友人から自宅に招かれ、遊びに行った時、ダイニングの素敵な照明に目を奪われたことはありませんか?
ダイニングテーブルの上に、灯ったペンダントライトの形や色が珍しいタイプのものだったら尚更ですね。もしかしたら、小さなペンダントライトが2灯、3灯下がっていて、「まるでカフェみたい!」「おしゃれなショップのよう!」と記憶に残っているかもしれません。
照明器具一つがインテリアのイメージをガラリと変える、そのような力がペンダントライトにはあります。おしゃれで個性的なペンダントライトは、まるでダイニングに魔法をかける「ひとさじのスパイス」!部屋のアクセントにもなれる大きな存在なのです。
カフェのような空間に! 黒いワイヤー の5灯ペンダントライトGPN006-5
見る角度によって幾何学的に見え、表情が変化する飽きのこないデザインの5灯LEDペンダントライト。 黒いワイヤーシェードと対照的に輝くソケットカバーがワンポイント。ペンダントライトの光は電球色(色温度2700K)で、暖かみのある夕暮れのような光の色合いでお部屋を落ち着いた雰囲気に。
目次
ダイニングの利用方法の移り変わり
ペンダントライトの昔と今
「ダイニング」という言葉が使われ始めたのは、いつ頃でしょうか?1950年代になり、多くの団地が都心を中心に建ち始め、「DK(ダイニングキッチン)」という言葉が間取りに登場するようになった頃、と言われています。それまではダイニング(食事室)とキッチン(台所)が完全に分かれていることも多く、むしろダイニングと居間と寝室が一緒になっている家庭も多くありました。畳の上の布団や家具を片付け、一部屋で全部完結するライフスタイルも普通でした。現在はリビング(居間)も一緒になった「LDK(リビングダイニングキッチン)」も普及し、「一つの空間の中で、料理をし、食事をとり、くつろぐ」というライフスタイルに変化をしています。
昔のダイニングの利用方法
日本人は、古くから畳の上の生活が主であり、戦前までは、多くの家庭が畳の上にちゃぶ台を置き、正座をして家族で食事をとるスタイルでした。ちゃぶ台が子供達の勉強机になったり、主婦の家計簿をつける机になったりすることも。狭い家の場合は、ダイニングが寝室と共用になることもあり、夜はちゃぶ台を片付け、布団を敷いて寝るという、生活全てが行われる場所でもありました。
戦後は、核家族化が進み、テーブルと椅子でご飯を食べるスタイルが普及し、食事をとる場所と寝る場所が分離されました。
昔のペンダントライトの形
戦前は、白熱球の上にガラスシェードをかぶせ、照明器具の根元にあるつまみでON/OFFをする一灯型のペンダントライトが主流でした。明るさは作業するには薄暗く、夜は食事後すぐに就寝する生活でした。
戦後は、蛍光灯も普及し、蛍光灯のペンダントライトだけではなく、シーリングライトも普及しました。テーブルと椅子が組み合わさった、ダイニングテーブルセットを使う家庭が増え、紐を引っ張ってON/OFFや光を段階的に調節するタイプのペンダントライトが普及しました。下から覗くと、蛍光管が剥き出しであり、どちらかというと、デザインよりも使い勝手が優先されていました。
今のダイニングの利用方法
昭和、平成、令和と、時代の移り変わりにより、部屋の使い方も変わってきました。大きな一つの空間をLDKとして、家族が長時間過ごす場所となったのです。
ダイニングテーブルも180cm以上の大きなものを置く家庭も増えてきました。友人を招いてホームパーティを開く、家で趣味の教室を開いた時にティータイムをする、子供の宿題をする、趣味の洋裁をする、など、ダイニングテーブルの使い方も多種多様になりました。
【MotoMオンラインストア限定】小国和紙を使ったアクリルカバー付き円筒ペンダントライト
人気のアクリルカバー付き円筒ペンダントライトに、新潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。「MotoMオンラインストア」を運営するオリンピア照明会社も同じ新潟県の燕市に自社工場を構えます。同郷ということからつながったコラボレーション商品です。
今のペンダントライトの形
前述の通り、ダイニングの利用方法が多岐にわたるため、ペンダントライトの形も、電球の色も様々なものが開発されてきました。
ダイニングテーブルが大きくなると共に、1灯だけでは明るさが足りず、2〜3灯のペンダントライトを下げて光を補うようにもなりました。おしゃれなカフェやダイニングが街中にでき、同じような照明器具を自宅で試したい、というインテリアに敏感な若い人が増えたことも大きな理由の一つかもしれません。
