部屋の照明にはさまざまな種類がありますが、天井に取り付けるタイプが「シーリングライト」をリビングの天井などに取り付けているおうちも多いのではないでしょうか。
少し前までは、シーリングライトは単純に電気のオンオフのみのものも多かったですが、最近では調光機能がついたものが一般的になっています。
では、シーリングライトの調光機能の魅力は、どんな点にあるのでしょうか。本記事では、シーリングライトの調光機能について、シーリングライトや調光の基礎知識も交えて紹介します。
シーリングライトの設置を考えている方、調光機能付きのものに切り替えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。
シーリングライトとは?
一般的に「シーリングライト」とは天井に設置する照明のこと。「シーリング」とは英語で「天井」を意味する言葉で、その名の通り、天井に取り付けられるライト、という意味です。
天井から吊り下がったペンダントライトなどではなく、天井にペタッと貼り付いたような形状のものを「シーリングライト」と考えるとわかりやすいでしょう。
シーリングライトは高い位置から部屋全体を照らすことができるため、リビングなどのメインの照明として利用されることが多い傾向です。
また、シーリングライトの種類はさまざまで、シンプルな形状のものや、装飾的なデザインのもの、モダンなデザイン、レトロやアンティーク調のものなど、バリエーションが豊富。
そして、以前は蛍光灯のものがほとんどでしたが、最近はLEDを採用したものが主流になっています。それに伴い、さまざまな機能が搭載されたシーリングライトが増えているのです。
高機能なシーリングライトの中には、スピーカーやプロジェクターと連動したものなどもあります。また、スマートフォンと連動させて、スマートフォンから操作できるといった機能のあるものも。
このように、さまざまな機能が付いたシーリングライトもありますが、最も注目すべき機能が「調光機能」と言えるでしょう。詳細は、この後詳しくご紹介します。
調光・調色とは?
「調光」は、照明の明るさを調整する機能のことを指します。電気のスイッチのオンオフ機能だけの照明器具であれば、電気を点けた時の明るさはいつも同じですよね。もう少し明るい方がいい、暗い方がいい、と思っても部屋の印象はずっと一定です。
しかし、この調光機能があると、必要な時に必要な明るさを選べるため、生活空間がより快適になります。例えば、夜が深まってきたら明るさを落としてリラックスした雰囲気を作ったり、逆に作業をする時は明るくして視認性を上げたりと、さまざまな生活シーンにフィットします。
また、調光機能だけではなく、色温度の変更が可能な調色機能がついたものもあります。
「色温度」とは、光の色の温かさや冷たさを表す単位のこと。調光と色温度の変更が一緒にできると、より細かな光の調整が可能になります。これにより、自分好みの照明にカスタマイズできるのです。
さらに、最近では前述のとおり、スマートフォンやタブレットから操作できる調光機能を持つシーリングライトも登場しています。これにより、家のどこからでも、あるいは外出先からでも自宅の照明の明るさをコントロールすることが可能に。最近では、AIと連携して、声での操作ができるものも登場しています。
このように、調光機能が付いたシーリングライトを使えば、照明器具を変えることなくお部屋の印象を簡単に変えられる、というのが大きな魅力でしょう。
部屋全体を明るくするLEDシーリングライト LOG
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
シーリングライトの選び方
調光機能付きのシーリングライトを導入する際、調光機能以外にも、シーリングライトを選ぶポイントがあります。では、どのような点を考慮すれば良いのでしょうか。
部屋の広さと天井の高さに合わせて選ぶ
シーリングライトを選ぶ際に最初に考えるべき点は、シーリングライトを設置する部屋の広さと天井の高さです。
広い部屋や天井が高い場合、大きめのシーリングライトや明るさの強いものを選ぶと良いでしょう。反対に、狭い部屋や天井が低い場合は、コンパクトなサイズのものや柔らかい光を放つものが適しています。
ライフスタイルや利用シーンで選ぶ
シーリングライトを設置する部屋で、自分がどのような過ごし方をするのかというのもポイントです。
