自宅をホテルのように高級感があり、リラックスできる空間にしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?
ホテルのような空間を演出するには、決して高い家具やファブリックなどを揃えなければいけないわけではありません。実はちょっとしたコツを押さえることで、ホテルのような空間を作り上げることができます。
ここでは、自宅をホテルのようなリラックスできる空間に仕上げるインテリアのコツについて紹介します。
ホテルのようなリラックス空間を作るコツ①家具選び
ホテルのようなリラックス空間を作るには、家具選びがとても重要です。お部屋の印象は家具の素材や色によって大きく変わります。まずは家具のコーディネートのコツをみてみましょう。
生活感を感じさせない
ホテルのお部屋に入ると、日常を忘れてリラックスした気持ちになりませんか?ホテルのお部屋はスッキリしていて生活感を感じないため、日常を離れ特別な気分を味わうことができます。
生活感を排除するには、収納を充実させ、生活感のあるものは隠して収納するのがオススメです。壁面収納を壁一面に設けることで、余計な家具を減らすことができ、空間を広く使うこともできます。
統一感を出す
色や素材、高さがバラバラな家具が並んでいるといると、どこか統一感がなくチグハグな印象を受けませんか?家具の材質や色を統一することで、空間全体に統一感を生むことができます。
また、家具を並べて配置する際は、隣同士の家具と奥行きや高さを揃えて直線的に配置することで、落ち着いた印象に仕上がります。
オススメは落ち着いた印象を受ける木製のダークカラーの家具です。さらにガラス素材や大理石をプラスすることで、高級感を演出することができます。
ホテルのようなリラックス空間を作るコツ②ファブリック選び
カーテンやラグなどのファブリックは空間を占める割合が高いため、お部屋のイメージを大きく左右します。また、ファブリックアイテムはリラックスするためにも必要不可欠です。では、ファブリックアイテムを選ぶ基準をみてみましょう。
シンプルで清潔感がある印象に
ホテルのようなリラックスできる空間を演出したいなら、ファブリックはシンプルで清潔感のあるものを選びましょう。
無地で光沢のある素材のカーテンは落ち着きがあり高級感を演出することができます。また、寝具などは清潔感のあるホワイトや、落ち着いた印象のベージュ、グレーを選びましょう。掛け布団の上に「ベッドスプレッド」を被せることで、ホテルのような印象に仕上げることができます。
ベッドスプレッドとはベッド用寝具のひとつで、掛布団の上からかぶせるカバーのことです。ベッドカバーと呼ばれることもあります。ベッドスプレッドでベッドを覆えば、シーツや布団の目隠しとなり、生活感のない空間を演出します。
クッションカバーでアクセントを
ホテルに宿泊した際に、ソファやベッドにたくさんのクッションが並べられているイメージがありませんか?サイズや形が様々なクッションを複数並べることで、ホテルのような特別感や高級感を演出することができます。
インテリアとしてもオシャレですが、読書をする時の肘置きだったり、背もたれとしても活用でき、よりリラックスできる空間を作ることができます。
カーテンやラグでホテルライクに近づける
カーテンやラグはお部屋を占める面積が大きいため、お部屋の印象を左右するアイテムです。ホテルライクな印象に仕上げたいなら、カーテンは落ち着いた色合いで柄は控えめなものがオススメです。
また、ホテルの床には一面カーペットが敷かれているイメージはありませんか?カーペットを一面に敷くには、部屋のサイズに合わせてオーダーメイドする必要があるため、費用が高くなってしまいます。費用を抑えたい場合は、ベッドの足元にラグを敷くだけでもOKです。重厚感のあるラグを敷くと、ラグジュアリーな空間に仕上がります。
ホテルのようなリラックス空間を作るコツ③照明選び
ホテルのお部屋に入ると、「少し暗いな…」と感じたことはありませんか?現在の私たちは明るい空間に慣れてしまっているため、天井照明1つで明るさを確保できないと、物足りなさや不便さを感じてしまうことがあります。
しかし、その薄暗さがホテルライクなお部屋を作るカギなのです。
天井照明は明るすぎないものを
天井照明は明るさを抑えるのがコツです。天井から空間全体を照らす役割を持つシーリングライトでは、どうしても明るくなりがちです。おすすめはダウンライトやペンダントライトです。
■ダウンライト
天井に埋め込んで取り付ける小型の照明です。1つでは明るさを確保できないので、複数取り付けて使うことが一般的です。
■ペンダントライト
天井からコードやチェーンで吊り下げて取り付ける照明です。低い位置から照らしたい箇所をピンポイントで照らすため、陰影が生まれ立体感を楽しむことができます。ホテルライクなお部屋には、大きいペンダントライトを1つ吊るすよりは、小型のペンダントライトを複数取り付ける方がおすすめです。
多灯使いがマスト
天井照明で明るさを抑えるので、補助照明で明るさをプラスする必要があります。補助照明にはブラケットライトやフロアライト、テーブルライトがおすすめです。
■ブラケットライト
壁に取り付けられた照明です。取り付け方によってはスポットライトのように照らしたい箇所に光を当てたり、間接照明として楽しむこともできます。
■フロアライト
フロアライトは床に置いて使う照明です。コンセントに差し込むことで使うことができるので、手軽に取り入れることができます。部屋の隅やソファの横などに置くのがおすすめです。
■テーブルライト
卓上に置いて使う照明です。こちらもコンセントに差し込むことで使うことができるので、手軽に取り入れることができます。サイドテーブルやローチェストの上、ベッドサイドに置くのがおすすめです。
間接照明を取り入れる
ブラケットライトや棚下灯を間接照明として取り付けると、ムードのある空間を演出することができます。また、間接照明の優しい光はリラックス効果もあるので、1日の終わりにホッとくつろぐことができます。
スポットライト型のフロアライトで壁や天井を照らすと、手軽に間接照明を楽しむことができます
リラックスできる明るさに
ホテルの寝室は少し薄暗い印象を受けませんか?寝室の照明が明るすぎると、リラックスすることができないため、照明器具や光の色味にもこだわって選びましょう。
白っぽい“昼白色”の光や青白い“昼光色”の光は、目が冴えてくるためリラックスしたい空間に向いていません。一方、暖色系の“電球色”の光は、リラックス効果が高く寝室の照明としてオススメです。
まとめ
いかがでしたか。自分のお部屋をホテルライクにするのは、思ったよりも簡単なことです。
少し時間をかけてインテリアを選んでいくことでホテルライクなお部屋は意外と簡単に作ることができそうですね。
家の中の大掃除をしたり、不要なものを片付けるだけですっきりして、少しの工夫でホテルライクなお部屋へと変わります。
難しく考えずに自分が心地よいと思えるホテルライクな空間づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。