カフェのような落ち着ける空間を作ろうと、憧れのダウンライトをリビングに取付けたのに、「思っていたのと違う」とか「こんなはずじゃなかったとか」よく聞きます。
ダウンライトとは、天井に埋め込み型の照明器具です。
埋め込み型なので天井に出っ張りがなくスッキリとしたフラットな天井になり部屋も広く感じることができます。
リビングで一般的によく使われるシーリングライトは部屋全体を明るく照らしますが、ダウンライトはスポットライトのように一部を照らし印象づけるのです。
花瓶や額、家具などを明るく美しく照らす時に効果的に使えます。
では、なぜリビングにダウンライトを取付けて失敗してしまったのでしょうか?
リビングにダウンライトを取付けたときの失敗例から失敗しない方法、ポイントを、ご紹介します。
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ダウンライトとは、天井に取り付けて下向きに光を照射する照明器具。天井に埋め込まれて設置されることが多く、天井面と一体化したスッキリとしたデザインが特徴。リビング、キッチン、バスルーム、廊下、オフィスなど、さまざまな場所で使用可能。天井に埋め込まれるため、部屋の空間を有効に使うことができます。設置するには電気工事が必要です。
リビングにダウンライトをつけて失敗した!?
憧れのカフェのような落ち着ける空間を目指してダウンライトをつけたのに、思ったようにならなかったのには理由があります。
ダウンライトをリビングにつけたときの失敗例を、ご紹介します。
ダウンライトは暗い
部屋全体を明るく照らすシーリングライトとは異なり、ダウンライトは一部をスポットライトのように照らす照明器具です。
花瓶や額、テーブルや棚、壁や床など、それぞれを照らす必要があります。
ですから、ダウンライトのみでリビングの照明を考えるときには、かなりの数のダウンライトが必要になります。
最近は、拡散型のリビングライトもありますが、それでも天井が穴だらけになることは否めません。
スッキリとした天井に憧れて、ダウンライトを取付けたのに、天井が穴だらけでゴチャゴチャな印象になります。
スッキリとした天井にするためには、ダウンライトの数を減らし、趣のある隠れ家のような癒やし空間です。
しかし、食事など癒やし空間でいいですが、リビングでは読書や文字を書くこともパソコンを見ることもあります。
このような作業が薄暗い空間では困難なので、仕事をしたり子どもがいたり高齢者の方がいたりする時には、ダウンライトのみでは暗すぎるのです。
ダウンライトが眩しい
ダウンライトが薄暗いと書きました、「暗いのに眩しいっておかしくない?」と思った方も
いると思います。
ダウンライトはスポットライトのような照明器具です。
部屋全体を照らすことはありませんので、部屋は薄暗い感じになり雰囲気を作ることができます。
その、薄暗い部屋の中で目に直接入ってくる光がダウンライトです。
上を向いたときはもちろん、座っていてもテレビを見たり、パソコンを見たりするときに、椅子の高さやテーブルの高さで視界の中にダウンライトの光が入る時があります。
視界の隅に少しでもダウンライトの光が入ると、とても眩しくて気になり不快です。
ダウンライトは設置後移動できない
ダウンライトは天井に穴を開け、直接、壁や物を照らす照明器具です。
なので、ダウンライトの設置場所は、照らす物や、居住者の生活や導線に沿って計画して決めます。
生活にあわせてダウンライトの設置場所を決めているのですから、家具を買い直したからといってダウンライトの場所は変えられません。
あらかじめ分かっているから、同じ所にソファーを置いたとしても、ソファーの高さや大きさでダウンライトが照らす場所が変わったり、眩しく感じたりするのです。
同じように子どもが成長して大きくなった時などは、家具も場所も変えていないのに成長したことで不便を感じることがあります。
ダウンライトを設置するときには、事前に注意深く打ち合せし計画をたてなければならないのですが、家族の成長や家具の買換え、模様替えなど不可抗力で変更が必要なときには応用するのが難しいです。
リビングにダウンライトを設置して失敗した事例を「暗い」「眩しい」「移動できない」とご紹介しました。
では、ダウンライトをリビングに付けて失敗しないためには、どのようにしたらいいのでしょうか?
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リビングのダウンライトをつけて失敗しない方法
ダウンライトをリビングに付けて失敗しないためにはどのような方法があるのでしょうか?
