照明は、空間を演出するアイテムですね。
でも、その他にあなたの住まいに「安心」と「安全」を届けてくれます。
実際に、「ここに照明があればよかった!」と思うことや、反対に「ここに照明があってよかった!」ということがあります。
照明選びは、「安心」と「安全」に注目して選ぶと、あなたの住まいがより生活しやすい空間となるはずです。
ここでは、照明で「安心」でかつ「安全」な空間を作るコツをご紹介します!
見落としがちな照明の失敗ポイントはココ!
念願のマイホーム!
生活がスタートしたと思ったら、「ちょっと想像と違ったぞ!?」ということがあります。
このケースが特に多いのが、照明関係だったりします。
照明は、実際に生活をして照明を使ってみないと分からないんですよね。
ここでは、住まいの中で見落としがちな照明の失敗ポイントをご紹介します。
これからマイホームを考えている人にも、ぜひ見て頂きたいポイントです。
リビング・ダイニング
リビングやダイニングは、家族が集う場所でもあります。
「くつろげる空間にしたい!」
そんな人も多いはず。
でも、それが思わぬ失敗ポイントにもなってしまうようです。
リビング・ダイニングの失敗ポイント・・・
くつろげる空間を意識しすぎて、部屋が暗くて過ごしづらい。
おしゃれを意識してペンダントライトを取り付けたけど、ひとつでは暗すぎた。
子どもの勉強の場も兼ねているので、照明を明るくしたら目が冴えてしまうほどの明るさになってしまった。
青白い色合いの照明で、食事が美味しそうに見えない。
このように、目的のために良かれと取り付けた照明が失敗ポイントになってしまうケースがあるんですね。
洗面台・トイレ
意外に洗面台やトイレの照明にも失敗ポイントがあるんです。
洗面台でお化粧をする人もいますよね。
顔がよく見えるように、ハッキリとした青白い色合いの照明を取り付けたら化粧後の顔が想像と違ってコワかった。
これは、実際に外出先の鏡を見たときに気がつくパターンもあります。
また、トイレでの失敗の多くは電気の消し忘れです。
朝起きて、電気がつけっぱなしだとカッガリしてしまいますね。
玄関・階段
玄関や階段は、夜は真っ暗になってしまう場所です。
「暗くて何も見えない」
多くの人が経験したことがあるはずです。
玄関の失敗ポイント・・・
家に入りたくても、暗くて家の鍵穴がわからない。
暗くて、玄関の段差でつまずいた。
雨の日、雪の日によく見えなくて滑ってしまった。
荷物で両手がふさがっていて、電気がつけられない。
階段の失敗ポイント・・・
照明が暗すぎて、階段が良く見えなくて危険。
子どもが、いつも電気を消し忘れる。
などが失敗ポイントとして挙げられます。
玄関は、たまに夜遅い帰宅になると日中とは景色が違ってしまいます。
普段は絶対につまずかないのに「暗い」というだけで、つまずいてしまったり滑ってしまったりと、ケガへつながってしまう経験をしている人がいます。
また、階段の子どもの電気の消し忘れは、お子さんがいる家庭では「あるある」ですね。
電気を消すという行為は、困ったことに頭から消えてしまうんですね。
あると便利な安心・安全な機能とは?
照明は、生活するにあたって欠かせないアイテムです。
選ぶ照明によって、あなたに「安心」と「安全」をもたらしてくれます。
ここでは、照明にあると便利な安心・安全な機能をご紹介します。
便利な機能がついている照明は、空間作りの幅を広げてくれます。
調光・調色機能付きライト
まず照明についていると便利な機能が「調光機能」と「調色機能」です。
調光機能とは、照明の明るさを調整できる機能のことです。
「明るい⇔暗い」をリモコンで調節することができます。
調色機能とは、照明の色合いを調節できる機能のことです。
「青みがかった色合い」「自然に近い色合い」「温かみのある色合い」などに調節することができます。
使う時間帯や目的に合わせて、空間を整えることができるのでとても便利です。
人感センサー機能付きライト
「人感センサー機能」とは、人を感知して自動で照明が点灯・消灯する機能のことです。
自分で照明のスイッチを押す必要がなく、また、自動で消灯するので電気の消し忘れも防ぐことができます。
ただし、点灯の必要がない時でも人を感知すると照明が点灯してしまいます。
この点がデメリットでもあります。
空間別 照明で安心・安全な空間を作るコツ!
