傷んできた家のリフォームや、住宅設備の故障の際にお世話になるリフォーム業者。お客様の生活の中心となる住居を修繕するお仕事に興味のある人も多いと思います。ここではリフォームの仕事について詳しい仕事内容や必要なスキル、また向いている人の特徴について解説していきます。
就職や転職でリフォーム業界に興味のある人はぜひ参考にしてみて下さい。
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リフォームの仕事とは?
リフォームの仕事と言っても仕事内容は多岐にわたり、お客様対応が専門の営業職や現場で実際に作業を行う内装工や電気工など様々です。ここでは実際に現場で行われる仕事の内容について大まかな流れをご紹介します。
ヒアリング
まず、クライアントからリフォーム内容についてヒアリングを行います。故障個所の修繕であればポイントも絞れるので比較的スムーズに進みますが、内装のリフォームなどの大がかりなものはお客様の希望がどのようなものか、またそれが可能な状態なのかなど詳しく把握しておく必要があります。
実際に現場で確認しておく必要もあり、専門的な作業がある場合は作業を受け持つ業者も交えクライアントと細かく打ち合わせを行い、依頼内容や作業内容を明確にしておきます。
現場調査
ヒアリング内容に沿って実際の現場をしっかり調査していきます。作業スケジュールを計画通りに進めることができるか、問題となる懸念点はないかなどを確認します。特に造作物の寸法や搬出入ルートの確保など現地でしか分からないものはこの段階で明確にしておく必要があります。
見積もりの作成
ヒアリングと調査内容に基づいて作業内容が決まったら見積書の作成に入ります。リフォームではクライアントから予算の提示があることがほとんどですので、依頼内容と見積もりで予算超過してしまう場合もあります。このような場合にはVE(コスト削減)案の準備も必要となります。
また、作業に入ってから追加作業の必要性が出ることもありますので、トラブル回避のためにどのような事態が発生するかを事前に把握し、クライアントに伝えておくことも大切です。
工事計画の作成
見積もりについてクライアントから了承頂けたら作業開始となります。工程表を作成し、役所への届出や近隣の住民の方々へ挨拶周りを行います。
請負業者との打ち合わせ
工程表に沿って作業が行われるように実際に工事を行う請負業者との打ち合わせに入ります。全体の施工工程や搬出入ルートなどの確認を行っていきます。
リフォームは新築と違い、すでにクライアントが生活している住居での作業になりますのでスピード感も重要となります。段取りを細かく設定し、当日のトラブルへの対応にも対策を考えておく必要があります。
現場管理
様々な職人が入る作業では現場の管理も重要な仕事のひとつです。作業エリア以外へ支障が出ないように養生ができているか、またクライアントから安心して任せて頂けるように作業状況の説明などもできるようにしておかなくてはいけません。
リフォーム工事では「騒音」や「ほこり」に関するクレームが多くあります。事前に対策を考えることが重要となっています。
リフォームの仕事に必要なスキルとは?
リフォームの仕事は専門的な分野に特化した仕事以外では資格が無くても問題ありません。ですがリフォーム業界でスキルとして活用される資格もあります。ここではリフォームの仕事で有利となる資格についてご紹介します。
内装仕上げ施工技能士
内装工事に関わる資格で国家資格となります。内装には床仕上げ・天井仕上げ・ボード貼り・クロス貼り・塗装仕上げ・鋼製下地組立などの作業があり、このすべてを行う職種を内装工と言います。
内装工は職業訓練校で学んだり、現場で技術を身につけることでスキルアップできますが、さらにこちらの資格取得によりキャリアアップが可能です。
試験は「カーテン工事作業」・「ボード仕上げ工事作業」・「床仕上げ工事作業」・「鋼製下地工事作業」の4つに分かれていてそれぞれ1級から3級までのランクに分けられています。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは住宅の内装や家具、照明などのインテリアに関する提案や商品選択へのアドバイスをおこなうための知識を有していることを証する資格です。インテリアメーカーや工務店などへの就職が可能となり、通信教育などで学ぶこともできますので比較的取得しやすい資格となっています。
宅地建物取引士
不動産の取り扱いができる資格となり、実際のリフォームでは必要性は薄いですが、リノベーションなど中古物件の購入などが必要となる場面で有効な資格となります。
国家資格となりますので取得へのハードルは高いですが、不動産や住宅に関わる仕事ではもっとも有名な資格となりますので、取得すればお客様への安心感につながるでしょう。
建築士
国家資格となり取得のハードルは非常に高い資格ですが、建築のプロとしてお客様からの信頼感は抜群です。住宅の設計や工事現場管理まで行うことができ、対象建築物により1級・2級・木造の3種類があります。
基本的には専門学校などの就学による学習が必要となり、資格試験では筆記と製図に分けられています。
電気工事士
電気配線やコンセントの移設など、リフォームで必要となる電気関係の作業には電気工事士の資格が必要となります。第一種・第二種があり、住宅・店舗は第二種となります。
こちらも国家資格ですので専門的な知識が必要となり、取得のハードルは高くなります。資格試験は筆記の他、技能試験も行われます。
リフォームの仕事に向いている人とは?
リフォームの仕事の醍醐味は自分の仕事が形として残るということですので、この点に興味があり、やりがいを見出せるかが就職への要素となります。では実際にリフォームの仕事に向いている人とはどのような人なのでしょうか。ここでは代表的な要素を5つご紹介します。
コミュニケーション力の高い人
リフォームは工事規模に幅があり、小さい現場ではクライアント対応から現場管理まですべてを1人で行うことも少なくありません。そのため営業力も必要となり、クライアントや、現場での関係者とのコミュニケーション力が求められます。クライアントから信頼される説明や、現場で必要な情報を関係者に適切に伝える能力が高い人が向いていると言えます。
お客様目線での思考
リフォームは新築工事に比べスピード感が求められます。クライアントの希望を適切に理解し、形にしていく必要がありますので、クライアント目線の思考を持てる人が向いているでしょう。
ホスピタリティ精神の高い人
クライアントの希望に対して、内容をなぞるだけでなく、自分から率先して行動することが必要です。クライアントが求めているものは何かを理解し、こちらから提案できるような行動力を持っている人が向いているでしょう。
現場での専門知識のある人
実際の現場では様々な問題やトラブルが発生します。この時の対処実績が次の現場での経験として活きてきます。最初から上手くいくことはありませんので、先輩や上司から学ぶ姿勢を持つことが重要となります。
臨機応変な対応力
リフォーム現場では予定通りに進まないこともよくあります。その際に的確な判断を行っていく必要があります。問題に対して臨機応変に判断し、柔軟な対応ができることが求められます。
【まとめ】リフォームの仕事に挑戦してみよう!
お客様は住居に関する様々な問題の解決のためリフォームという選択肢を考えます。自分の仕事の成果としてお客様の満足感があり、人の暮らしに関わり、喜んでもらえることでやりがいと感じることができる仕事がリフォームです。この記事で興味を持った人はぜひリフォームの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。