インテリアに必要不可欠な照明。特にリビングの照明ともなればデザインや機能性が重要になってきます。そんな大切な照明ですが、意外と選び方は分からないものです。
そこで、リビングの照明におすすめのシーリングライトの選び方やメリットとデメリット、さらにはおしゃれなシーリングライトの紹介をしていきます。
引越しなどでこれから照明を購入する人や、リビングの模様替えを考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
12畳までの部屋におすすめする「シーリングライト」という照明器具とは
まず、シーリングライトとはどんな照明なのかを簡単にまとめます。
リビングやダイニングの天井に直接設置する照明が「シーリングライト」というタイプの照明です。同じくリビングやダイニングでよく使われる照明に「ペンダントライト」というタイプの照明がありますが、こちらとの違いは次項で解説しましょう。
このシーリングライトの特徴としては、広範囲を明るく照らすことができる点です。これは、天井に直接設置するため高い位置から照らすことができるからで、12畳までの広いリビングを1つの照明で照らしたい場合におすすめです。
さらに、直接の設置になるので部屋がスッキリ見えて開放的なリビングにできます。
ペンダントライトとの違い
ペンダントライトとは天井からコードやチェーンなどで照明を吊り下げるタイプのもののことを指します。
天井から吊り下げるので、照明の位置はシーリングライトに比べて低くなります。よって、照らす範囲がシーリングライトより狭くなるのです。
しかし、ペンダントライトは照明の位置が近いので、ピンポイントで強く明るく照らすことができます。また、ペンダントライトはインテリアとしての存在感が抜群なところもシーリングライトとの違いでしょう。
広い範囲に均一の明かりを届けるのがシーリングライト、狭い範囲を強く照らすのがペンダントライトです。さらに、最近のシーリングライトにはリモコン操作ができるものや、調色やタイマーなどさまざまな機能があるものまであり、これらの機能性もペンダントライトとの違いといえます。
12畳までの部屋におすすめのシーリングライトの選び方
ここからは、実際のシーリングライトの選び方を解説していきます。
選び方1.電球の種類
シーリングライトに設置する電球の種類で選ぶ方法から見ていきましょう。
最近の主流はLED一体型の器具です。点灯しなくなったら、器具交換となります。
LEDの特徴は、先ほど述べたように長寿命なことです。1日10時間点灯させた場合、合計で40,000時間点灯するとされています。年数では約8年~10年程です。また、LEDは明かりの色や強さを調節することが可能。この調光と調色の機能については次項で解説します。
選び方2.調光・調色機能
調光・調色機能はLED独自の機能です。従来の光源である白熱灯でも調光はできますが、調色をすることはできません。しかし、LEDの登場で調光・調色機能が発達し、現在ではかなり細かい調節ができます。この機能により、部屋の雰囲気を簡単に変えることができるようになりました。この調光・調色機能はシーリングライトの種類によって違うので、この機能で選ぶことも。
選び方3.部屋の面積
シーリングライトに限らず、ライトを選ぶ際に必ず見るべき性能として記載されているものがいくつかあります。その中でも注目すべきなのが「適用畳数」と「ルーメン」です。
適用畳数は、そのライトを設置するのに適した部屋の畳数となります。ルーメンとは、光の総量を表す単位で、「lm」と表示されています。
適用畳数とルーメンの対応表が以下の通りです。
適用畳数 | 標準定格光束(1m) | 定格光束の範囲(1m) |
~4.5畳 | 2700 | 2200~3200 |
~6畳 | 3200 | 2700~3700 |
~8畳 | 3800 | 3300~4300 |
~10畳 | 4400 | 3900~4900 |
~12畳 | 5000 | 4500~5500 |
この通り、6畳なら3200lm、12畳なら5000lmが適応したルーメンになります。
部屋を快適な空間にするためには、照明は重要な要素です。リビングや寝室、ダイニングなどの照明を使う部屋の広さを把握して、その畳数に合ったルーメンのライトを選びましょう。
