カフェバーはおしゃれな内装に仕上げられていることが多いですよね。ここでは、カフェバーの内装工事に必要な費用やおしゃれな雰囲気にするためのアドバイスをご紹介していきます。
目次
カフェバーの内装を知る前にカフェバーについて知ろう
カフェバーとはコーヒーショップのようなカジュアルなカフェと、様々な本格的なお酒を楽しむことができるバーがミックスされたようなお店のことです。朝から夕方までの明るい時間帯にはカフェとして利用する人が多く、コーヒーチェーンとさほど変わりのない雰囲気があります。
夕方から夜にかけてはお酒を楽しむことを目的にしたお客さんが集まります。常連さんだけでなくそのお店を訪れるのが初めての人でも受け入れてくれる雰囲気があります。お酒は様々な種類があり、オシャレなものから定番なものまで幅広くオリジナルメニューを取り入れているお店もあります。カフェバーとして経営しているお店は「カフェ」と「バー」どちらに力を入れているかはお店によって違います。
おすすめのカフェバーの内装
おしゃれな内装のカフェバーに仕上げたくてもどのようなデザインにすれば良いのか決められない人も多いのではないでしょうか。次に、カフェバーのおしゃれな内装のデザインを紹介していきます。内装のデザインを決めることができない人やどのようなデザインにすればおしゃれになるのか知りたい人は参考にしてください。
ウッド調
ウッド調の内装にすることで落ち着いた雰囲気にすることができます。そのため、お客さんにくつろぎながらランチやコーヒーを飲んでもらいたいときにおすすめの内装です。本物の木材を使用することで木の温かさを感じることができ、よりリラックス効果を期待することができます。そのほかにも観葉植物を各所に設置することで自然の中にいるような感覚になります。ただし、天然素材を使用すると内装費用が高額になりやすいので注意点しましょう。
モダン風
モダン風のデザインにすることでおしゃれなカフェバーになります。モダン風といってもさまざまなデザインがありますが、特に人気のあるデザインは北欧風のデザインです。カフェバーだけではなく、住宅にも取り入れられていることがあるほど人気があり、日本の建物との相性が良いです。北欧風のカフェバーにしたいのであれば、内装をホワイトで統一したり、モノトーンに仕上げるようにしましょう。また、テーブルや椅子、カウンターなどのデザインは直線的な物を選びましょう。
カフェバーの内装の費用
カフェバーの内装工事をするとどの程度の費用が必要になるのか気になる人もいるのではないでしょうか。おしゃれな内装に仕上げようとすれば必然的に資金が多く必要になりやすいです。一般的に1㎡20~40万円必要になると言われています。ただし、物件の状態によってはより多くの資金が必要になってしまうリスクがあるため、前もって見積もりをもらうなどして注意しましょう。次に、カフェバーの内装工事の費用を作業別に紹介していきます。
壁紙や床にかかる費用
カフェバーの内装をおしゃれにしたいのであれば、まず手を付ける場所が壁紙や床ではないでしょうか。壁紙や床は内装の中でも多くの面積を占めているため、おしゃれにすることで店内全体の雰囲気を変えることができます。壁紙の張り替え費用は1畳1万円弱であることが一般的です。しかし、壁紙自体の値段が高ければ、それよりも金額が上がる可能性があります。カフェバーにおすすめの壁紙は匂いが付きにくい性質の壁紙であったり、メンテナンスが簡単な壁紙です。
床を張り替える費用は壁紙を張り替える費用よりも若干金額が上がる傾向があります。床材はさまざまな素材があり、石材のタイルであったり、ビニールタイルもあります。木材も自然を感じることができるため、おすすめですが、掃除がしにくいデメリットがあります。
備品類にかかる費用
カフェバーの内装に必要不可欠な備品も用意するときに購入したり、リースしなければなりません。一般的な備品はテーブルや椅子ですが、1セット数万円することが相場であり、どのくらい用意するのかによって金額も変動します。備品の費用を抑えたいのであれば、居抜き物件を探してみてはいかがでしょうか。居抜き物件は以前使用されていた備品などをそのまま使うことができる物件であり、以前飲食店として利用されていれば活用できる備品も多く、節約になります。
電気・水道・ガスなどにかかる費用
カフェバーの光熱費の平均は、月に10万円〜15万円程度となっています。光熱費の内訳は以下の通りです。
・電気代:1.5万〜4万円
・ガス代:5,000円〜2万円
・水道代:2万〜3.5万円
店舗の規模感や座席数により変動がありますが、月に10万円〜15万円程度となっています。もちろん季節によって変動はありますが、これからカフェバー経営を行う方は参考にしておきましょう。
