玄関は家に住んでいる自分たちが頻繁に利用する場所であり、お客様がきたとき一番最初に目に入る場所でもあります。居室ではないため後回しにされがちな玄関ですが、少しのこだわりを入れることをおすすめします。そこで今回は、玄関周りのコーディネートのコツをご紹介しますので、是非参考になさってください。
【新築の外観】玄関のドアを選ぶポイント
新築の玄関ドア選びに悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。玄関のドアはさまざまなデザインに仕上げられているだけではなく、カラーや開閉の仕組みもさまざまで選び幅が広いです。次に、新築の玄関ドアの選び方を紹介していきます。どのようなことに注目して玄関ドアを選べば良いのか分からない人は参考にしてください。
デザイン
新築の玄関ドアを選ぶ場合は、ドアのデザインに注目しましょう。基本的に好みのデザインで選んでも問題ありませんが、好みだけで選んでしまうことは控えましょう。その理由は好みだけで選んでしまうと外壁や住宅全体とのデザインが統一されないからです。玄関ドアのデザインだけは浮いてしまうと違和感のある住宅になってしまいやすいため、住宅の雰囲気とも合うデザインの玄関ドアを選びましょう。
色
玄関のドアはさまざまなカラーで仕上げられている場合が多いですが、好みのカラーだけではなく、住宅の雰囲気に合う色なのかを確かめましょう。また、汚れが目立ちにくい色を選ぶことも大切です。玄関は毎日使用するため、汚れてしまいやすいです。そのため、ホワイトやクリーム色は汚れが目立ちやすく、おすすめできません。一方、ブラックやグレー、ブラウンなどは汚れが目立ちにくいため、人気の色です。
玄関の扉の開き方を気にしたことがある人も少ないのではないでしょうか。しかし、新築を建てる際には扉の開き方までも決めなければなりません。一般的に利き手で扉が開きやすいようにすることが多いです。
例えば右利きであれば玄関に入る際は右から左に向かって扉が開くようにします。逆の開き方では体まで動かさないと右手で開けることができません。
開き方
しかし、玄関の開き方の決め方にはそのほかの要素もあります。例えば玄関が道路に面している場合は、玄関を開けた時に部屋の中が見えないような開き方にすることも大切です。
性能
玄関ドアを選ぶときに備わっている性能にも注目しましょう。玄関ドアに性能を求めない人もいますが、最近の玄関ドアはさまざまな性能が備わっていることがあります。例えば、断熱性に優れている玄関ドアであれば、外からの気温の影響を受けにくくすることができ、玄関の室温を快適な温度にすることが期待できます。また、汚れが付きにくくするコーティングが施されていれば、汚れがつきにくく、汚れも目立ちにくいです。
【新築の外観】玄関照明を選ぶポイント
デザイン
先程の玄関ドアでご紹介したように玄関照明もその家の顔となります。住宅の外観の印象を大きく左右しますので、見た目には大いにこだわりましょう。次は、玄関照明を選ぶポイントをご紹介します。
玄関照明でおしゃれに演出
玄関をおしゃれにつくるには、日中だけでなく夜でもニュアンスのある表情を出したいもの。そんな時に活用したいのが照明器具です。玄関全体を照らしたいなら天井面にダウンライトを設置するのが一般的ですが、外壁にブランケットライトをつけて壁面を照らし間接照明のようなやわらかい光を広げる方法もいいでしょう。表札の文字にスポット的に光を当てて陰影を出し、高級感を出すのもおすすめです。
メンテナンスのしやすさ
玄関の外に取り付ける照明は、屋外に取り付けるという特性からどうしても経年劣化が気になります。雨風や直射日光にさらされるため、変色したり錆が浮いてきたりしにくいものを選ぶようにしましょう。
また、夜間に点けっぱなしにしたり、点けたり消したりが頻繁になる場所でもあり、消費電力も気になるところです。省エネの観点や、交換の煩わしさをできる限り少なくするためにも、省エネ、長寿命であるLEDタイプをおすすめします。蛍光灯や白熱電球と異なり、紫外線を発生させないLEDは虫も寄ってきづらいのでより屋外に適した照明です。
人感センサー付き照明で防犯対策
玄関は自宅に人が居ても居なくても、防犯面が気になる場所でもあります。防犯面を重視したい場合には、玄関に人が近づくと点灯する人感センサー付きの照明を設置するのがおすすめです。不審者に対して、明るくすることは高い防犯効果があると言われています。
人感センサー付きの照明は人の動きに反応して電気がつくので、ご近所の目にも付きやすい状態になり、不審な動きに気付いてもらいやすくなるのです。また、防犯カメラを設置している場合も、人が居るときに明るくなることで、カメラに捉えた人影をより視認しやすくなるというメリットがあります。
【新築の外観】玄関・エクステリアのコーディネートのコツ
「あの家の玄関おしゃれだな」と思ってもらえる、玄関・エクステリアのコーディネートのコツをご紹介します。
玄関ポーチのサイズは余裕をもとう
玄関ポーチとは、玄関ドアのある外壁面から出した庇の下部分を指します。玄関ポーチのサイズは自由に決められますが、玄関周りのスペースに余裕があるなら広めにしておきましょう。
広めの玄関ポーチは玄関周りをゆったりと見せる効果があるため、より見映えがします。観葉植物やオブジェを飾って個性的な玄関周りの演出を楽しむこともできますね。雨や雪の日に荷物を持って出入りしやすくなるというメリットも得られるでしょう。
床面のデザインにこだわる
外玄関の床面仕上げは外装用タイルかコンクリートが一般的です。外装用タイルを選ぶ場合は家の外観とマッチする色や質感にすること、床面全体に美しく割り付けできることを重視すると美しく仕上がり、見映えがします。
目地の色も一般的な白ではなくグレーにするだけでぐんとしゃれた雰囲気になりますから、タイルとの色のバランスを見ながら決めましょう。コンクリートを選ぶ場合は、コンクリートのみで仕上げる以外に玉砂利や芝生とコーディネートする方法も。
いずれの場合でも、前面道路から玄関までのアプローチのデザインと合わせることで統一感が出て、洗練された印象を与えられるでしょう。
掃除のしやすさ
素敵な玄関は、片付いていることのほかに清潔である事が絶対条件です。できるだけスッキリ片づけておくことは、掃除をしやすくすることにもつながります。片付ける以外に、掃除がしやすい素材にも注目しましょう。
玄関先を花鉢でコーディネート
家の顔である玄関周りや玄関ポーチを花でかわいく演出しているお宅ってステキですよね。鉢植えをいくつか置くだけで、あなたのお家もおしゃれな玄関スペースに変身します。
また、玄関の軒が深いと日光不足になる可能性があります。その場合は日陰に強い植物を選ぶか、手前に置いて、サイドや後ろにも日光が当たるように向きを変えたりして明るさを確保してください。
まとめ
新築を建てる際にはさまざまな場所の間取りや設計をしなければなりません。玄関もその一つであり、さまざまな人が使用する部分でもあるので、念入りに決めるようにしましょう。
使用する頻度が多い場所でもあるため、ちょっとした手間もストレスや苦労に変わってしまいやすいので、安直に決めないことが大切です。
玄関の間取りは他の部屋にもあてはめることができますが、新築が完成した後に変えることは難しいので、新築を設計する段階でより快適な玄関になるようにしましょう。