LED電球が開発されたことも、様々な照明器具が生まれる理由の一つとなりました。小さな電球でも明るさが確保でき、オレンジ色の電球色から白色の昼白色まで光の色を調節でき、光の量も調節できるようになりました。
ダイニングのペンダントライトは、「明るく照らすだけの器具」、ではなく、「色や形やデザインを楽しみ、人と違った個性を楽しむ『インテリアのアクセント』」となったのです。
今、おしゃれで個性的なペンダントライトが
ダイニングで支持される理由
理由① SNSの普及
インターネットが普及し、YoutubeやInstagramで、誰もが好きな芸能人やモデル、インフルエンサーの投稿を見られ、自分のライフスタイルを気軽に発信できる時代になりました。自分が指示をしているインフルエンサーが使っているものと同じものが欲しければ、その場でスマホで注文し、翌日には届くという、便利な世の中となりました。
また、発信できる時代だからこそ、「皆と同じでは嫌だ。」「最新のものが欲しい。」という欲求が高まり、部屋の写真を公開する中で、自然とダイニングの照明器具が映ることも多くなり、個性的なペンダントライトに注目が集まっているのかもしれません。
理由② 海外製品の普及と日本製品の向上
昔は、照明器具を購入するルートは、街の電気屋さん、家電量販店、ホームセンターが主流でした。しかし、時代と共にデザイン性のある照明器具を求める人も増え、インターネットで海外製品を直接取り寄せたり、海外のインテリアのホームページを見て、インテリアショップに似たようなデザインの照明器具を問い合わせたりする人も増えました。そのような声が多くなる中、日本のメーカーもデザインに力を入れ始め、徐々におしゃれで個性的な照明器具、特にペンダントライトが増えていきました。
以上のように、ライフスタイルの変化や流行が、おしゃれで個性的なペンダントライトを生み出していくことにつながっていきました。
LEDアクリルカバー付き ¥円筒ペンダントライト MPN06
ミニマルな円筒形でオプティカルパーツがワンポイント。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。引掛シーリングとダクトレール用からお選びいただけます。
おすすめのダイニング向きペンダントライト
ここでは、おすすめのダイニング向きペンダントライトを2つご紹介していきます。どちらもおしゃれで個性的な、目を惹くペンダントライトです。
黒いワイヤーの5灯ペンダントライトGPN006U-5 引っ掛けシーリング
見る角度によって幾何学的に見え、表情が変化する飽きのこないデザインの5灯LEDペンダントライト。 黒いワイヤーシェードと対照的に銅メッキの輝くソケットカバーがワンポイントになっています。
ペンダントライトの光は電球色(色温度2700K)。暖かみのある夕暮れのような光の色合いで、お部屋を落ち着いた雰囲気にも演出できます。幅92.5cmと大きく、空間とのバランスを見て設置するのがポイント。カフェのようなおしゃれな空間を目指したい方に、おすすめしたい照明器具です。
小国和紙を使ったアクリルカバー付き円筒ペンダントライトMPN06P 引掛シーリング
手作りの風合いが美しい、和紙に包まれた円筒ペンダントライト。和風になりすぎない、和モダンな空間を演出します。使われている「小国和紙」は、原材料から製品まで、昔から行われている雪国新潟の気候を生かした伝統製法を行い、手漉きで生産している貴重な和紙です。
光の色は電球色で、リラックスしたいときにオススメの色合いとなっており、お部屋を落ち着いた雰囲気にできます。職人さんがひとつひとつ絵付けを行なっているので、微妙に模様が異なり、それが個性となってより良い味わいに。
1灯のみでは、充分な明るさが足りない場合があるため、家族用のダイニングテーブルでは2灯以上のご使用がおすすめ。3台並べて設置すると、リズミカルな印象を与え、空間が華やかになります。柔らかいピンク色で、優しさと温かさの両方の雰囲気を醸し出します。
まとめ:ダイニング用のペンダントライト
一口に、ペンダントライトと言っても、カフェのようなスタイル、和モダンのようなスタイル、他にも様々な種類のペンダントライトが販売されています。空間のスパイスとなるような、おしゃれで個性的なダイニング用のペンダントライトを、ぜひ探してみましょう。