最後に、照明で「安心」と「安全」を兼ね備えた空間を作るコツをご紹介します!
「安心」と「安全」を意識しながら、オシャレな空間も作っていきたいですね!
家族が住みやすい空間を照明で作ってみませんか?
リビング・ダイニング
リビング・ダイニングは家族が集まって長い時間過ごす場所ですね。
家族の人数が多ければ、それぞれ過ごす目的も変わってきます。
理想としては、リビング・ダイニングは「くつろげる空間」にしたいですよね。
リビングには、調光機能と調色機能が備わったシーリングライトがおススメです。
ある程度大きめの照明を選べば、リビングの照明をまかなうことができます。
ポイントは、調光機能と調色機能です。
これらの機能で、使う目的に合わせて照明を調節することができます。
子どもが勉強したい時は、文字がよく見えるようにハッキリとした明るさに。
また、夕食後などくつろぎの時間には、温かみのある色合いと暗めの明るさでリラックスタイムを演出できます。
特に、お子さんがいるご家庭では、その都度目的に合わせて調節できるのでとても安心ですね!
ダイニングルームは、ペンダントライトの複数使いでお洒落カフェのような空間を演出。
リビングとダイニングがつながっている間取りでも、このように照明を違うタイプの照明を取り付けることで、空間演出をすることができますね!
ダイニングルームをペンダントライトだけで照らす場合は暗くなってしまうのでダウンライトなどと合わせるなど空間の大きさに合わせて設計士さんに相談することをおススメします。
洗面台・トイレ
洗面台で身だしなみを整える人も多いはず。
難しいのが、照明の選び方です。
暗すぎるとよく見えないし、ハッキリとした明るさだとお化粧がうまくいきません。
おススメは、「自然な明るさ」と記載されている「昼白色」の電球を使うことです。
自然な明るさだと、メイクもバランスよく整います。
外で「顔だけ浮いてしまっている」ということも防ぐことができて安心です。
調色・調光できるミラーライトを選ぶこともおススメです。
メイクが残念だと、その日一日のテンションも下がってしまいますよね。
上手に照明を選んで、毎日をハッピーに過ごしたいですね!
トイレは、電気の消し忘れが特に多い場所です。
「一晩点けっぱなしだった!」なんてこと経験があるはず。
でも、これって生活をしてみて気がついたりするんですよね。
だから、既存の照明器具がすでに取り付けられているし、気をつけるしかないのか・・・。
いいえ!
「人感センサー付き電球」をご存じですか?
これは、電球本体に人感センサーが取り付けてあるんです。
ですので、電球を変えるだけで、トイレにも人感センサーを取り入れることができるんですね。
これで、トイレの電気の消し忘れの心配もなく安心ですね!
ムダに怒らずに済むので、ストレスも減るはず。
玄関・階段
「消し忘れ」「ケガのトラブル」「暗くて見えない」など、何かと気になる問題が多い玄関や階段。
特にケガは、お年寄りがいる家庭では心配ですよね。
おススメは、人感センサー付きライトです。
暗い場所でも人の気配を感じて照明が点灯してくれます。
これなら、段差の場所も分かるので安全に階段や段差を昇り降りできます。
お年寄りはもちろん、小さいお子さんを抱っこしている場合でも安心です。
ただし、階段では近くに行っただけで照明が点灯してしまいます。
必要のない時にも照明が点灯してしまうので、そのことも考えて取り入れるといいですね。
玄関では、暗い中帰宅して照明が「パッ」と明かりを灯してくれるのは、気持ち的にもなんだか「ホッ」としますね。
夜中もスイッチを入れておけば、防犯対策にもなり安心ですね!
まとめ
取り入れる照明によって、生活が今よりも便利になり「安心」と「安全」を手に入れることができます。
照明は、空間ごとに「誰が」「何のために」使うのかを考えて選ぶと、選びやすいですね。
「安心」と「安全」を兼ね備えた住まいは、家族の強い味方になってくれますね!