ダウンライトを付けるときに失敗しない方法を、ご紹介します。
調光・調色機能付きダウンライトを利用する
寝室の照明に調光機能(光の明るさを調整できる機能)を取り付ける方は多いと思います。
けれど、リビングのダウンライトに調光機能や調色機能(光の色を調整できる機能)を取り付ける方は少ないです。
ダウンライトは部屋全体を照らすわけではないので「リビングはみんながいる場所で明るければいい」と考えている方がおおいのだと思います。
しかし、リビングのダウンライトにこそ調光・調色機能が付いた物を使用するのです。
リビングは、リラックスする時以外にも、読書や作業をするときにも使います。
また、朝起きてから夜寝る前まで、みんなで生活する部屋です。
生活時間に応じた調色と暮らしに応じた調光で、リビングでダウンライトを使いやすくできます。
ぜひ、リビングにダウンライトをお考えの際には、調光・調色機能が付いているダウンライトをお選びいただくと失敗が少なくなるのでおすすめです。
他の照明器具との併用
ダウンライトは部分的に部屋の一部を照らす照明器具です。
お部屋全体を明るく照らす、シーリングライトやペンダントライトと併用を考えてみてはいかがでしょうか?
リビングは、家族みんながくつろいだり作業をしたりして長時間集まる部屋なので、目的別状態別に全体照明と部分的に照らすダウンライトを併用することで失敗が無くなります。
食事やくつろぎたいリラックスしたいときには、ダウンライトを使って趣のある癒やし空間を演出し、作業したり読書したりするときや、幼い子どもがいたり年配の方がいたりして明るく照らさないと足下が危ないときなどは部屋全体を明るく照らすことができます。
リビングの照明選びで失敗しないように、部屋全体を照らせる照明器具と併用することをお勧めします。
自然光が入る窓の活用
部屋の照明を考えるときにダウンライトを使いたいと思って、配置や他の照明器具などを考えますが、自然光がどのように入るか窓の設置も大切なポイントになります。
夜、暗くなるとダウンライトなど照明器具だけで照らしますが、日暮れ時の薄明かりの中で部屋を照らすことも考えなければいけません。
日暮れ時に、ダウンライトをひとつづつ灯して部屋をだんだんと明るくすると趣を感じることができ、おすすめです。
ダウンライトを部屋に取付けるときには、取付けるダウンライトの機種や配置、条件はもちろんのこと他の照明器具や窓の配置も併せて考えてください。
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リビングにダウンライトを設定する上で失敗しないポイント
ダウンライトをリビングに取付ける際の失敗しない方法をご紹介しました。
併せて、ちょっと工夫すると良いポイントを、ご紹介します。
間接照明としてのダウンライト
リビングにダウンライトを取付けたいときに、カフェのようにダウンライトだけで部屋を照らすことも出来ます。
しかし、シーリングライトやペンダントライトなどを併用し部屋全体を明るく照らすことも魅力的です。
メインのダウンライトだけでなく、横壁やオブジェを照らして間接的に部屋を明るくする間接照明としてダウンライトを使うと、更に魅力的な空間を演出できます。
ダウンライトの魅力は、間接照明を多用し癒やし空間を演出できる点です。
ダウンライトの調光・調色
リビングに取付けるダウンライトは調光・調色機能が付いている物を選ぶことをおすすめします。
加えて、照射方向調整機能が付いたダウンライトも販売されているので、家族構成が変わるかもしれないとか模様替えをよくするとかいう予定があれば、物や人が変わっても照らす位置を変えられるのでダウンライト選びのポイントです。。
照明のスイッチ
ダウンライトを天井に部屋の照明としてや、間接照明として複数取付けたときにスイッチをまとめて取付けると一斉に灯が付き不便です。
しかし、個々に取付けるとスイッチの数か多くなって、また不便になります。
ダウンライトを使う用途、場所によってスイッチをどこにどのように取付けるか計画することが、便利に生活する上で必要なポイントです。
まとめ
リビングにダウンライトを取付けたいと考えている方に、ダウンライトの失敗例や失敗しない方法。ポイントをご紹介しました。
ダウンライトの失敗例として、ダウンライトは暗く、眩しく、設置後は移動できないこと。
ダウンライトの失敗しない方法は、調光・調色機能がついた物を選ぶとよい。
ダウンライトだけではなく、シーリングライトやペンダントライトなど他の照明器具と併用することを考える。
自然光も取り入れて照明を計画する。
ダウンライトは間接照明として使うと良い。
ダウンライトを使って、美しく落ち着いた癒やしの空間になるリビングを設計して、生活しやすいリビングになるよう計画するためのヒントとなれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。