さて、この写真は美術館でしょうか?ホテルでしょうか?そう感じる程この空間が素敵に見えるのには訳があります。ソファもスツールもラグも素敵。ですが、上に照明がある事によって、よりこの空間が引き立っているのです。
何故この照明なのか?何故この位置にあるのか?等、こちらの記事を読んで頂ければヒントになるかと思いますよ。
目次
ペンダントライトの役割
例えば先程の写真の場合、色で言うと、グレーとブラウンでまとめられています。ただこんなに素敵な家具や素材でも、光が無いとくすんで見えてしまう色合いです。
また、普通、家具は床に近い所にあります。その為見る人の目線は下に行きがちなものですが、この様に存在感のあるペンダントライトが目線の高さに入る事で、空間を立体的にとらえる事が出来、よりバランスの良くメリハリのある空間に仕上がります。
また、インテリアのテイストに合わせたペンダントライトを選ぶ事は重要です。こちらの照明は波打つクリスタルガラスのセード(電球を覆うカバー)から出る明かりと影により、よりラグジュアリー感を強調しています。
①コードの長さを調節して周囲との明るさに差をつくる
ペンダントライトとは、コードでぶら下がっている照明の事を言います。
部屋全体を明るくする全体照明というよりは、部分的に照らす役割が強いです。
無骨すぎないソケット型 ペンダントコード 電球有り/無し 引掛シーリング MPN042
例えばダイニングテーブルの上に取り付けた場合、ダイニング空間のみに絞って明かりを使う事により、その空間を強調し、リビング・ダイニングを緩やかに分ける役割になります。
コードの長さは短い程、天井周りを明るくしますし、長い程食べ物を照らしてよりお料理を美味しそうに見せてくれます。
こちらのペンダントライトの場合、裸電球ですので、食事をする際に眩しくない様に配慮した高さにすると良いです。
ダイニングテーブルと照明の間は目安として70〜80cmがおすすめですが、器具によっては眩しくないように高さを調節するのが良いでしょう。
②デザインが豊富で空間にアクセントとなる
ホール内、LDK、トイレ、階段等、ペンダントライトが1個あるだけでお洒落な空間になります。天井照明とは違い、必ず目線高さに入り印象付けるので、来客者の印象にも残りやすいです。様々な部屋のそれぞれの用途・テイストに合わせて選べるように、かなりの商品数が市場に販売されています。
ここで、MotoMオリジナル製品もご紹介しながら、セードの種類がどんなものが人気があるのかご紹介します。
●ガラス製・・・透明感があり、光源からの明かりを上下左右に最も拡散します。ガラスの形状によって拡散する影まで楽しめます。
ビンテージテイスト クリアガラス LED一般クリア電球 真鍮ソケット ペンダントライト 幅φ23cm GPN011 引掛シーリング
●布製・・・布から透過する明かりが柔らかく、眩しさを抑えてくれます。寝室やリラックスしたいカフェ等にお勧めです。
3層からなる布セード ペンダントライト 茶/グレー/ナチュラル 引掛シーリング MPN045
●麻紐製・・・布製に通じるものがありますが、自然素材を使っているだけあって、よりナチュラルな印象です。編み込んだ隙間から柔らかく光を拡散します。
麻紐を使ったセード ペンダントライト ランプ有り/無し MPN050 引掛シーリング
●磁器製・・・キャンドルの様な優しい明かりを放ち、清潔感のある印象です。
マットな質感 磁器ペンダントライト 直径φ14.4cm 引掛シーリング MPN11 ダクトプラグ レール MPN11D
●アルミ・ステンレス等の金属製・・・無骨な印象を持ち、スタイリッシュまたはレトロなテイスト等のインテリアに合います。
ブロンズ ペンダントライト 電球有り/無し MPN051 引掛シーリング
その他・陶器製や紙製・アクリル製等もあります。
お部屋のテイストに合わせてお気に入りを選んでみてくださいね。
インテリアとしてのペンダントのデメリット
