睡眠は健康的に生活するうえで欠かすことができない行動であり、おろそかにしてしまうとさまざまなトラブルが起きてしまいます。この記事では、睡眠の質を高める方法と得られるメリットをご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
睡眠の質を高める方法
睡眠前の何気ない行動が、実は寝付きの悪さや眠りの浅さに繋がっているとしたら…改善しない手はないですよね。ここでは、睡眠の質を高める方法をご紹介します。当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
入眠前の飲酒は控える
睡眠をする前にお酒を飲むのは控えましょう。もちろん、お酒を飲むこと自体が悪いわけではありませんが、睡眠前に飲むことはおすすめできません。
飲酒後に眠気が来るので睡眠に良いようなイメージを持っている方もいますが、入眠しやすくても血中のアルコール濃度が下がってくると覚醒作用が働いてしまい、睡眠途中で起きてしまうので、睡眠前のアルコールは控えるようにしましょう。
入眠の前にスマホを操作しない
長時間のスマホの使用は快眠の妨げになるので注意が必要です。スマホやパソコンのブルーライトは自律神経が乱れる原因となり、寝る2時間前からあまり触らないようにするのが快眠する方法への一歩です。
入眠前に入浴や食事はしない
睡眠直前に入浴することや食事をすることも脳や内臓が活発になってしまう行動であるため、控えるようにしましょう。
食後の3時間は身体が消化活動を行っています。この時間に寝てしまうと、消化活動を優先させるため内蔵の休息時間が短くなり眠りが浅くなってしまいます。夕食をとる時間が遅くなってしまったら、できるだけ消化の良いものを少量だけで済ますようにしましょう。
また、入浴することで脳も活性化しやすいため、できるなら入眠する2時間前には入浴を済ませておくことをおすすめします。体温をあげすぎると交感神経が活発になり眠くなりにくくなりますので、体温をあげすぎないようにぬるま湯に浸かると効果が高くなります。
ストレスを日々発散する
ストレスは溜まる前にすぐ発散したいもの。自分に合ったストレス発散法を見つけることが大切です。「体調は良くしっかり寝ているのに、スッキリと起きることができない」など、溜まったストレスを外に出す、以下の発散方法がお勧めです。
・運動をして汗をかく
・大きな声を出す
・ゆっくりお風呂に浸かる
・趣味や好きなことを楽しむ時間を作る
・周囲の環境を変える
など、自分がどんな時にリラックスできるか、楽しいと思うかを考えてみてください。
寝具にこだわる
個人差もありますが、人は1日の約1/3の時間を睡眠に充てていると言われています。それだけ、睡眠は大切な時間でもあるのです。そんな大切な時間だからこそ、寝具選びにもこだわりたいところ。
寝具は、人それぞれ好みがありますが、自分好みの寝心地の良さを考えた寝具を選べば、体も心にいい影響が出るはずです。より良い寝具は、質の良い睡眠の効果を高めてくれるのです。
睡眠の質を高めることで得られること
睡眠の質が悪かったり、寝不足が続いてしまうと仕事でトラブルを起こしてしまうことも多くなってしまいます。今までうまくいかなかったことも睡眠の重要性を理解し、睡眠の質を高めるようにすればうまく対処できるようになるかもしれませんよ。
イライラしなくなる
前日に少し嫌なことがあってもよく眠れた次の日は気持ちがすっきりしていた、という経験はありませんか?眠ることで身体の疲れとともに心の疲れも和らげることができます。
言い換えると、睡眠時間が足りなくなってしまうと心の大事な休憩時間が少なくなってしまうため、ストレスを処理する時間が減ってしまうということになってきます。
ストレスが減らないまま更にストレスが積み重なっていけば、イライラがたまって集中力も低下してミスが起こりやすくなりますね。
睡眠不足が原因で積もりに積もったストレスで心の病気になってしまったりストレスが原因で身体を壊してしまうこともでてきます。睡眠時間は身体だけでなく心を休ませるためにも大事な時間なのです。
集中力が持続する
仕事中に集中力が持続せずにミスなどをしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。集中力が途切れてしまうと仕事がうまくできず、効率も悪くなってしまいます。集中力は外的要素でも阻害されてしまう場合もありますが、睡眠不足で集中力が低下してしまうこともあります。
しっかり睡眠をとることができていれば睡眠不足にもならず、集中力を維持することも可能となります。仕事中に集中力が切れてしまい、居眠りしてしまうと大きな事故につながってしまう可能性もあるので、睡眠は仕事面で非常に重要性が高いのです。
眠気が軽減される
睡眠の質を高めると、日中のパフォーマンスが大きく変わってきます。脳がしっかり整理され、体の疲労も回復することで、学習能力や記憶力も上がって、今以上のパフォーマンスを発揮できます。
睡眠の質が高まれば必然的に脳への負担や疲れが解消されやすく、日中に集中力が低下してしまったり、眠気が襲ってくることも防げます。
健康的になる
質の良い睡眠をとると、生活のリズムが整いやすくなり、体内のホルモンのバランスも保たれやすくなります。肥満や高血圧、耐糖能障害、循環器疾患、メタボリックシンドロームといった生活習慣病のほか、抑うつや不安などのこころの不健康の予防にも効果があります。
睡眠の質が良いか悪いかはどういうことなのか
睡眠は長く眠ればよい、というものではありません。長時間布団に入っていても眠りが浅くて何度も起きてしまったということでは睡眠時間が足りているとは言えません。
睡眠で大事なことはどれだけ質の良い眠りの時間を取れたかというところ。睡眠時間はとれているのに疲れが取れないという日が続いてるのならば、それはしっかりと眠れていない証拠です。
多少睡眠時間が少なくても、質の良い眠りができていれば身体の疲れがとれ、頭もすっきりして目覚めることができるはずです。寝ているのに疲れている、という方は自分の眠りについて一度見直してみることも大事ですね。
まとめ
睡眠不足になるとさまざまな悪影響が出てしまうことを紹介したので、睡眠の重要性を改めて理解することができたのではないでしょうか。現在睡眠不足が続いている人や睡眠の質が悪いと感じているのであれば適切な時間睡眠するように心がけたり、睡眠の質が良くなるように改善してみてはいかがでしょうか。