起業して雑貨屋を開きたい!おすすめの方法は

アンティーク

素敵なデザインの日用品が並んでいる雑貨屋。
街歩きをしていて目に止まると、ついつい立ち寄ってしまいます。
「おしゃれな雑貨を扱うお店を開いてみたいな・・」
そう思う方も多いでしょう。
本記事では、そんな素敵な雑貨屋の起業について取り上げます。

起業して雑貨屋を開業する簡単な方法

ポイント

お店を開くとなると、それなりの開業資金が必要になってきます。
しかしやり方によっては、比較的安価に起業することが可能です。

ネットショップなら即開業可能

実店舗を持とうとすると、どうしても物件の賃料や改装費用などが必要になります。
一方インターネット上のネットショップであれば、開業費用そのものはほとんどかかりません。
またリアル店舗では売れる売れないに関わらず、一定量の品数がないとお店になりません。
しかしネットショップであれば、極端な話取り扱い商品が一品だけという形態も可能です。
無料もしくは安価でネットショップを立ち上げることができるプラットフォームが色々ありますので、誰でも簡単にインターネット上のお店を持つことができます。
費用面のリスクを抑えつつ雑貨屋を起業するには、ネットショップから始めてみるのが確実です。

ショップ以外でもできる雑貨販売

いくらネットショップとは言え、ちゃんと商品が売れるのか心配だという慎重な方がいらっしゃるかも知れません。
そのような場合は、フリマアプリやオークションサイトで販売するという方法があります。
フリマアプリはオンライン上のフリーマーケットです。
フリーマーケットと言うと不用品処分市の印象がありますが、中古品に限らず物品販売を行うこともできます。
オークションサイトも同様にインターネット上で、オークションへ出品できるサービスです。
「オークション=美術品・骨董品」というイメージが浮かぶかも知れませんが、こちらもジャンル問わず様々な商品が取引されており雑貨の出品も可能です。
このようにショップを持たなくても雑貨の販売ができますので、まずはネット上のフリマやオークションから小手試ししてみてもよいでしょう。

リアル店舗への展開も可能

雑貨屋の雰囲気が好きなのであって、単に販売できればよいわけではないという方は、ネットショップでは物足りないかも知れません。
そのような場合はまずネットショップで起業して、後から実店舗を開くという進め方もあります。
ネット販売を通じて需要・売れ筋・顧客層などを把握し、ある程度資金も確保した上でリアル店舗へ展開すれば、顧客不足・資金ショートなどのリスクを抑えた経営が期待できます。
ネットショップで店舗のブランド価値を創出することで、ネットショップから実店舗への顧客誘導も可能です。
「オンラインショップ限定」「実店舗限定」といった商品展開により相乗効果を生み出す、等の戦略も考えられます。
内装や照明にもこだわったリアル店舗を持つということを目標にすれば、オンラインショップの運営にもより張り合いが出ることでしょう。

雑貨屋の起業では仕入れが重要

主に日用品を扱う雑貨屋では、商品の単価が小さくなりがちです。
その分商品の回転率を上げる必要があります。
それと同時に、仕入れ値を抑えることも考えなければなりません。
また魅力ある商品を揃えなければ、そもそも買ってもらうこと自体が難しくなります。
ネットショップのプラットフォームでは、Tシャツやコップなどオリジナルグッズの製作サービスもセットになっていることがあります。
しかし大量に制作しないと価格が割高になりますので、デザインがとびきり良いなどの付加価値がないとノーブランドではなかなか売れません。
これらのことから、雑貨屋では仕入れが極めて重要なのです。

問屋からの仕入れ

基本的な仕入れ先としては、卸問屋が挙げられます。
卸問屋ではメーカーから商品を買い付け、小売店へ出荷します。
最近ではインターネット上で受注している卸問屋もありますので、まずはそういった業者のサイトをチェックしてみるのがよいでしょう。
また直接問屋に出向いて商品を仕入れることができる、現金問屋という業者もあります。
実際に仕入れる仕入れないは別にしても、見るだけでも楽しく勉強になりますので、一度訪れてみるとよいでしょう。