ここまでご覧頂いて、既にどの部屋にどんなペンダントライトを買おうかなぁとお考え頂いた方に、いくつか注意点をご案内します。
部屋全体は明るくならない
先にも申し上げましたが、ペンダントライトだけでは部屋をまんべんなく明るくする事は難しいです。他の照明と合わせて使う事をおすすめします。まず、商品を購入する際に、商品説明表示をよく確認して頂きたい点があります。
●色の表示・・・ほとんどのペンダントライトの光源色はオレンジ色系の「電球色」です。
特に手元をよく見て作業を伴う様な空間(キッチン上や書斎など)では他の色の照明も検討し合わせて使うのがおすすめです。
●明るさの表示・・・現在多くの商品はLEDランプを使用しています。
「白熱灯〇〇W相当」「光束〇〇lm(ルーメン)」と表示されている事が多いです。
よく分からない・・・となると思います。
白熱灯の明るさはなんとなく分かるという方が多いので、今まで一般的に多く表記されてきました。lm(ルーメン)とはLEDランプから出る光の量の単位です。そもそもワット数は明るさではなく消費電力の単位なので、例えば60Wが何ルーメンに相当するのかは正確に換算出来ません。
一応、日本照明工業会では次の目安を発表しています。LED電球を全体照明(シーリングライト)で使用する場合、760lm~810lmで白熱灯60W相当の明るさになります。
ただしペンダントライトにおいては、405lm程度と記されていますが、取付高やセードの種類に左右されるのでご注意ください。
取付位置に注意すると◎
●ダイニングテーブルの上の場合
まずテーブルの大きさ・部屋の大きさに合わせて、バランス良いサイズを選びましょう。
次にダイニングテーブルの中央に取り付けましょう。見た目のバランスだけでなく、テーブルに当たる光にムラが出ます。
丁度良い位置に設置出来ない場合、軽い商品でしたら天井に引掛けるフックやダクトレールを利用しましょう。
ダクトレールを取り付ける場合、レール用またはダクトプラグタイプの照明器具を購入すること、引掛シーリングタイプの照明器具の場合は下記レール用のプラグが必要です。簡単に取り外し・位置移動が出来て便利ですよ。
ペンダントライトの取付方がそもそもよく分からない、という方へもう少し詳しくご説明します。
賃貸物件等では最初から天井に施工・設置してある事の多い、引掛シーリングボディに取り付けるのが簡単です。
引掛シーリングのプラグを溝にはめて、時計回りにカチッと音がするまで半回転するだけで取付が可能です。
注意が必要なのは、トップの写真の商品の様に、重量のあるタイプです。シャンデリアにも共通しますが、重量のあるタイプのものは、より強度の高い埋込引掛ローゼットというタイプが多いです。
引掛シーリングと似ていますが、更にねじ止めが必要になります。こちらに替えたい場合は電気工事士さんの施工が要るので、新築や改築の際にお勧めです。
シーリング・・・5kgまで ローゼット・・・10kgまで
上記が目安ですが、更に重量があるものは、天井に補強下地が必要になってきます。梁にボルト金具を通して荷重を持たせる場合等の方法になるので、工務店や大工さんとも確認が必要になります。
●お子様や猫の届かない高さに設置しましょう。
引っ張ったり、光源に触ってしまうと大けがに繋がる事があります。
ホコリに注意すると◎
ペンダントライトは目線高さに吊るす事が多いので、当然ホコリが溜まります。セード上部に溜まったホコリは視界で気になるものとなるでしょう。溜まったホコリがダイニングテーブルに落ちてきたら不衛生で嫌ですよね。定期的に拭き掃除しましょう。
照明のメンテナンスの際には、スイッチを切ってから行う事をお忘れなくお願いします。
まとめ
いかがでしたか?ただ1個あるだけで各段にインテリアがおしゃれになるペンダントライトは是非欲しいですよね。いくつかの特徴や注意点を理解して、ご自宅にピッタリなお洒落なペンダントライトを是非見つけてくださいね。