お洒落な家というと、1個印象的な、家主こだわりのペンダントライトのある家が多いですね。
ペンダントライトとは、天井からコード類で吊るされた照明器具の事です。 最近はLDK間取りが普及している事もあり、LDKのシンボルとなる、ペンダントライトの種類が色々と販売されています。 色々とあり過ぎて、何を選んだら良いのか分からない、という方は多いと思います。
目次
ダイニングにペンダントライトがおすすめな訳
LDKのペンダントライトの設置可能な場所としては、アイランドキッチン、リビング、その他吹き抜けや階段上等がありますが、中でもおすすめの設置場所はダイニングテーブルの上です。
ダイニングは家の中でも、家族が過ごす時間が特に長い空間です。是非お気に入りのペンダントライトを家族や友人と囲んで過ごしたいですね。
機能面:料理をよりおいしそうに見せる
ダイニング上にペンダントライトを取り付ける事の効果の1つに、料理の主役感が増すという事があります。
スーパーマーケットでも、食材のゾーンによって照明の種類や色味が違うと思いませんか?
お店全体を明るくする天井照明と合わせて、更にペンダントライトや近くに設置したスポットライトで、周囲との明暗コントラストを付けて、見せたいものの存在感を大きくしているのです。
更に色みに関して言うと、白みや青みの強いタイプの照明は、集中力を上げたりと、活発に活動したい日中には効果的なタイプですが、青みのある照明では食欲が湧きません。
反対に、赤い波長を含んだ電球色の照明を食材に当てる事で、より食材の赤味を引き立たせ、食欲を湧かせる効果があります。
また、電球色の空間にはリラックス効果があるので、食事の際のリラックス効果は大きいです。
カフェやレストランでも同様の効果があり、よく計画配置されている照明器具ですね。
ペンダントライトには電球色タイプの商品が多いのも納得です。
デザイン面:空間を演出するアクセントになる
ペンダントライトは先にも述べた通り、天井から吊るすもので、天井照明よりも目線に入りやすいです。来客者にとってはほぼ目線高さにあるペンダントライトは最初に目に留まるものとなるでしょう。
インテリア業界の言葉で、フォーカルポイントという言葉があります。空間の中で1つ視線の集中する、目を引くものの事を言います。
例えると、照明以外にも大型の観葉植物、アートパネル等がフォーカルポイントとして取り入れ易いです。
フォーカルポイントを上手く取り入れた空間は、インテリアに立体感やメリハリを感じやすくワンランク上の品のあるインテリアになります。
ダイニングにおすすめのおしゃれなペンダントライト
LEDアクリルカバー付き 円筒ペンダントライト 要施工 MPN06
こちらは、LED電球ならではのデザインです。細身なアルミ性の円筒形のボディと、光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。電球にアクリルのカバーがある事で、目線にある光源も眩しくなく優しい光が照らします。
4色の展開ですが、敢えて色をバラバラに並べたり、コードの長さ調節で高低差を付けたりする事で、よりアクセント要素のあるお洒落な印象にする事も出来ます。
存在感のあるペンダントライトの選び方
アートな6灯ペンダントライト 銅メッキ クロームメッキ 埋込引掛ローゼット
こちらはかなり印象的なペンダントライトです。まるで美術館やホテルのホールのアート作品かの様なアーティスティックなデザインです。
全長が1mあり横幅も広いので、広いリビングがあり吹き抜けや天井の高いダイニング空間にお勧めです。家の主役になる事間違いなしです。
①部屋・テーブルに合ったサイズ
ペンダントライトは、部屋の大きさ、天井の高さに合ったペンダントライトを選ぶ事が大切です。
先程上に挙げた6灯ペンダントライトの場合、天井の高い空間にはお勧めですが、一般的な2.4m程の天井高の場合だと、ダイニングテーブルの上で存在感が大きすぎる場合があります。
また、それぞれの電球のセード(電球を覆うカバー)がワイヤーのみなので、手元から近過ぎると食事の際に眩しく感じるでしょう。
ペンダントライトのメリットとして、コードの長さを調節出来るものが多い点があります。
ご家庭のテーブル高さに合わせて適切な長さに変更しましょう。(こちらの商品はMOTOMの特注対応にてコード長さを変更しています。)
簡単な方法としては、シーリングカバーという、天井の引掛けシーリングとプラグの接合部分を隠してくれるカバー内に、コードを少し巻いて入れてあげる事です。
コードリールやコードアジャスター、コードクリップといった物を使う事も出来ますが、出来ればもっとすっきりさせたい、という場合は、購入時からコード調節できるタイプの商品を選ぶのが良いです。
テーブルとペンダントライトの間の距離は、70cm~80cmが適切です。
低すぎると手元が明るくなりますが頭が当たって邪魔です。高過ぎてもテーブルの上が均等に照らされますが、手元が十分に明るくなくなってしまいます。
基本、取付場所はテーブルの中心が理想です。
テーブルの上を均等に照らす目的と、見た目のバランスの良さの目的があります。
テーブルが2〜4人掛け程度のサイズの場合、テーブルの1/3程の大きさの照明を1個取り付けるのがバランスの良い選び方です。
クリスタルガラス 3灯LEDペンダント GPN004-3 埋込引掛ローゼット
テーブルが6人掛け程度のサイズ以上ですと、1個のペンダントライトではテーブル全体に明かりが届かない可能性があるので、上の商品の様な幅の広いタイプか、先に挙げたように、複数個並べてもお洒落に見える小さいペンダントライトを多灯使いすると良いです。
小さなペンダントライトを複数個取り付けたい場合、天井にある一個の引掛シーリングでは足りませんね。新築・改築等大掛かりな工事予定がある場合には、最初から引掛シーリングの数を増やして貰えば良いのですが、賃貸物件や建売物件等でその様に出来ない環境も多いです。
そういった場合に必要になってくるのは、ダクトレールという部品です。
引掛シーリングに取り付ける多灯用のレールです。後付出来て、取り外しも出来るので便利ですよ。引掛シーリングの種類によっては穴を開けなければならないため、ご購入前にご確認ください。
②光の出方・素材
ペンダントライトの選び方の目安として大切なポイントに、光の出方と、それを左右するセードの素材があります。
光の出方は主に下の様に分けられます。
●光を全体に放つタイプ(主に光を透過する素材のセード)
●局所的に下方だけ照らすタイプ(主に光を透過しない素材のセード)
スモークガラスのセード 1灯ペンダントライト 幅φ30cm GPN002 引掛シーリング
こちらはガラス製のセードです。ガラスの凹凸で明かりが拡散し、この1個だけでダイニング全体が明るく照らされています。こちらの写真を見ても分かる様に、セードによって影の出方も異なってきます。
昼間は清潔感のある爽やかな印象ですね。昼と夜の見え方の違いも楽しめます。
北欧風 木調セード ペンダントライト 直径32.cm 電球有り/無し 引掛シーリング MPN046
こちらは、あまり見掛けない木目調のセードです。素材は実は鉄で出来ているので、光を透過しません。ダイニングテーブルのみを照らすので、ダイニングテーブルの主張がより強くなります。
まとめ
いかがでしたか?様々なペンダントライトが販売されている世の中、ペンダントライト選びもいくつかのポイントがある事が分かりました。
ペンダントライトは空間にアクセントを付け、温かみのある空間作りに役立ちます。他のダウンライトや間接照明もバランスよく使い、部屋全体の明るさバランスも意識するようにしましょう。