屋外用LED照明というと、防犯用や駐車場の常夜灯として利用するイメージが強いですよね。そこで今回は防水屋外用LED照明で手軽にできるお洒落なライティングをご紹介したいと思います。お家の中だけではなく、外観も楽しんでコーディネートしてみましょう。
屋外で使用するLED照明に防水機能が必要な理由
LED照明は屋内で使うものだけでなく、屋外に設置して使用するものもあります。ここでは、屋外で使用するLED照明に防水機能が必要な理由をご紹介します。
雨に濡れる可能性があるから
屋外では雨が降ったりして直接照明に水がかかってしまうこともあるでしょう。当たり前のことですが、屋外では「濡れること」を前提に考えなければなりません。そのため濡れても問題がない照明が必要となり、お部屋の照明とは選ぶポイントが違ってきます。
屋外用照明は「濡れること」で故障したり煙が出たり、最悪の場合、発火する恐れもあります。そのため、濡れても問題のない防水仕様の照明を選ぶことが大切になってきます。
湿気や寒暖差の影響を受けやすいから
雨と同様に、湿気や寒暖差による結露にも注意しなくてはなりません。内部に水分が侵入し、故障や漏電等が起きることがあるため、屋外で使う際は防水機能のついた照明が必須となります。
屋外用で防水機能付きのLED照明の選び方
外から見たときの住まいの印象を大きく左右する照明なので、屋内の照明と同様に性能やデザイン、使い勝手にこだわって選ぶことが大切です。次は屋外用で防水機能付きのLED照明の選び方をご紹介します。
デザインにこだわる
屋外用照明は、日没後など周囲が暗い状態で使用することになるため、周囲より目立って視線を集めやすい存在です。住まいの外観デザインや庭の雰囲気などと屋外照明のデザインテイストや色使いなどを調和させることで、住まいの外観がより印象深く素敵なものになるはずです。 屋外照明を選ぶ際には、外観デザイン全体との調和を意識してデザインなどにもこだわることをおすすめします。
防水性能にこだわる
屋外用照明を選ぶ際、まずは防水・防塵性能に注目しましょう。 水や塵は照明器具の故障の原因になります。屋外に設置する照明は風雨にさらされるため、防水性能や防塵性能が低いものは故障しやすくなります。
照明器具の防塵性能・防水性能は保護等級(IP)が決められています。IP表示は「IP66」のように、IPの後に数字を2つ並べる形で表示されます。左の数字は「ホコリなど固形物の侵入に対する保護等級(0~6)」右の数字は「水の侵入に対する保護等級(0~8)」を表し、数字が大きいほどそれぞれの性能が高くなります。 屋外照明に用いるなら、設置場所に応じた等級のものを選びます。IP66の表示があるものが望ましいと言えるでしょう。
ランニングコストを考慮する
屋外用照明を選ぶ際、デザインや明るさ、性能、価格に注目しても、ランニングコストについてはあまり注目しない方が多いようです。 しかし照明というのは日々使用するもの。「見た目が気に入って購入したのに思いのほかランニングコストがかかってしまって、結局普段はあまり点灯しなくなってしまった」などということになったのでは残念ですよね。
照明の数や使い方をプランニングする際は、ランニングコストに注目して検討することが大切です。ランニングコストをできるだけ抑える工夫を取り入れた製品も登場しているので、そうした製品を取り入れるのも良いでしょう。人感センサーによる自動点灯・消灯機能なども消し忘れなどのムダを防いで省エネに役立ちます。
取り付け方法を確認する
屋外用LED照明は設置する場所によって取り付け方法もさまざまです。取り付け方法には大きく分けて4つあります。
・しっかり固定できる「ビス式」
ビス式は壁にビスを打ち込んで固定します。しっかり固定でき、外れる心配もありません。
しかし壁に穴を開けなければならず、設置できる場所も限られてしまいます。家の外壁にビス打ちするのは簡単ではないので、業者の方にお願いしなければいけない場合もあります。
・巻き付けて固定する「ステンレスバンド式」
カーポートのポールなどにステンレスのバンドを巻き付けて固定するタイプです。ビスを使用できない場所でも、柱状のところには設置できます。バンドをしっかり取り付けることができれば、簡単に設置することができますが、しっかり固定できないと照明が落下してしまうので気をつけましょう。
・工事不要の「バイス式」「クランプ式」
バイスやクランプといった固定器具で取り付け場所を挟み込んで固定する方法です。穴を開けずに固定することができます。ステンレスバンド式と同じで、しっかり固定しないと落下してしまう危険があるので、気をつけましょう。
屋外用で防水機能があるLED照明を設置するおすすめの場所
屋外用の照明には、明かりとしての機能のほかに、安全性・防犯・演出と、複数の役割があります。エントランス、庭、ベランダ、隣家との間と、それぞれの場所に合わせて照明を選ぶことで、家の美観や防犯性を高めることができます。それでは、屋外に照明を設置するおすすめの場所をご紹介しましょう。
外壁
屋外用LED照明には様々な種類があります。例えば、スタンド型。置くだけで設置できるのでとても手軽に取り入れることができ、置く場所も自由に変えることができます。気分に合わせてライティングを変えたいという方におすすめです。
外壁に取り付ける壁掛け型は、高い位置に設置するのでガレージや駐車場を全体的に明るくしたい、という場合におすすめです。中には、人感センサー搭載のタイプもあるので、防犯効果も合わせて期待することができるでしょう。
庭
お庭のライティングによく使用されるのが埋め込み型の屋外用ライトです。花壇や芝生などに差し込んで設置することができます。暗くなりやすいエントランスや庭の誘導灯におすすめです。
庭の誘導灯として屋外用ライトを設置したい場合は、明るさ控えめで優しい光のものを選ぶと雰囲気が出ます。使用シーンやライティングのイメージに合わせて適切な屋外用ライトを選んでみましょう。
まとめ
いかがでしたか。エクステリアは日中はあまり気がつかないものですし、どうしても室内ばかりに気が取られてしまい、おざなりになってしまいます。家全体をコーディネートしてくれる照明ですから、ぜひ、家もおしゃれにライトアップしてみてください。