5年程前から、日本でインダストリアルテイストのインテリアが流行り出すようになりました。
「インダストリアル」「男前」「大人かっこいい」など合わせてよく耳にしますね。
そもそもインダストリアルって何?「アンティーク」とか「ブルックリン」とか色々似たような言葉もあるけど、何が違うの?と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インテリアのテイストにはかなりの数があります。アメリカ、北欧、和テイストは人気の高いところですが、更に歴史と国によって細かく分かれています。
中でも1920年代、イギリスの産業革命後にアメリカでは大量生産・大量消費のビジネスが発展しました。その時代以降、大量に安く作られた製品はインダストリアル(industrial:工業の・産業の)デザインと呼ばれる様になりました。
この頃世界中でデザインは転換期を迎え、それまでの職人仕事の装飾美をそぎ落とし、機能性・実用性を重視した製品が量産化され始める様になりました。
よく「ブルックリンスタイル」と混同される事が多いのですが、違いとしてはより素材の持つ風合いや経年劣化を楽しんだ時代のインテリアテイストがインダストリアルテイストです。
ブルックリンスタイルはもっと近代の1990年代に、ニューヨークの工業都市の一部ブルックリン区で、アーティストやクリエイター達がもっとカジュアルモダンをミックスさせて工場やアパートをリノベーションして住み始めました。その頃のインダストリアルテイストとモダンテイストがミックスしたようなインテリアテイストの事を言います。
ブルックリンスタイルテイストのオフィスです。インダストリアルテイストに建物の構造は似ていますが、少しモダンでアーティスティックな要素が加わっています。
目次
インダストリアルテイストのスタンドライトとは?
近年日本で流行っているインダストリアルテイストのインテリアと呼ぶ内容は、先程までに挙げた時代の様な、工業的で無骨なイメージのインテリアを言います。当時のヴィンテージ家具や照明も大量生産された背景があるので、それを使う事も出来ますし、インダストリアルテイストで新たに製造されている商品も多く、それを使ったインテリアでまとめると良いです。
また、職人仕事のアンティーク家具もまだ残る時代のテイストですので、アンティークデザインの家具とも相性が良いです。
倉庫や工場で使われていそうなコンクリート壁レンガ壁・剥き出しの配管や配線、スチール素材の家具や雑貨のある部屋に、アンティーク調の温かみのある木材やレザー製の家具等を組み合わせてもインダストリアルテイストの部屋がおしゃれに決まります。
ここでインダストリアルテイストのインテリアにおいて、特に重要となってくるのが照明です。中でも取り入れやすさと存在感の大きさよりおすすめしたいのは、移動が出来て、工事も要らないスタンドライトです。
インダストリアルテイストのスタンドライトの役割
ワークライトMST036
インテリアのテイストを変えたいなという時や、賃貸の場合、大がかりな工事は困難です。シーリングライトを取り替えることでお部屋の雰囲気を変えることも可能ですが、コンセントタイプの補助照明を上手に活用することで、ワンランク上の照明環境を楽しめます。部屋の全体照明はシーリングライトを使い、部屋のコーナーや手元など用途に合わせて明かりの色や明るさに変化をつける事の出来るスタンドライトがおすすめです。
照明の存在感は大きく、部屋の印象を左右します。特にインダストリアル(工業的)から連想出来る工場というと、無機質な裸電球やスチール素材の照明器具ではないでしょうか?
金属部の塗装も、つやつやしたものでは無く、サテン仕上げや凹凸のあるさびれがあるような照明がインダストリアル照明で、是非インダストリアルインテリアに合わせたい要素です。
スタンドライトを置くとコンセントの配線が見えてしまう・・・と思われるかもしれませんが、インダストリアルテイストの部屋にはそういった無造作なしつらえがむしろ好条件なのです。
インダストリアルテイストのスタンドライトの種類
主にスタンドライトは床に置くフロアスタンドタイプと、机や台に置くデスクスタンドタイプ等があります。更に細かく種類を分ける事も出来ますが、大きく分けると下記の3つのタイプに分かれます。
●間接照明タイプ・・・一般的には、光源からの光を天井や壁に反射させて、室内の雰囲気をやわらかくしたり、広く見せたりするのに使います。光源から上のみまたは下のみある程度出す種類があります。
●局部照明タイプ・・・例えば、机の上やミシン台など、細かい作業をする時に光源から下方向の手元だけを照らすのに使います。
●全般拡散照明タイプ・・・光源から上方向・下方向への全方向へほぼ平均的に照らすのに使います。
補助等としての役割が大きいので、他の照明も一緒に組み合わせるようにしましょう。スタンドライトの電球の色はオレンジ色の電球色を選ぶ様にすると、よりインダストリアルテイストな部屋になりますよ。
MotoMおすすめ!インダストリアルなスタンドライト4選
①1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト[MST09]
一方は机上やソファ横などを照らし、もう一方は灯部を上や壁に向け空間を照らす間接照明として使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。
2灯が自在に動くため、より多様な使い方、空間演出が可能なため、1台で雰囲気を変えられるフロアスタンドライトです。鋼板の黒色サテン塗装がよりインダストリアルテイストな空間を演出します。
1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト[MST09]
灯部が2つあることにより、様々な空間演出が可能。一方は机上やソファ横などを照らし、もう一方は灯部を上に向け空間を照らすアッパーライトとして使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。
②水耕栽培も楽しめるLEDデスクスタンドライト MST01-BK
こちらはLEDの光と水耕栽培にて、バジルやミントといったハーブやレタスなど葉もの野菜を栽培できます。できるだけLEDの光に近づけて毎日16時間以上照射するとお部屋で育てることができます。ベッド周りに置くとよりリラックス出来る雰囲気になる事でしょう。
インダストリアルテイストのインテリアは、濃い色の木目・レンガや床・建具に、コンクリート壁に黒やシルバーの金物素材がベースになるので、室内全体が暗い印象になりがちです。
室内を明るくする照明の役割は大きく、更にこのように観葉植物や生花等でインテリアの色合いにメリハリをつけるのがおすすめです。
裸電球タイプは、剥き出し感が特徴のインダストリアル照明らしいデザインです。こちらの土台の素材は樹脂ですが、木を切り出した様なかたちで温かみがあります。無骨な中にも温かみのあるデザインはインダストリアルテイストなインテリアにぴったりです。
④サビ風黒色塗装ワークライト[MST023]
サビ加工の塗装がしてある事により、点灯していない時にも存在感がありおしゃれです。剥き出しの電球もよりインダストリアル感の強いデザインです。
まとめ
いかがでしたか?よく聞くインダストリアルテイストなんだけど、実はよく知らなかった・・・とか少し勘違いしていたかも・・・という方にもお役に立てて頂けたでしょうか?いくつかの特徴を掴んで照明を選ぶ事でグッとインテリアの印象が変わります。スタンドライトはインテリアに取り入れやすいので、各部屋やスペースによって用途を変えて置いてみてくださいね。
インダストリアルテイストと聞くと無骨で飾り気の無い、男性的な印象も受けやすいですが、木材家具や観葉植物・アンティーク調家具なども組み合わせると、カフェ風なくつろげる印象になります。新築やリフォームだけでなく、賃貸住まいの方も是非インダストリアルテイストのインテリアを楽しんでみてくださいね。