カフェバーの内装を設計するときのポイント
次に、カフェバーの内装を設計するときのポイントをご紹介します。
カウンターの場所を決める
おしゃれなカフェバーにしたいのであれば、カウンターを導入してみてはいかがでしょうか。カウンターを導入することでお客さんとの距離が近くなるため、自然と会話することもできます。お客さんと会話することで仲良くなり、常連客になってもらうことも期待できます。そのほかにもお客さん側からの意見を聞くこともできるため、改善点を見つけることも可能になります。
座席数を決める
カフェバーといっても、5坪ほどの狭い店舗もあれば20坪の店舗もあり、かなり幅があります。一般的なイートインで厨房があるカフェバーは、10坪を最低限の目安と考えるのが良いでしょう。1坪あたりの客席数は、お店のコンセプトにもよりますが、1坪当たり1.2~1.5人が一般的です。
客席スペースをゆったり確保したいときは、1坪あたりの席数を少なく抑える必要があるでしょう。席数はお店のコンセプトに影響を受けるだけでなく、回転率や客数に関係するため売上にも大きく影響します。それだけに、慎重に席数を決定することが大切です。
店内の雰囲気を決める
とにかくさまざまなおしゃれなデザインと取り入れたり、好みのデザインやカラーを内装に取り入れてしまうとまとまりのないデザインになりやすく、おしゃれな空間を演出することもできません。そのようなことにならないためにもどのような雰囲気の内装にしたいのかやどのようなカフェバーにしたいのかをまずは決めることをおすすめします。
落ち着いた雰囲気のカフェバーにしたいのであれば、モノトーンの壁紙を取り入れたり、モダンなインテリアなどを飾るようにしましょう。若者向けでよりおしゃれなカフェにしたいのであれば、カラフルな壁紙に張り替えたり、若者ウケしやすいインテリアや雑貨を用意しましょう。このように内装のデザインによってカフェバー自体の雰囲気も大きく変わるため、最初にどのような雰囲気のカフェにするかを明確に決めておくことで内装のデザインがブレてしまうことを防ぎます。
予算を決める
カフェバーを設計する前に予算を決めておくようにしましょう。予算を決めていれば、ある程度どのような内装設計ができるのかを知ることが可能になります。あくまでも目安ですが、店舗を改装する作業の費用は一坪3〜10万円程度必要になります。また、どのような内装にするかによっても費用が変わってきますので、業者さんと綿密に相談することをおすすめします。
カフェバーの内装におすすめの照明
カフェバー特有の大人びた落ち着きのある雰囲気は、内装はもちろんですが照明使いも大きなポイントです。カフェバーにはどんな照明を選べばいいのでしょうか?次はそんな疑問を解決すべくカフェバーにぴったりな照明について解説していきます。
ペンダントライト
カフェバーの照明の中でも人気が高いのがペンダントライトです。天井から吊り下げて使う照明で、吊り下げる時の高さを調整すれば、光の強さや印象を操ることができます。
ペンダントライトはデザイン性も豊富です。スタイリッシュなものからレトロなものまであり、カフェの雰囲気に合わせた照明選びが可能です。
ペンダントライトを採用する場合は、各テーブルに1つずつなど、複数用意する必要があります。すべて同じデザインで揃えればインテリアに統一感が生まれますし、敢えて違うデザインのペンダントライトをランダムに配置してデザイン性を高めるという方法もあります。
ダウンライト
ダウンライトは照明部分が天井に埋め込まれているため、オシャレでありながら天井をすっきり見せることができます。天井がフラットになるため圧迫感もありません。
光の角度が調節できるユニバーサルタイプというのもあります。また、ペンダントライトと同じく明るさが弱いので、間接照明として使用されることがほとんどですが、照明の配置によってはメイン照明でも使えます。
スポットライト
照明用のダクトレールがあるなら、スポットライトを利用することもおすすめです。複数のスポットライトをまとめて設置でき、スポットライトの方向性なども比較的自由に動かせるというメリットがあります。 スポットライトならペンダントライトのように天井から吊り下がっていないので、開放的な空間を演出してくれることが特徴です。
まとめ
ここで紹介されている内容を知ることで理想としているような内装に仕上げることができるのではないでしょうか。カフェバーの照明をおしゃれにすることで集客率を高めることが期待できたり、求めている雰囲気にすることもできます。ダクトレールを設置しておしゃれな照明やスポットライトをつけたりして、おしゃれで人気あるカフェバーにしましょう。