みなさんのお家には、ペンダントライトやスポットライトは付いていますか?ペンダントライトはダイニングにあるけれど、スポットライトは馴染みのない方も多いでしょう。実はこの2つの照明、雰囲気作りにもってこいなのです。
では、ペンダントライトとスポットライトを詳しくみていきましょう。
マットな質感 磁器ペンダントライト 直径φ8.6cm 引掛シーリング MPN19 MPN19D
ダイニング等お部屋のワンポイントに。清潔感あふれる純白な磁器素材を使用しました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。昼間は磁器の白さがお部屋に清潔感をあたえ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋をほっとあたたかくともします。
目次
ペンダントライトの種類
注目点は、シェードの材質と形。まずは、タイプ別に分けて考えてみましょう。
シェードが光を通すタイプ
ガラス
一番メジャーなのが、ガラスのタイプ。透明であれ、つや消しであれ、ガラスを通して散光されますので、照明器具自体が光り、天井近くにも光が周ります。空間が明るくなり、華やかな印象です。最近ではスモークのような黒色、アンバーという琥珀色も。そのような個性あふれる色を使い、更にガラス自体を薄くし、丸みを帯びたペンダントライトは、大人の雰囲気漂うレストランのような空間が演出できると人気です。
磁器
磁器のシェードは温かみがあり、光を優しく拡散します。素焼きか釉薬有りかによっても表情が異なり、シェードの凹凸の模様を浮き出たせたり、シェードに穴を開けて光が漏れ出すように工夫されたりしているものも。
木材(薄くスライスし組み合わせたもの)・麻紐
北欧家具の流行から、近年人気があります。木材を薄くスライスし、曲げて形作ります。独特の光の漏れ具合が個性的な空間を作り出し、灯りをとるというよりは照明自体のフォルムを重視し、設置されている場合が多いです。また、麻紐で編まれたものもあり、アジアン、エスニックなインテリアに重宝されています。
和紙
和紙を竹ひごや木材、アクリルと組み合わせた照明は、自然で温かみがあり、純和風なものから和モダンまで多岐にわたります。
シェードが光を通しにくいタイプ
アルミ・銅・琺瑯(ほうろう)など
シェードに金属を使っているので、テーブルやキッチンの天板などの直下に光を届けます。シェードの上部分に光は回らないので、空間は少し暗く感じるかもしれませんが、逆にムーディな雰囲気に。金属の上にツヤのある塗装、またマットな塗装とすることで、同じ色でも異なる印象になります。色も白黒のモノトーンだけでなく、カラフルにもできるのが特徴。近年はファッションの影響を受けたくすみカラー、メンズライクなインテリアに影響を受けた黒も人気です。
アクリル・木材など
アクリルは薄いので軽い印象に。
木材は、焦げ茶のウォールナットや黄土色のブナなどを使ったものが多く、この2種類の木材を組み合わせ、色のコントラストを楽しめるようにした照明もあります。基本的には光を通しませんが、スリットを入れ、光が漏れ出るようにしたものも。木材のためナチュラルな印象になります。
シェードがないタイプ
最近は、メンズライクなインダストリアルデザインのインテリアの流行に伴い、電球のみが下がっているように見える照明も人気です。また、その電球の上に黒系のアイアンをまとった照明も、レストランなどで人気があります。
無骨すぎないソケット型 ペンダントコード 電球有り/無し 引掛シーリング MPN042
洗練されたシンプルデザイン。ソケット部分のなめらかな曲線がポイントのペンダントコード。曲線が無骨さを軽減させ、上品な雰囲気も感じられるデザインに仕上げられています。
1灯にする?それともか2〜3灯?
