海外と日本では照明に違いがあることを知っているでしょうか。ここでは北欧と日本の照明の違いについて紹介します。
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北欧の照明の特徴
それぞれの特徴を知り、違いを知ることで北欧の照明と日本の照明の良いところを見つけることができます。北欧の照明を取り入れたいと考えている人は参考にしてみてください。
温かみのある光の色
北欧は日本とは違い寒い地域であるため、さまざまなことで温かさが感じられるように工夫がされています。照明の光の色はオレンジ色の光である電球色・白い光である昼白色・少し青みがかった白い光である昼光色とざっくり3種類に分けることができますが、北欧のお家で採用される照明の色は一番あたたかみを感じる電球色が多いです。
自然が感じられるデザイン
北欧のデザインは日本でも人気となっているデザインで、美しくおしゃれでもあります。そのため、照明のデザインもおしゃれに仕上げられている場合が多いです。北欧の照明はシェードの素材にこだわっている特徴があり、木材や磁器、金属などさまざまです。シェードの素材によって光の漏れ出す優しさや範囲が違ってきます。また、シェードのデザインもさまざまあり、裾が狭まって特定の部分だけを照らすことができるようになっていることもあります。
間接照明や部分照明が使用されている
北欧の照明には間接照明や部分照明が多く取り入れられている場合が多いです。現在は日本の住宅でも多く間接照明や部分照明を取り入れていることもありますが、北欧の住宅と比べると少ないです。北欧はさまざまな部屋や場所に間接照明が取り入れられ、逆に直接照明が少ない特徴があります。この点は日本と大きく異なる特徴であり、日本の場合は各部屋に必ず直接照明が取り付けられています。
北欧の照明の取り入れ方
北欧の照明を取り入れることで室内の雰囲気を変えることができたり、おしゃれに見せることもできます。しかし、いざ実際に北欧の照明を取り入れようと考えた際にどのようにすれば良いのかわからない場合が多いです。無知識のまま行動してしまうとせっかくの北欧の照明を活かすことができません。次に、北欧の照明を取り入れる方法やコツを紹介します。
間接照明・部分照明を増やす
北欧の照明を取り入れるのであれば、間接照明を用意するようにしましょう。北欧の照明は間接照明がメインで使われていることが多く、日本ではあまり間接照明を使用する習慣がありません。そのため、間接照明を使用するようにするだけでも北欧の住宅のようなほっとする空間を演出することができ、北欧の照明を使いこなすこともできます。
日本で間接照明を使用する部屋は寝室などに限定されてしまいやすいですが、リビングやダイニングなどにも間接照明や部分照明を設置はおすすめです。フロアスタンドライトやデスクライトなどは後付けできるタイプが多いので、取り付けやすいです。
デザイン性にこだわる
北欧の照明を取り入れるのであれば、デザイン性にこだわるようにしましょう。北欧の照明はシンプルでモダンなデザインに仕上げられている場合が多いですが、取り入れようとしている部屋の雰囲気に合うデザインを選ぶことをおすすめします。デザイン性に優れている北欧の照明でもすべての部屋の雰囲気に合うわけではありません。
デザイン性に違和感が出てしまうと室内の雰囲気を乱してしまい、落ち着かない室内になってしまう原因にもなります。例えばナチュラルなお部屋ならウッド調の照明、フェミニンなお部屋ならホワイトやゴールドの配色のものを選んでみるなどお部屋に合う素敵なデザインを選ぶといいでしょう。
必要な場所を照らすようにする
北欧の照明を取り入れる際に間接照明や部分照明を活用することを紹介しましたが、必要な場所に必要な光を設置するようにしましょう。間接照明は雰囲気づくりにおすすめの照明であり、おしゃれな空間にすることもできます。しかし、光が必要な場所を照らすことができていないのであれば実用性にかけてしまい、生活しにくくなってしまいます。なので、雰囲気づくりに重点を置きすぎてしまい、生活しにくいといったことがないようにしましょう。
光のオブジェを取り入れる
低い背丈のフロアスタンドライトや、ぼんやりと灯るオブジェ的なスタンドライトを置くのも落ち着いた空間がつくれます。
光が上にあるよりも床に近い位置にあるほうがリラックスしやすいと言われいることがあり、寝室や寝室に向かう廊下にそういった光を灯しておくのもおすすめです。
しかし、そういった照明は空間を照らすというよりも演出用でもあるので、作業用としての使用や、それで光を確保しようとすると暗すぎることで躓いてしまうこともあるので、使用には気を付けましょう。
日本で北欧の照明を取り入れる際の注意点
日本で北欧の照明を取り入れることで北欧風に室内を仕上げることができたり、おしゃれな雰囲気を出すこともできます。しかし、単純に北欧の照明を取り入れるだけでは、おしゃれな雰囲気に仕上がらなかったり、生活がしにくくなってしまいます。なので北欧の照明を取り入れるのであれば注意点を把握しておきましょう。
直接照明はなくさない
北欧風の室内に仕上げる際に間接照明を増やすことが効果的と紹介しましたが、直接照明をなくさないようにしましょう。直接照明とは天井に取り付けられているタイプ、主にシーリングライトと呼ばれる照明であり、1灯でで部屋全体を明るくする力が強い照明です。北欧では間接照明がメインとなっているため、より北欧風に近づける際にシーリングライトを取り外してしまうこともあります。
しかし、いきなりシーリングライトがなくなってしまうと常に薄暗く感じてしまい、ストレスになったり、生活がしにくくなってしまうこともあります。いくら北欧風の雰囲気を出したくても生活に支障が出るのであればよくありません。
まずは一部屋から
新築をたてている最中ではなく、今ある居住空間を変えたい方は、すべての部屋の照明を変えるのは厳しいでしょう。
まずは一部屋から、照明を試しに購入してみて明るさ感や光を灯す位置、スポットライトなどの指向性の強い照明であれば光の向き、壁への当て方などを検討して自分好みにしていくといいですね。値段が高い北欧ブランドの照明をすぐに買うのではなく、安い照明を購入して色々試してみたり、複数の照明の中で1つはお気に入りの高い照明、そのほかはお手頃価格の物で揃えてバランスをとることも良いと思います。
少しずつお部屋作りをしていくのは長期的にたのしい時間も過ごせるのでおすすめです。
北欧の照明を取り入れておしゃれに!
北欧の照明は日本の照明とはデザインや機能性、目的も違ってきます。なので単にデザイン性が好みだけという理由から北欧の照明を取り入れると、生活のしづらさを感じてしまうこともあるので、しっかり特徴を理解するようにしましょう。北欧の照明を取り入れて、おしゃれかつ温かみのある部屋に仕上げてみましょう。