選び方4.便利機能
LEDならではの便利機能の「調光・調色機能」は前述しましたね。この機能は調節できる段階に多少の差はあるものの、LEDのシーリングライトにはほぼ搭載されています。
それ以外の機能に各シーリングライトの個性があるので、それらの機能で選ぶ方法も。
・リモコン
付属のリモコンで操作できるシーリングライトが最近多くなってきました。このリモコンで電源のオンとオフはもちろん、調光と調色、タイマーの設定などいろいろな操作が できます。
・タイマー
朝や夜など、明かりをつけたり消したりしたい時間にあらかじめ設定しておくと自動で照明のオンとオフを操作してくれる機能です。旅行などで長く家を空ける時には防犯の 役割も果たしてくれます。
・Bluetooth対応
専用のアプリをスマートフォンにダウンロードすることにより、スマートフォンをリモコンとして使用することができる製品もあります。
そんなBluetooth対応のシーリングライトの中にはスピーカーを搭載しているものもあり、音楽も楽しむことができます。
・音声対応
スマートスピーカーと連携させて人間の声で電源や光の強弱と色合いなどを操作できる ものです。
選び方5.デザイン
シーリングライトというと、円盤形のものを想像する人も多いでしょう。しかし、シーリングライトにもいろいろなデザインのものがあり、どんなデザインのものを選ぶかでリビングの印象が大きく違ってきます。
シーリングライトの種類を大きく分けると以下の4つです。
・スタンダードタイプ
・シンプルタイプ
・薄型タイプ
・スクエアタイプ
他にも和風な雰囲気のものや、オシャレなものも多く販売されています。自分好みのシーリングライトを選んでみましょう。
12畳までの部屋におすすめのシーリングライトのメリット&デメリット
ここからは、シーリングライトのメリットとデメリットについて解説します。本当に自分のリビングにはシーリングライトが最適なのか、もう一度考えてみてもいいかもしれません。
メリット
〇広範囲に明かりが届く
シーリングライトは天井に直接取り付けるものだということは先述した通りです。そのため、高い位置から照らすことができます。よって、広範囲を照らして明るくすることができるのです。
一昔前までは、LEDは蛍光灯より光が広がりにくいとされていました。しかし今では、機能性の向上が目覚ましく、LEDでも十分部屋の隅々まで明るく照らすことができます。
〇リビングが広く感じる
天井に直接取り付ける上に器具自体の高さが低いシーリングライトは、視界に入りにくくリビングが広く感じられます。
調色機能を使って、部屋を広く感じさせることができるのもメリットです。
デメリット
〇リビングの隅を暗く感じることがある
シーリングライトは部屋の隅々に平均的に明かりを届けます。しかし、ライトの近くと比べると部屋の隅に少しではあるものの、暗さを感じることがあります。
〇目立たない
シーリングライトのデザインにこだわりたいと思っても、シーリングライトは目立ちにくいというデメリットが発生します。
良くも悪くも、シーリングライトは天井に張り付くように設置されているので視界に入りづらくなってしまうのです。デザインにこだわりたいという人は、このことを考慮しておきましょう。
MotoM LOG(ログ) LEDシーリングライト 12畳用
畳数:~12畳
消費電力:45W
光源:LEDモジュール
サイズ:幅470×奥行き470×高さ157mm
重量:2.0kg
価格:27,280円(税込)
MotoMの12畳用シーリングライト。セード落下防止機構付き、リモコン送信機、スリープタイマー、かんたん留守タイマー付きです
12畳までの部屋にはシーリングライトがおすすめ
シーリングライトの解説をしてきました。
シーリングライトの欠点も述べましたが、設置する部屋が広く、光が隅まで届くか心配という場合でも、ペンダントライトやスタンドライトなど他の照明器具を一緒に取り付けるという方法があります。他の照明器具を一緒に配置することで明かりは補うことができます。このように、欠点をカバーすることも十分可能です。
シーリングライトは頻繁に交換するようなものではないので、しっかりと選びましょう。