リノベーションで間取りを変更してみてはいかがでしょうか。ここでは、間取りを変更することのメリットや費用についても紹介していきます。
リノベーションで間取りを変更するメリット
リノベーションで間取りを変更することでさまざまなメリットを得ることができます。そのため、次に、紹介するメリットが魅力的と感じたり、住みにくさを感じているのであれば、リノベーションで間取りを変更してみてはいかがでしょうか。
住みやすくなる
間取りを変更する原因や理由は住みにくさを感じてしまっていることが関係しています。そのため、リノベーションで間取りを変更することで以前よりも住みやすさを感じるようになります。間取り変更後に住みやすさを感じたいのであれば、現在住みにくさを感じていたり、使いにくさを感じている部分を探し、どのようにすれば住みやすくなるのかを考えましょう。住みやすくなるだけでストレスや疲れを感じる要因が減るため、よりリラックスできる自宅にすることもできます。
新築のような雰囲気になる
間取りを変更することで室内の雰囲気が大きく変わり、新築のような雰囲気になります。間取りを変更することは必然的に壁紙も張り替える作業がセットになっていることも新築のような見た目に仕上がる理由でもあります。長い間住んでいればどうしても汚れが目立ってきたり、傷などができるため、新築感が徐々に薄れてきます。そこで、壁紙の汚れが気になっており、同時に住みにくさも感じているのであれば、思い切って間取りを変更するリノベーションを行ってみてはいかがでしょうか。
住みやすくなるだけではなく、内装が綺麗になるため、一石二鳥ですよ。
建て替えるよりも安くできる
住みにくい間取りであり、建て替えるかリノベーションで間取りを変更するか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。それぞれ住宅の状況によってどちらが良いのか変わってきますが、基本的に建て替えるよりもリノベーションで間取りを変更したほうが費用が安くなります。建て替えるとなると一度解体して初めから建築するため、新築を建築する場合と費用が多少安くなる程度であり、数千万円以上の費用がかかることは一般的です。
一方、リノベーションで間取りを変更する場合は不必要な壁や柱だけを解体し、新しく壁などを作る作業であるため、建て直すよりも工事期間が短いだけではなく、費用も安いです。間取りの変更する範囲にもよりますが、部屋を増やしたり、一部屋にまとめる程度であれば50万円もかからない場合もあり、例え大規模な間取りの変更をしても建て直すよりも費用はかかりません。
ただし、築年数が経過しており、骨組みや基礎などの状態も悪い場合で長く安心して住むためにはリノベーションで間取りを変更するよりも費用がかかりますが、建て替えした方が最終的に安くなります。
リノベーションで間取りを変更するタイミング
リノベーションで間取りを変更するタイミングやリノベーションする決め手がない場合は適切なタイミングを見極めることが大切です。次に、リノベーションで間取りを変更するタイミングを紹介するので、どのような時に間取りの変更を依頼すれば良いのかや建て直しかリノベーションで間取りを変更するかで悩んでいる人は参考にしてください。
家族が増えて部屋の数が足りないとき
住み始めた時と現在実際に住んでいる人が変わることも珍しくありません。例えば、新婚であれば、子供が産まれることも考えられ、必然的に住む人も増えます。子供がまだ小さければ特に問題ありませんが、大きくなれば子供部屋も用意しなければならないため、間取りの変更が求められます。また、さまざまな事情から二世帯で住むようになれば短期間に住み人数が増えてしまうため、間取りの変更や増築も考える必要ができます。
基本的に住む人が増えればそれだけ必要となる部屋も必要になるため、部屋を多くする間取りに変更することが多く、住む人数が減れば多くの部屋があっても活用することができないため、一部屋にまとめるリノベーションがされる傾向があります。
住みにくさを感じたとき
住みにくさを感じた時にもリノベーションで間取りの変更を検討してみてはいかがでしょうか。上記で紹介したように住む人が増えれば現在の間取りでは住みにくさを感じてしまいやすいです。そのほかにも実際に住み始めて住みにくさや使いにくさを感じてしまうこともあります。
中古物件を購入したとき
中古物件を購入したときにリノベーションで間取りの変更が行われる場合が多いです。その理由は以前住んでいた人が住みやすく、使いやすい間取りに作られているからであり、次に契約する人にとっては必ずしも住みやすい間取りではないからです。そのため、中古物件を購入してから間取りだけではなく、そのほかの部分もリノベーションすることが多いです。
リノベーションで間取りを変更するときの費用
リノベーションで間取りを変更する場合、どの程度費用が必要になるのか分からない人も多いのではないでしょうか。間取りを変更する場合の費用は、作業規模によって費用も大きく異なります。次に、間取りの変更内容ごとのリノベーション費用を紹介します。
一部屋を二部屋にする場合
一部屋を二部屋にする場合の費用は8から25万円が相場となっています。間取りを変更するときの費用としてはもっとも安いため、リノベーションを依頼しやすいのではないでしょうか。ちなみに一部屋を増やすリノベーションをする場合は新しく空間を用意しなければならないため、より多くの費用が必要となります。例えば6畳を増築する場合は200万円程度であり、屋根裏を活用して一部屋作る場合でも100万円以上が相場となっています。
水回りの間取りを変更する場合
間取りを変更する場合に水回りも変えたいと考える人もいるのではないでしょうか。水回りとはキッチンや洗面台、トイレや浴槽などです。これらの空間の場所を変えるとなると多くの費用が必要になります。キッチンや浴室の場合は200万円程度でトイレは80万円、洗面台は30万円前後必要になること覚悟しておきましょう。どうしても水回りを変更すると給水や排水の設備まで変更しなければならないため、大工事になりやすいです。
フルリノベーションする場合
フルリノベーションは戸建てやマンションの一部屋全てをリノベーション対象にすることであり、戸建てであれば1000万円必要になることも珍しくありません。ただし、戸建てをフルリノベーションする前に建て直した方が良い場合もあるため、どちらの方がメリットになるのかを慎重に考えて決めるようにしましょう。
鉄筋住宅の場合
鉄筋住宅は耐久性に優れているメリットがありますが、建築費用が木造と比べて1.5倍程度必要になってしまうデメリットがあります。そのため、鉄筋住宅の間取りを変更するリノベーション費用も高いです。特に、壁を壊したり、新しく壁を作る作業になるほど高額になりやすいです。しかし、全てのリノベーション作業が高額になるわけではありません。例えば、内装や床の張り替え程度であれば、木造住宅と費用があまり変わりません。
ちなみに解体費用も高額になるため、築年数が数十年であり、特に倒壊の恐れなどの危険性がないのであれば、建て替えはおすすめできません。
まとめ
リノベーションで間取りを変更することでさまざまなメリットを得ることができますが、工事内容によっては高額になったり、建て直しの方がメリットになることもあります。そのため、リノベーションで間取りを大幅に変更するのであれば、慎重に計画を練るようにしましょう。