効果も期待大。また、曇り止めヒーター付き鏡は、裏から鏡を温め、気温と鏡の温度差を失くすことで曇りを予防しています。
両方の鏡とも、湿気が気になる洗面所には、大いに適しており、選択肢の1つとなるでしょう。
鏡の上に設置するミラーライト
クロームメッキの銅板に、電球を模したガラスグローブが等間隔で付いているシンプルで高級感あふれるデザイン。新築のパウダールームや、ご家庭の洗面台の照明としてお使いいただけます。
洗面鏡を設置する時に気を付ける高さと大きさ
外出した際に、顔はギリギリ映るけれど、頭の上部が映らない、姿の見たい部分が映らない、ということはありませんか?洗面鏡を設置する時に、気を付けるべきポイントがあります。それは、設置の高さと洗面鏡の大きさです。
洗面鏡を設置する時の高さ
正方形や長方形の場合、「鏡の上端の高さ」と「身長の高さ」が同じであれば、かがまなくても映ります。上端を180cmの高さに設置するのが一般的ですが、実際に使用する方の身長や用途により設置高さも変わってきます。まずは、家族の中で一番身長が高い方に合わせるのがよいでしょう。
また、下端はカウンターから15〜20cmに設置すれば、ある程度の水はねや汚れを防ぐことができます。もし低い位置に設置されていれば、カビや石灰化などで衛生面も心配、毎日の掃除も負担に。
円形の場合は円の中心に顔が来るように設置するのが基本ですが、家族の身長も様々なので、慎重に検討された方がよいかもしれません。
洗面鏡の大きさによっても高さは変わってはきますが、ある程度の基本を抑えて設置しましょう。小さいお子様がいらっしゃる場合は、踏み台で高さを調節し、顔が映りやすくする工夫が必要です。
洗面鏡の大きさ
洗面鏡の幅は、最低肩幅以上あれば映るとされています。日本人の肩幅の平均は、男性なら45cm、女性なら40cm程度であるため、45cmは確保したいところです。
ご家族が多い場合は、2人以上が並んで歯を磨けるような、横長の洗面鏡を設置するのもおすすめ。円形・正方形・縦型の長方形の洗面鏡を2枚以上並べる方法もありますが、立てる位置が限られてしまうため、横長のタイプを設置するのがよいでしょう。横長のタイプは洗面所を広く見せる効果もあります。
では、洗面鏡の丈は、どのように決めたらよいでしょうか?全身を映すのに必要な鏡の大きさは、鏡と自分との距離に関係なく、常に自分の身長の半分になる、とされています。よって、上半身を映すなら、丈60cm以上はほしいところ。円形の場合は、直径が60cmより小さいこともあるため、顔全体と顔周りを映すことに絞られます。
手前に引き出せるライト付鏡 GBK024-V Miior社 Fit.シリーズ 縦型
ポーランドの革新的なミラーをデザイン・製造しているMiior社製。女性でも片手で軽々引き出せるミラーライト。ミラーを顔のそばに引き寄せることで、より明るくクローズアップして使用できます。
おすすめの洗面鏡
インテリアの雰囲気、家族構成、用途などにより選択基準は様々ですが、ここでおすすめの洗面鏡を2つご紹介します。
Miior社 Fit.シリーズ 手前に引き出せるライト付鏡 GBK024-V 縦型
女性でも片手で軽々引き出せるミラーライト(照明付き鏡)。30cm引き出せるので、顔周りをより明るくクローズアップして使用できます。メイクアップをする方、メガネをかけている方、お年寄りや身体の不自由な方に人気があります。引き出せば自動でライトがONになり、押し戻せばOFFになるという、便利な機能も装備。機能性とデザイン性を両方満たし、海外の高級ホテルにも採用されています。
間接光ミラーライト 鏡面スイッチ MBK018R
ミラー背面からの柔らかな間接光で眩しさを軽減。高品位で上質な空間を演出できます。縦・横自由に、スペースに合わせて設置できますので、横長に設置し、多人数のご家族で使用するのにも適しています。また、身支度をする時間が重なる共働きのご夫婦にもおすすめです。優しい光でリラックスできる電球色、自然な光でメイクなどに向く昼白色から選べます。
まとめ:洗面台におすすめの鏡
洗面鏡は設備の一つではありますが、形や大きさ、用途により、様々なタイプがあります。また設置する高さや大きさを間違って選んでしまうと、毎日のことなので、ストレスに感じたり、時間が余計にかかってしまったりと、洗面室に入るのが億劫になってしまうかもしれません。そのようにならないためにも、お気に入りの洗面鏡を探し、より快適で何度も顔を眺めたくなるような、居心地のよい洗面室を作り上げてくださいね。