ペンダントライトの取り付け方は?素人でもできる??

照明器具の選び方と取り付け方のポイントを教えます

ペンダントライトの取り付けは自分でできるのかと疑問に思っている人もいるでしょう。ペンダントライトは取り付けに工事が必要となる器具が多いため、それらの取り付けには電気工事士免許や工事が必要になります。

ただし引掛シーリングやダクトレールがすでに設置されている場合は、工事や電気工事士免許がなくても自分で取り付けることができます。 本記事ではペンダントライトの取り付け方と注意点についてご紹介します。

アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング

アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング

まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。6灯ペンダントライトにありがちなゴチャゴチャとした装飾過多さはなく、スッキリとしたシンプルな照明です。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。

ペンダントライトの取り付け方

ペンダントライト

引掛シーリングやダクトレールがすでに設置されている場合、自分でも気軽にペンダントライトを取り付けることは可能です。ただし照明器具を取り付ける際は周囲の安全に十分注意し、電源を落としてから作業開始するようにしましょう。

引掛シーリングの場合

ペンダントライトの取り付けと言うと難しそうに聞こえますが、実際は器具の取り付けや取り外しだけなので比較的簡単に作業を行えます。天井に引掛シーリングが既に設置されている場合、引掛シーリングに対応したペンダントライトを取り付ければすぐに照明を利用できるようになります。

ただし、取り付け作業を行う時には注意が必要です。安全に作業できる環境が整っているか確認し、電源を切ってから作業に臨みましょう。

また、引掛シーリングに対応したモデルでも、ペンダントライト本体の重量が重い場合は天井に穴をあけて、落下しないようビスで固定する必要があります。賃貸住宅に住んでいる場合は天井に穴をあけると問題になることもあるので、注意しましょう。

ダクトレールの場合

ダクトレールの場合、ペンダントライトの取り付け方は主に2つです。

ひとつは工事によって取り付ける方法で、電気工事士の資格がないと設置できないため、電気工事会社に依頼する必要があります。工事による取り付けのメリットは比較的自由度が高いということです。自分が取り付けたい場所に取り付けることができ、L字、T字、ロの字、田の字など、さまざまな形にダクトレールを設置することもできます。

もうひとつは、セルフで取り付ける方法です。セルフによる取り付けのメリットは誰でも簡単に取り付けることができることです。「工事不要」と書かれたダクトレールを購入すれば、あとは引掛けシーリングに差し込むだけで取り付けることができます。ただし、工事で取り付けるよりも自由度が低いというデメリットがあります。

直接配線と接続する場合

直接配線と接続する場合は、天井にある電気配線に、直接、照明器具の配線を結束させて器具を天井に固定させます。直接配線をするには電気工事士の資格が必要なので、資格を持っていない方は取り付けが出来ません。

なので、新築やリフォームで工事をする方、もしくは電気屋さんに頼んで配線工事を行ってもらう方が直結タイプを選ぶことができます。

レトロな感じがおしゃれ! ガラスセードのペンダントライトMPN053

レトロな感じがおしゃれ! ガラスセードのペンダントライトMPN053

リブ模様のガラスセードと鉄を真鍮ブロンズ色に仕上げたソケット部分・ガード部分がレトロさと無骨さを感じさせるペンダントライト。セードはプレス加工した肉厚なガラスに、さらにフチにガードがつけられているため強度が高く、ガラス表面の凹凸は光を拡散させる効果があるため、柔らかい光で空間を照らしてくれます。

ペンダントライトを取り付ける際の注意点

ペンダントライトを取り付ける場合には、あらかじめ天井の形状や設置されている配線器具などを確認し、問題なく取り付けられるかを確認しておくことが大切です。ここでは、ペンダントライトを取り付ける際の注意点をご紹介します。

重量に注意する

ペンダントライトを取り付ける際には重量に注意しなければなりません。耐荷重を超える物を取り付けると、落下するだけでなく最悪の場合天井材ごとはがれ落ちてきてしまいます。

