北欧の生活では、シーリングライトのような照明は使わず、フロアライトやテーブルランプで過ごすことが一般的です。自分の過ごす場所に必要な灯りがあればいいという考え方です。
そのため、北欧テイストのお部屋にしたいと考えているのなら、フロアライトを取り入れることをおすすめします。しかしフロアライトといっても種類は様々で、どのようなものを選べばいいか迷ってしまうことでしょう。
そこで今回は、おしゃれなフロアライトで北欧空間をつくる際のポイントをご紹介していきます。北欧テイストにぴったりなフロアライトを選んで、おしゃれなお部屋をつくりましょう。
目次
北欧テイストのお部屋におしゃれなフロアライトがおすすめの理由
フロアライトとは、ライト自体が自立していて、床置きできる照明のこと。見た目がおしゃれなだけでなく、以下のようなメリットもあります。
シーンに合わせて明るさをプラスできる
フロアライトは、気軽に灯りを追加できるのでおすすめです。暗いと感じる場所でも特別な工事をすることなく、フロアライトを置くだけで明るさを補うことができます。
また、ソファでくつろぐ時や読書をするために手元を明るくして欲しい時など、シーンに合わせて明るさをプラスすることができます。
部屋のコーナーに置いて間接照明として使うことも
部屋のコーナーにフロアライトを置いて一室多灯にすることで、立体的な空間を演出することができます。
また、フロアライトを部屋のコーナーや壁の近くに設置して間接照明のように使うこともできます。壁を間接的に照らすことで、部屋を広く見せてくれます。
自由に移動ができて便利
フロアライトの便利なところは、気軽に移動させられること。
ペンダントライトやシーリングライトなどの照明は設置する場所が限られるため、気軽に場所を変えることができません。しかしフロアライトなら、コンセントがある場所ならどこでも自由に移動させられるのでおすすめです。
1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト
灯部が2つあることにより、様々な空間演出が可能。一方は机上やソファ横などを照らし、もう一方は灯部を上に向け空間を照らすアッパーライトとして使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。灯部に自在器がついていて、照射方向を変えられます。それにより多様な使い方、空間演出が可能なため、1台で雰囲気を変える効果が高いフロアスタンドライトです。
北欧テイストのお部屋におしゃれなフロアライトを置く際の注意点
おしゃれなフロアライトは北欧テイストのお部屋におすすめですが、フロアライトを置く際には注意するポイントもあるので確認しておきましょう。
電源の場所とコードの長さに注意
場所を問わずどこでも気軽に設置できるフロアライトですが、フロアライトを設置するには電源を取る必要があります。
フロアライトを置きたい場所の近くに電源を取るコンセントがない場合、コードが届かなかったり長くなってしまうことになります。その場合、通路にコードが伸びていて邪魔になるだけでなく、見た目にも美しくありません。
そのためフロアライトを置く場所は、なるべくコンセントに近い場所がいいです。どうしてもコンセントとの距離ができてしまう場合は、コードが通路を横切らないように工夫しましょう。
フロアライトは転倒の危険性もあります
フロアライトは固定された照明ではなく、さらには背丈も高いため、転倒の危険性があります。倒れないようにするためには、床につく面がしっかりとしたものを選んだり、通路になる場所を避けて設置するといった対策が必要です。
北欧テイストにおすすめのおしゃれなフロアライトの種類
フロアライトには、シェード型・スポットライト型・トーチ型の3つの形状があります。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
シェード型
フロアライトの中でも、スタンドの先の電球を包み込むように笠のようなカバーが被っているタイプのものをシェード型と呼びます。シェードを通すことで光が柔らかく広がり、周囲を明るく照らしてくれます。シェードの部分はアクリルやファブリック、ガラスや木材などさまざまな素材のものがあるため、お好みのインテリアに合わせることができます。
グローブ型
グローブ型は、光源全体をアクリルやガラスなどの透過性の素材でできたカバーで覆っているフロアライトです。電球が直接見えないようにアクリルやガラスが乳白色になっているものが多いです。ボール型や円筒型など、形や色も様々でデザイン性があります。高さが低いものもあるため、重心の低い明かりで部屋全体を落ち着いた雰囲気にすることができます。
スポットライト型
スポットライト型は、一点を集中的に明るく照らすのが特徴のフロアライトです。電球を覆うシェードがついていますが、シェードの素材は光を通さないものが多いです。そのため、一点の場所を照らしたいときに適しています。角度を自由に変えられるので、読書の時に手元を明るくしたり、壁面を照らして間接照明として使うこともできます。シンプルな見た目なので、北欧風インテリアにもよくなじみます。
トーチ型
トーチ型のライトは、シェード型とは逆に、笠がひっくり返ったようにシェードがついたフロアライトです。シェードの上側が開いているため、部屋の上部を照らします。上を向いているため目に直接光が入らず、柔らかい光を間接的に広げるのが特徴。柔らかい光は癒しの効果があるため、寝室に最適なフロアライトです。
おしゃれなフロアライトで北欧空間をつくる際のポイント
おしゃれな北欧テイストのお部屋をつくるには、どのようなフロアライトを選べばよいのでしょうか。それでは、北欧テイストにぴったりなおしゃれなフロアライトを選ぶ際のポイントをご紹介します。
北欧らしい素材のフロアライトを選ぶ
フロアライトで北欧テイストのお部屋をつくるなら、シェード部分に北欧らしい素材を使ったものを選ぶといいです。自然豊かな北欧では、自然を感じられるあたたかい素材の家具が使われます。ぬくもりのある木やファブリック素材がよく合います。木の色味は、白っぽい色合いなら北欧らしいナチュラルな雰囲気に、黒っぽい色合いなら北欧でもモダンな雰囲気になります。色は白やグレー、アイボリーなどのナチュラルな色が基本となります。そこにアクセントとしてアースカラーのブルーやグリーン、イエローなどを取り入れてもおしゃれです。
照らしたい場所に合ったフロアライトを選ぶ
部屋の中のどの空間を明るくしたいかによって、選ぶライトは異なります。また、場所をとりたくない場合はスマートなフロアライトを選んだり、インテリアとして置きたいのであればデザイン性のあるフロアライトを選ぶとよいでしょう。ソファや机で読書や作業をする場合に使うのであれば、直接手元を照らしてくれるスポットライト型のフロアライトを選ぶといいです。また、スポットライト型のフロアライトは絵画やオブジェなどに光を当てたい場合にも使えます。間接照明は、まわりに柔らかい光を広げ、ムードのある雰囲気を作るのにぴったりです。シェード型のフロアライトを部屋の角に置けば、まわりを柔らかく照らしてくれます。フロアライトをいくつか置いたり、他の照明と組み合わせたりすれば、部屋全体を明るくすることができます。寝室などのくつろぎの空間に取り入れるのであれば、トーチ型のフロアライトがおすすめです。就寝前や夜中に起きた時などでも眩しくありません。
まとめ
コンセントに繋ぐだけで気軽に灯りをプラスしてくれるフロアライトは、おしゃれな北欧テイストのお部屋にぴったりです。木やファブリックなどの素材を使ったフロアライトなら、北欧テイストによく合います。また、フロアライトを選ぶ際は、設置場所や用途にあったものを選びましょう。
お気に入りのフロアライトを置いて、北欧テイストのお部屋をさらにおしゃれに演出しましょう。