照明器具も特注できることをご存知ですか?
インテリアにこだわって照明を選びたいけれど、気に入るものが見つからない…というケースもありますよね。
空間に統一感を持たせてコーディネートする上で、壁紙や家具と同じように、照明選びもとても大切です。
ここでは照明の種類や、特注の流れについて説明します。
照明を特注する前に配線器具を決めておこう
家の新築や店舗の開店・改装などで、空間の雰囲気にあった照明を選ぶのはなかなか難しいですよね。どんな照明を取り付けたいかによって、工事の段階から工程が変わってきます。
天井に取り付ける照明は、配線器具選びが大切になります。
配線器具の種類
【引掛シーリング】
5kgまでの照明が取り付け可能。一般的な家庭ではこのタイプが主流です。
■角型引掛シーリング
直方体の形をした配線器具。天井に接する面積が狭いため、少し安定感は劣ります。
■丸型引掛シーリング
丸型の配線器具。天井に接する面積が角型よりも広いため、安定感があります。
■丸型フル引掛シーリング
丸型引掛シーリングと似た形状。照明との接続部分が帽子のつばのような形になっています。
【引掛ローゼット】
10kgまでの照明が取り付け可能。シャンデリアなどの重い照明を取り付けたい場合にオススメ。
■フル引掛ローゼット
丸型の引掛シーリングと似た形状。両サイドに照明を固定する金具が付いています。
■引掛埋込ローゼット
丸型の引掛ローゼットと似た形状。
薄型で天井面に突き出している部分が少ないので、天井がフラットでスッキリした印象になります。
ダクトレールを取り付ける
天井に取り付けるレール状の配線器具をダクトレールといいます。照明の多灯使いを手軽に叶えてくれるアイテムとして人気です。
ペンダントライトやスポットライトの多灯使いを楽しみたい場合は、天井に埋め込む形の埋込式や、天井にネジで固定する直付式のダクトレールをあらかじめ工事をして取り付けておきましょう。
照明を特注するなら、まずは照明の種類を知っておこう!
照明と一口に言っても、種類がたくさんあるので、どこにどんな照明を取り付けるか迷ってしまいますよね。照明にも種類がたくさんあるので、どんな照明があるのか知っておきましょう。
シーリングライト
シーリングライトとは天井にピタッとくっつけて取り付けるタイプの照明です。高い位置から空間を照らすことができるので、光をまんべんなく届けることができます。シーリングライトの中にも色々なタイプがあります。
■フラット型
天井面に照明器具全体がくっついているタイプ。一般家庭にある丸型のシーリングライトもこの型です。
■シーリングスポットライト
バーにスポットライトが複数取り付けられているタイプ。バーが1本のものや2本でクロスされたデザインのもの、3本以上のバーがアシンメトリーに組み合わせたデザインなどがあります。
■シーリングファンライト
シーリングライトに空気を循環させる機能を持ったファンが取り付けられたタイプ。フラット型かシーリングスポットライトかによって、だいぶ印象は変わります。
ペンダントライト
天井からコードやチェーンで吊り下げられたタイプの照明です。吊り下げられた分、低めの位置で空間を照らします。
■1灯使いタイプ
大きめのペンダントライトであれば、1灯で明るさを確保できます。
■多灯使いタイプ
小型のペンダントライトは複数組み合わせて取り付けるのが一般的です。ダクトレールというレールを取り付けると、手軽に多灯使いを楽しむことができます。
■シャンデリア
2本以上の腕木を持ち、天井から吊り下げられた照明です。華やかに装飾されたデザインが特徴的です。
ダウンライト
天井に丸く穴を開け、埋め込んで取り付ける小型の照明です。天井面がフラットになるため、スッキリした印象に仕上がります。1つでは明るさを確保できないため、複数組み合わせて使うのが一般的です。
ブラケットライト
壁に取り付けるタイプの照明です。階段や玄関に取り付けられたり、広い空間の補助的な照明として使われます。インテリアを照らすスポットライトのような使い方もできます。
フロアライト
床に置いて使用する、コンセントにプラグを差し込むタイプの照明です。コンセントさえあればどこにでも置くことができ、気軽に位置を変えて楽しむことができます。
メイン照明ではなく、補助的な照明として使われます。夜などはメインの照明を消してフロアライトだけにすると、リラックスできる空間を演出できます。
テーブルライト
テーブルライトは机や棚、サイドテーブルに置いて使う、コンセント式の照明です。小型のため移動も便利で、インテリアのアクセントとして気軽に楽しむことができます。フロアライトと同様、リラックス空間の演出にオススメです。
照明を特注するなら、具体的なイメージを固めよう
照明の種類を一通り把握できたら、どんな照明がいいのか具体的にイメージして、予算を決め、依頼先を選びましょう。
照明のタイプは?
照明の種類は何がいいのか、具体的に決めておきましょう。天井に取り付ける照明にしても、引掛シーリングを取り付けるのかダクトレールを取り付けるのかで、電気工事の内容から変わってくるので、事前に具体的にイメージしておくことは大切です。
色々な空間のインテリアの画像を見て、イメージを膨らませておきましょう。
材質は?
照明器具は材質によって、北欧風やアンティーク調、モダン、カフェ風など印象がガラッと変わります。木製やガラス製、真鍮、布、プラスチック、和紙など照明器具に使うことができる素材はたくさんあります。ガラスにしても乳白色なのか、透明なのか、ステンドグラス風なのか、具体的に決めておきましょう。
デザインは?
同じ照明器具で同じ材質でも、デザインで印象が変わります。ペンダントライトの場合、シェードがあるタイプだと限定的に照らすスポットライト的な役割になり、シェードがないタイプだと360度灯が広がります。
スポットライトにしても、シェード部分が筒型なのか、三角型なのか、またはシェードがなくライト部分がむき出しなのかなど、細かいところまでイメージしておきましょう。また色使いをどうするのかもポイントです。同じ色でも、光沢のある色合いなのかマットな色合いなのかで全く違った印象になります。
どこにお願いする?
照明の特注をどこにお願いするのか、会社をいくつかに絞ってくのがオススメです。お願いしたいところが見つかったら、インターネットで相談や見積依頼をしてみましょう。
予算内で理想の照明を叶えてくれそうな会社を見つけられるといいですね。
まとめ
照明にこだわりのある方や店舗や施設にオリジナルの照明を設置したい場合は、照明を特注してみましょう。
特注する際は、どんな種類の照明があるのかあらかじめしっかり調べておくと、後で後悔することがなくなります。新築やリフォーム時でないと取り付けが難しい照明もたくさんありますので、どんなタイプの照明で、どんなテイストにしたいのか、しっかりイメージしておきましょう。
照明の特注を受け付けている会社はたくさんあります。
ただ1台のオリジナルの照明ということになりますと、それなりコストがかかることを念頭におきましょう。
その中で、予算内で希望を叶えてくれるところを見つけましょう。