天井に付いている引掛シーリングやダクトレールは下地のある場所に取り付けられていますが、耐荷重については下地によります。耐荷重を超えるペンダントライトを取り付ける場合は、天井にフックを打ち込んでチェーンで補強するなどの対応が必要になります。

部屋の雰囲気に合うデザインを選ぶ

ペンダントライトは照明位置や光の強さだけでなく、デザインにも特徴があります。例えば、スタイリッシュな形をしているペンダントライトを取り入れることで、一気にその空間をおしゃれに演出することができます。

また、モダンなデザインのドーム型、かたちも可愛らしさがある球形タイプ、薄型タイプ、はたまた和モダンスタイルのペンダントライトなど、様々な形をしたものが数多くあります。お部屋の雰囲気・用途に合わせてお好みの形の照明を選びましょう。

天井の強度を確認する

ペンダントライトには思った以上に重いものもあるため、取り付け時には天井の強度に注意が必要です。一般的な住宅の天井は、重さ10kg程度まで耐えることができると言われています。

天井の配線器具の形状によってもペンダントライトの重さに制限があります。引掛シーリングタイプ耐荷重5キロまで、耳がついているローゼットタイプ耐荷重10キロまでとなります。

重量のあるペンダントライトを自分で取り付けて落下してしまったケースもありますので、10kg以上の照明器具を取り付ける際は、必ず業者さんに取り付けを依頼してください。

傾斜がある場所には取り付けない

ペンダントライトは天井面にぴったりと貼り付けるような形で取り付けるように作られており、基本的に水平で凸凹のない天井面にしか取り付けることができません。

ただし、メーカーによっては別売のアダプターを使用することで、傾斜がある場所にペンダントライトを取り付け可能な場合もあります。傾斜や凹凸のある天井にシーリングライトを取り付けたい方は調べてみると良いでしょう。

ペンダントライトを取り付ける時にライトの選び方や取り付け場所を知ろう

ペンダントライトの照射範囲が比較的狭く、ピンポイントで当てるのが難しいため、ベストな位置に取り付けるのに苦労するという人もいます。ここでは、お部屋にペンダントライトを取り付ける時の場所や選び方ついて解説していきます。

ペンダントライトの選び方

シーリングライトのような全体照明と違い、ペンダントライトは照らせる範囲が限られています。ワット数にもよりますが、複数のペンダントライトで照らすこともおすすめの選択肢にあがります。

サイズについては基本的に、シェードが大きいものほど大きな口金の電球や、複数個の電球に対応している傾向があり、明るさを確保しやすいです。設置する場所や目的に合わせて選ぶようにしましょう。

ダイニングテーブルの上がおすすめ

ダイニングテーブルの上にペンダントライトを吊るすと、空間に中心性を与え、他の照明の空間に比べて重心の低い落ち着きを感じさせることができます。

また、電球色のランプがついているペンダントライトの場合は、料理の色を鮮やかに再現して、食欲を湧かせる効果があります。 陰影も出るので、立体的でとても美味しそうに見えるのです。 一般的な蛍光灯のような青白い光よりも、毎日の食卓を魅力的に演出することができるでしょう。

取り付ける際の高さは、テーブルから器具までの間隔を約60〜80cmぐらいに、位置はテーブルの中央にくるようにするとテーブル全体に光が行き届きます。大きすぎると圧迫感を感じ、逆に小さいと暗い印象になってしまうため全体のバランスを見ながら選びましょう。

まとめ

ペンダントライトの取り付けは、ご自宅の配線器具を確認していただき、引掛シーリングまたはダクトレールの配線器具があれば、配線器具に合わせたタイプのペンダントライトをご購入いただければ、個人で行えます。

しかし、照明の設置に不安がある場合や引掛シーリングでも重い器具、工事が必要な器具の場合は設置工事業者にお願いして照明器具の取り付けを依頼してみることをおすすめします。

これからペンダントライトの取り付けを考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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