ペンダントライトが使用される場所として多いのが、ダイニングとアイランドキッチンやカウンターキッチンの手元灯です。
ダイニングの場合は、テーブルの大きさにもよりますが、一般的にダイニングテーブルの3分の1のシェードを選ぶと、十分な明るさを確保できるとされています。たとえば、長さ120~150cmのダイニングテーブルなら、テーブル長さの3分の1である直径40~50cmのシェードを1灯設置するとよいでしょう。
長さ150cmの4人掛けのダイニングテーブルなら、直径20~30cmほどの小さめのシェードのペンダントライトを2~3灯設置します。180cm以上のダイニングテーブルは、3灯以上を検討するとよいかもしれません。
キッチン手元灯は、少し設置の幅を詰めた方が必要な明るさがとれ、作業をする上で効率がよいでしょう。
ダイニングテーブルは料理が美味しく見えるようにオレンジ色の電球色を。アイランドキッチンやカウンターキッチンの手元灯は作業しやすいように昼白色か温白色がおすすめです。
スポットライトの種類
スポットライトの目的は、主に「モノを照らして魅力的に見せること」、「壁を照らして空間を明るくしたり、雰囲気を出したりすること」です。よって、ペンダントライトのように形や色が多種多様ではなく、筒状で、白・黒・シルバー色がほとんど。
材質も「アルミダイカスト」か「ガラス」の2種類が多くを占めています。
スポットライトの一番の特徴は、自由自在に角度を変えられること。照らすモノの位置が変わっても、合わせて角度を変えることができるので、汎用性も高いですね。
また、スポットライトで重要なのが、照らす角度。広角、中角、狭角に分かれます。広い範囲を照らして空間全体を明るくするか、照らすモノに焦点を定めて光をスポット的に当て目立たせるか、目的に合わせて電球選びも異なります。照明器具と電球が一体化していて、電球を交換できないものもあるので気を付けましょう。
1灯タイプ(LED電球)
モノに焦点を当てたり、壁に当てて光を部屋全体に回したりでき、一番用途が多い照明です。
壁にも天井にも付けられるタイプも多く、リビング、ダイニング、キッチン手元灯としても使用されます。
2灯タイプ(LED電球)
吹き抜けの壁を照らすのに適している照明です。片方は上に、もう片方は下に、と向きを変えて上下の壁を照らすことができ、便利です。
1灯タイプ(ハロゲン球)
ハロゲン球は、LED電球より演色性が高いため、モノを美しく、本当の色に近い形で見せる効果があります。LED電球よりも高価で寿命が短いため、お気に入りの小物を飾って見せ場を作りたい際に使用すると良いでしょう。
磁器ペンダントライト直径φ12.5cm 引掛シーリング MPN21 MPN21D
昼と夜と違った表情で楽しむペンダントライト。ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
ペンダントライトとスポットライトを組み合わせるメリット
ペンダントライトとスポットライトを組み合わせると、相乗効果で、立体感のある空間に仕上がります。また、調光機能を使えば、光の強弱により強調したいものは明るく、ぼんやりと照らしたければ暗めに設定して陰影を作ることもできます。
例えば、ダイニングでペンダントライトを下げ、スポットライトで壁を照らして間接照明のように使い、また別なスポットライトは下に向けて植栽を照らす、ということもできます。
引掛シーリング対応の簡易取付型ダクトレールも販売されており、ペンダントライトやスポットライトを追加したい時にも便利です。この場合は、ダクトレール対応のペンダントライトやスポットライトを選びましょう。既にお使いのペンダントライトやスポットライトがあれば、ダクトレール用の変換プラグを取り付け、設置可能になります。
今度、ショップやカフェ、レストランを訪れた時は、ぜひ天井を見上げてみてください。ダクトレールが張り巡らされており、ペンダントライトやスポットライトの位置など、自宅にも活かせるヒントがたくさんあります。
ペンダントライトとスポットライトのご紹介
では、気になるペンダントライトとスポットライトをご紹介していきましょう。
磁器ペンダントライト MPN10 MPN10D
磁器ペンダントライトは職人がひとつひとつ釜でていねいに焼きあげた磁器をシェードに使っています。昼間は磁器の白さが部屋に清潔感を与え、夜は磁器から漏れる光が温かさと和らぎを与え、昼夜で違う表情を見せます。夜は特にろうそくが灯るような印象に。全8デザインの中から、お好きな形や模様をお選びいただくことができます。
ダクトレール用木目調スポットライト
パステルカラーのシンプルな形状のスポットライト。ナチュラルな木目調と黒・白・グレー・ブルー・ピンクのツートーンの5色展開です。複数台設置する場合は、同じ色で揃えたり、パステルトーンで揃えたりと楽しむことができます。優しい色合いなので、子供部屋や店舗照明にも合います。
光の方向を変えられるので、グリーンや壁に飾ってある絵などを照らして、アイポイントを作ることもできます。シーリングライトのような部屋全体を照らす照明とは違い、部屋の一部やインテリアを引き立たせるように照らすことができるのも魅力です。
まとめ
ペンダントライトやスポットライトは、単体で使ったり、組み合わせて使ったりすることにより、空間に奥行きと広がりをもたらすことができる優れた照明器具です。インテリアのプロでなくても、部屋の仕上がりがワンランクグレードアップします!ぜひお部屋に取り入れて、変化を楽しんでくださいね。