海外通販からの仕入れ

卸問屋から仕入れる場合は、他のお店も同じようにそこから仕入れるので、どうしても競合が多くなりがちです。
自分のお店でしか購入できない独自性のあるものを掘り出そうとするなら、海外通販からの仕入れも有効な方法です。
海外で製造・販売されている日用品には、日本では珍しかったり日本人にとってはおしゃれに感じられたりする物がたくさんあります。
海外旅行に行った際、現地のスーパーで見かけた何気ないものをお土産にすることがありますよね。
そういった品物を海外通販で買い付けて販売することで、商品ラインアップを充実させることができます。
海外通販の中には日本への発送にも対応しているものが、たくさんあります。
送料がかかる分仕入れ値が高くなりますので、転送サービス業者を活用するバイヤーもいます。
転送サービス業者は、海外通販で購入した品物をいったん現地で預かり、まとめて日本へ転送してくれます。
業者への手数料は必要ですが、複数の品目をまとめて転送してもらうことで送料を節約する効果があります。

見本市・展示会への参加

メーカーやバイヤーが一堂に会し商談を行う見本市・展示会は、新しい仕入れルートを開拓するチャンスです。
招待状がないと入場できない催事であることがほとんどですが、中には申し込めば簡単に招待状が発行されるイベントもありますので、インターネットなどでチェックしてみましょう。
見本市・展示会へ入場すると、広い会場内で多数のメーカーがブースを出して商品をアピールしています。
仕入れたいと思えるものがないか見て回り、興味を引かれたものがあれば価格やロット数などの仕入れ条件を尋ねます。
その場で値引きなどの条件交渉が行われることもあり、多くの場合場内は大変活気です。
ネットショップのオーナーだと、名刺を持っていないかも知れません。
しかし見本市・展示会へ参加する場合は、ぜひ名刺を作って持参するようにしましょう。

雑貨屋の起業で成功するコツ

雑貨屋の起業自体は、ネットショップであれば簡単にできます。
しかしそれで生計を立てていくのは、なかなか大変です。
少なくとも起業当初は、副業としてスタートするのが無難でしょう。
そこから成功していくためには、どんなことが必要でしょうか。

コンセプトを明確にする

雑貨屋に限らずあらゆる店舗に共通することですが、コンセプトを定めることが重要です。
和風の食器を扱っているかと思えば、洋風の人形を販売している・・という具合ではそのショップに何を求めるべきかよくわからず、お客様がつきにくくなります。
先のケースでも「大正時代の和洋折衷」をコンセプトにしているのであれば、大正ロマンテイストのインテリアを揃えたいニーズがある客層に受け入れられる可能性があるでしょう。
このようにショップのコンセプトを明確にすることで、店舗のブランド価値を創出することができます。
コンセプトを決める際は、やはりオーナーの好みに沿うのが一番です。
好きでもない世界観や商品を扱って仕事が面白くないというのでは、起業の意味がありません。
とは言えあまりに癖が強いこだわりは、消費者に理解されません。
経営者の好みと市場のニーズが一致するよう、上手にバランスが取れたコンセプトにしましょう。

他で入手できないものを揃える

どこでも買えるようなものばかりを取り扱っていたのでは競合が多くなり、価格優位性を出さないと商品が売れません。
安売り合戦になると当然利益は小さくなりますので、単なる体力勝負に陥ってしまいます。
やはり商品の品揃えで勝負し、他では購入できないという品物を提供するのが理想です。
代表的な仕入れルートについては先述しましたが、そういった仕入れ先でもなるべく希少なものを地道に探す努力が必要になります。
メーカーやクリエイターと直接取引するなど、独自の仕入れルートを開拓するのも良い方法です。
そのためには人脈を大切にするとともに、情報に対するアンテナを高くしておくことが重要になります。

おしゃれ感を大切に

どのようなコンセプトや商品ラインアップであっても、全体的におしゃれ感があった方が売り上げにつながります。
雑貨は日用品なので本来実用一辺倒でもよいのですが、そこにおしゃれ要素が加わることでほどよい非日常感が生まれます。
このほどよい非日常感こそが、雑貨屋に求められることと言えます。
何気ない日用品に特別感があることで、日常生活が潤うのです。
雑貨屋はそのような潤いを提供する、素晴らしい仕事なのです。
ぜひおしゃれな雑貨屋を開いて、人々の生活に「素敵」を届けてください。

まとめ

以上で本記事を終わります。
起業して雑貨屋を開くときは、ネットショップから始めるとリスクを抑えられます。
仕入れ先としては問屋や海外通販が、多く利用されます。
お店のコンセプトを定めたうえで独自商品も開拓し、お客様の生活に潤いをお届けしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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