照明の設置に「ダクトレール」を使用すれば、部屋の雰囲気を簡単におしゃれ空間に変えることができます。今回は、手軽に活用できるダクトレールの解説から使い方のポイント、ダクトレールに使用可能なおすすめの照明などをご紹介します。
目次
照明を自由自在にアレンジできる「ダクトレール」とは?
ダクトレールとは、スポットライトやペンダントライトなどの照明器具を取り付ける際に使用する一本のバー状レールのことです。別名「ライティングレール」や「ライティングダクト」とも呼ばれています。レールの内部全体に電気が流れる仕組みとなっているため、好きな位置に照明器具を取り付けることができます。
もともとダクトレールは主にお店や舞台照明などで使用されていましたが、近年では簡易取り付けが可能な「簡易ダクトレール」が販売されるようになったため、家庭でも利用されるケースが増えています。
自分で照明をダクトレールに変えることはできる?
通常家庭でダクトレールを使用する場合は、電気工事を行う必要がありました。しかし、簡易ダクトレールを使用することにより、電気工事を行う必要なく簡単に自分で設置することが可能です。
また、簡易ダクトレール対応の照明であれば、メーカー問わず自分の好きな照明器具を取り付けることができるので、手軽に部屋の雰囲気を変えたい人におすすめです。簡易ダクトレールや簡易ダクトレール対応照明は、ネット通販やインテリア量販店、家電量販店、ホームセンターなどで購入することが可能です。ただし、天井に引っ掛けシーリングという配線器具が無ければダクトレールを設置することができないので、確認しましょう。
部屋の照明をダクトレールに変えるときのポイント
ダクトレールは、照明器具の取り付けが簡単なのも魅力の一つ。簡単に照明器具の設置ができるため、ダクトレールさえ配置してしまえば、いつでも誰でも簡単に部屋の雰囲気を変えることができます。
また、ダクトレールには照明以外のインテリア雑貨を取り付けることも可能です。植物を吊るしたりなど、自分のアイデア次第でインテリアアレンジの幅が広がります。狭い空間からLDKの広い空間までダクトレールを活用すれば、さまざまな空間を簡単に様変わりさせることができるのです。
ただし、1本のダクトレールに取り付け可能な照明数が限られているので、事前に確認しておきましょう。例えば、ダクトレール1本で「1500Wの電力使用が可能」です。電源スイッチ1個の場合であれば、「50Wの電球で30個程度」になります。また、電源スイッチの個数やダクトレールの本数によっても使用可能な電力(最大ワット数)が変わるので、事前に設置したい照明器具のワット数や個数を確認してから配置するようにしましょう。そのほかにもダクトレールや引掛けシーリングには耐荷重の制限もあるため、事前に確認しておきましょう。
ダクトレールは、アイデア次第でアレンジ可能な「自由度の高いインテリアアイテム」ですが、レール本体のカラーバリエーションが少ないため、部屋の雰囲気によっては適さない場合があります。相性が悪い場合、ダクトレール本体が目立ってしまい、逆効果になることがあるので注意が必要です。
また、ダクトレールに使用できる「照明器具の種類が少ない」のも注意すべき点でしょう。ダクトレールに使用可能な照明器具は、おもにスポットライトとペンダントライトで、どちらも「長さのあるライト」です。設置場所によっては熱さを感じてしまったり、汚れやすいというデメリットが発生する可能性があります。そのため、ダクトレールを配置する際には、位置や高さもきちんと計算してから設置しましょう。
ダクトレールに使用可能なおすすめの照明
ダクトレールに使用可能なおすすめのスポットライトやペンダントライトをご紹介します。それぞれに適した設置場所や特徴なども、合わせて解説していきます。
スポットライト
スポットライトはダクトレールで使用されることが多いため、お店などで見かけたことがある人も多いことでしょう。一箇所に強い光を当てるために作られた照明で、おもに壁のポスターや演出したい場所をピンポイントで照らすために用いられます。デザインがシンプルなものが多いので、モダンな雰囲気やすっきりとした印象の部屋にしたい方におすすめです。
・【MotoM】スポットライト
MotoMのスポットライトは、シンプルなデザインで、モノクロシリーズと木目調とパステルカラーのツートーンのタイプがあります。どんなインテリアにも馴染みやすく取り付けも簡単なので、ダクトレール初心者におすすめです。設置する位置や数を工夫することにより、部屋の見え方がさまざまに変化します。自分流にアレンジしたい人にもおすすめの照明です。
ペンダントライト
ペンダントのように吊り下げて使用する照明で、電球周りにシェード(笠)がついているものを連想する人が多いのではないでしょうか。従来のペンダントライトはシェードがついたものが一般的でしたが、現在はシェードなしのタイプのものも多く、大きさやデザインが豊富に揃っています。ペンダントライトは、ダクトレールとの相性も良く、組み合わせ方も豊富かつ簡単なインテリアを自由にアレンジしたい方におすすめです。
・【MotoM】円筒アクリルカバー付き円筒ペンダントライト MPN06D レール用
MotoMのミニマムなLED照明円筒ペンダントライトシリーズ。細身の円筒形セードとアクリルカバーのシンプルな組み合わせは、どんなインテリアにもマッチしやすく、使い勝手が良いのが魅力です。暖かみのある夕暮れ時のような光の色合いが、リラックスできる落ち着いた雰囲気を演出。料理の色を鮮やかに見せるので、ダイニングやキッチンカウンターの設置にも適しています。
・【MotoM】【ネット限定】木目調円筒ペンダントライト MPN05 レール用(ダクトプラグ)
MotoMの【ネット限定】木目調円筒ペンダントライトMPN05レール用(ダクトプラグ)
は、木目調のシンプルな円筒型ペンダントライトです。天井にダクトレールが設置されていれば、簡単に取り付けることができます。同じタイプの「円筒アクリルカバー付き円筒ペンダントライトMPN06Dレール用」と合わせて使用したり、場所によりデザイン違いでいくつか揃えて設置するのもおすすめ。
・【MotoM】Φ100×2ペンダントライト MPN034D-2 レール用(ダクトプラグタイプ)
ライトが2つ付いたタイプのペンダントライト。球状のグローブが近いタイプと離れているタイプの2種類があり、デザイン違いを複数台組み合わせて設置すれば、レストランやカフェのようにおしゃれな空間に様変わりします。ただし、こちらのペンダントライトはダイニングテーブル上に設置することをおすすめします。
まとめ
現在手軽に入手ができる簡易ダクトレールは、天井に引っ掛けシーリング対応の配線器具が設置されていれば、一般家庭でも簡単に設置することが可能です。ダクトレールさえ設置してしまえば、いつでも自由に部屋の雰囲気を変えることができます。ダクトレール対応の照明器具であれば、メーカーを問わずどれでも使用することができるので、ぜひこちらの記事を参考に自分のお気に入りの照明を探してみてはいかがでしょうか。
ただし、一般家庭で設置できるのは「簡易ダクトレール」のみなので、事前にきちんと種類を確認してから購入するようにしましょう。また、照明器具も同様に、ダクトレール対応であるかどうかを必ず確認する必要があるでしょう。