読書やデスクワークが多い方は、明るさを調節できる調光機能付きのものが便利です。また、リラックスできる時間を大切にしている方は、雰囲気を変えられる色温度調整機能があると良いでしょう。
どちらの過ごし方もするのであれば、両方の機能のものを選んでおくと、後々便利ですよ。
デザインやインテリアで選ぶ
シーリングライトは部屋の雰囲気を大きく左右する存在です。そのため、部屋のインテリアとの調和も重要。
インテリアの雰囲気に合ったシーリングライトを選択しましょう。天井に貼り付くフラットなタイプだけでなく、スポットライト付きのものや和室に合うデザインなど、さまざまなものがあるので、ぴったりのものがきっと見つかります。
エネルギー効率で選ぶ
電気代を節約するために、エネルギー効率の良いシーリングライトを選ぶこともポイントです。特にLEDタイプは、初期費用は高いものの省エネ効果があるので長期で考えると経済的と言えるでしょう。
メンテナンスのしやすさで考える
電球が切れた際に、電球を替えやすいかどうかといった点もじつはポイント。カバーが外しにくかったり、複雑な仕組みで自力では替えられなかったり、という場合もあるので、チェックしておきましょう。
なお、LEDシーリングライトはライトと器具が一体型になっているものが多く、電球交換できないものが多いです。
しかし、LEDは長寿命のため交換しなくても長く使えます。器具自体の寿命は10年と言われているため、光源寿命が40,000時間の器具であれば、目安として10年程度は使用できるでしょう。ただし、設置場所などにより、10年より早くライトが切れる可能性もあります。
癒し空間をつくる可愛い球状ランプ3灯がついた シーリングライト
灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能です。コンパクトでミニマルな乳白フロストガラスにより、やわらかなあかりで空間をリズミカルに演出する「スフィアシリーズ」のシーリングライトです。
シーリングライトの調光機能についてのメリットとデメリット
昨今は、多くのシーリングライトに調光機能が付いていますが、調光機能にはどのようなメリット、またデメリットがあるのでしょうか。
調光機能のメリット
調光機能のメリットは下記のとおりです。
光の調節ができる
調光機能の最大のメリットは、照明の明るさを自由に調節できることです。リビングで家族全員で過ごす際は明るく、夜にゆったりと過ごす時間は暗め、など、生活リズムや状況に合わせて調節できます。
目の負担をやわらげる
強すぎる光は目に負担をかけます。調光機能を活用して、適度な明るさに調節することで、目の疲れをやわらげます。
雰囲気作りができる
照明の明るさを調節することで、部屋の雰囲気を自在に変えることができます。リラックスタイムには暗めに、集中したい時には明るく、などシーンに合わせた雰囲気作りが可能です。
省エネ効果がある
調光機能がない場合、常に同じ電力を使っていますが、明るさを落とすことで、電力消費を抑えることが可能です。
デメリット
調光機能のデメリットは下記のとおりです。
初期費用が高い
調光機能付きのシーリングライトは、調光機能がないシーリングライトに比べて価格が高い傾向にあります。そのため、初期費用が高いことがデメリットです。
操作が複雑な場合がある
多機能な分、操作が複雑になることもあります。特にお年寄りや小さなお子さまが使う場合は、操作方法を覚えるのが難しい場合があるので注意が必要です。
空間をほんわか照らす5灯の球状ランプ付きシーリングライト
かわいい球状のランプがリズミカルに天井を照らします。灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能。
調光できるシーリングライトで豊かな暮らしを
照明は、部屋の印象を大きく変える存在です。中でもシーリングライトは、部屋全体を広く照らす役割を担うので、その存在感もひと際大きくなります。
しかし、同じ部屋で過ごす場合でも、時間帯や過ごし方によって、必要な明るさ等は違うもの。また、シーリングライトの一定の明るさでは、求める雰囲気に合わない場合があります。
そこで、調光機能のあるシーリングライトを使えば、その時々に合った照明に変えられるのが魅力です。お部屋の印象もガラッと変わるので、シーリングライト1台でお部屋の印象の演出をしてみませんか。