カフェと言えば、おしゃれな場所というイメージがあります。
おしゃれな空間を作ることは、カフェ経営において集客の大きなポイントです。
本記事では、おしゃれなカフェ作りのポイントについて取り上げます。
おしゃれなカフェは内装が重要
カフェがおしゃれであるためには、どんな要素が必要でしょうか。
何をおしゃれと感じるかは人によって違いますので、唯一の正解はありません。
しかし多くのお客様におしゃれだと感じていただくためには、大抵の人へスタイリッシュな印象を与える要素を盛り込むことが重要です。
外観も大事
お店の外観は、そのお店の第一印象を決定します。
「外見はボロボロだが、中に入ったら実はすごいおしゃれだった」という見せ方もなくはないですが、あまり一般的ではありません。
やはり入ってみたくなるような看板・建物・入り口周りであることは、集客を考える上でも大事です。
一方でおしゃれなデザインを追求すると、敷居が高くなってしまう場合があります。
いくら洒落た雰囲気でも、入りづらいお店ではお客様が集まりません。
入りやすい雰囲気を出すために、お客様を歓迎していることを示すようにしましょう。
たとえばガラス張りで店内が外からでもよく見えるカフェだと、初めてのお客様に対してもぐっとハードルが下がります。
スペースがあればオープンテラスを設置するのもよいでしょう。
外からは内部が見えない隠れ家的なカフェにするのであれば、おしゃれなウェルカムボードを設置してお客様へアピールすると効果的です。
メニューや食器も重要
カフェのおしゃれ感を醸し出すのには、メニューや食器などの小物にもこだわりたいところです。
細部へのこだわりがお客様へ伝わると、おしゃれな印象がぐんと強くなります。
メニューはできればデザイナーへ依頼して、洗練されたものを作りましょう。
あまり費用をかけられない場合は、テキストを挿入するだけのテンプレートなどを活用するという方法があります。
カップやソーサーをはじめとする食器も、デザイン性の高いものを揃えることでカフェのおしゃれ感を演出することが可能です。
ただし破損等のリスクもありますので、高額なものは避けるべきです。
リーズナブルな食器でも、同じシリーズで統一するなどしてスタイリッシュな雰囲気を演出しましょう。
カフェが提供する癒し空間
このように外観や小物へのこだわりは、おしゃれなカフェには欠かせない要素です。
しかし一番重要なのは、何と言っても内装です。
カフェに来るお客様は、単に飲食をしに来ているのではありません。
カフェでのひと時を、おしゃれな空間でリラックスして過ごしたいのです。
カフェには落ち着いて過ごせる場所と時間を提供することが、求められています。
コーヒーカップを片手に寛げる場所にするため、内装は十分な時間をかけて検討しましょう。
おしゃれな内装でお客様の心をつかむことができれば、リピーターの獲得につながります。
おしゃれなカフェにする内装のポイント
カフェの内装を考える際、どんな点に気を付けたらおしゃれな感じになるでしょうか。
具体的には店舗デザイナーなどに提案してもらうことが多いかも知れませんが、経営者として押さえておくべきポイントもいくつかあります。
ゆとりや清潔感を感じさせる
おしゃれな雰囲気は、空間の余裕ある使い方から生み出されます。
ごちゃごちゃと狭苦しい印象にならないよう、店舗設計の段階からしっかり考えましょう。
仮に店舗が広くない場合でも、こじんまりとした中にしっかりとお客様のパーソナルスペースが確保されている必要があります。
また清潔感もおしゃれなイメージには必須です。
清潔感を出すためには、掃除した後がピカピカに見えるような素材を使うのもひとつの方法です。
きちんと掃除をしていても、手を抜いた場合と見た目があまり変わらないようなものでは、どうしてもパッとしない印象になってしまいます。
物を置き過ぎないことも、ゆとり・清潔感両方の観点から大切なポイントです。
コンセプトを明確にする
店舗のコンセプトをしっかり定めることも、おしゃれなカフェを作る際には欠かせません。
何となくおしゃれな気がするものを適当に組み合わせただけでは、お客様はぼんやりしたインプレッションしか感じません。
何かテーマを決めて内装を中心にお店全体へそれを徹底させることで、そのカフェが目指している世界観がお客様へ伝わります。
どのようなコンセプトにするかについては、基本的には経営者の好みに合わせるのがよいでしょう。
自分の好みと全く合わないお店を開くより、自分自身が愛着を持てるような店舗にした方がよいことは言うまでもありません。
ただし個人の好みが強く出過ぎると、単なる癖の強いカフェになってしまいます。
おしゃれなカフェを目指すなら、広くお客様に受け入れられるコンセプトを設定するようにしましょう。
インテリアや照明を工夫する
おしゃれなカフェの内装においては、センスの良いインテリアを配置することが必要です。
壁紙や建具などが洒落ていても、インテリアの趣味が悪くては台無しです。
テーブルやチェアはシンプルで機能性の高いものを選ぶようにすると、自然とおしゃれな感じが出るでしょう。
余計な装飾などはない方が、スッキリとしてスタイリッシュな雰囲気になるものです。
また照明も気を配りたいポイントです。
薄暗いカフェでおしゃれな雰囲気を出すのは、かなり難しいことになります。
外からの採光も考慮しつつ、天気が悪い日や夕刻でも明るい店内を維持できる照明を設置しましょう。
おしゃれなカフェの内装アイデアを考えるには
どんなカフェにしたいか、考えがなかなかまとまらない場合があります。
一口におしゃれなカフェと言っても色々なパターンがあり、どうするのがベストなのか目移りしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は実際の店舗などを参考にすると、方向性が見えてきます。
人気のカフェをリサーチ
やはり同業種である他のカフェを色々訪問してみると、ヒントがたくさん見つかるでしょう。
カフェ開業を検討する際は、カフェ巡りも立派な市場調査の一環です。
特にSNSなどで人気が高いカフェには積極的に行ってみて、何が人気の秘密なのか探ってみましょう。
何となく行ってみただけでは主観的な印象しか得られませんので、あらかじめチェックポイントを決めておくのがおすすめです。
内装全体・壁紙・インテリア・照明・食器・・という具合にチェックリストを作り、お店ごとの横比較ができるようにするのも一つの方法です。
カフェ以外の店舗も参考に
カフェ以外の店舗の内装も、ぜひ参考にしてみましょう。
他のカフェだけを参考にした場合、下手をすると二番煎じになってしまうリスクがあります。
カフェではない業態で参考にできる店舗デザインなどがあれば、それを取り入れることでカフェとしてはオリジナルなコンセプトを打ち出すことができるかも知れません。
レストランやバーなどは同じ飲食店ということで、得られる示唆も多いでしょう。
しかし飲食店以外でも、おしゃれだなと感じたお店は必ずチェックしてみることが重要です。
おしゃれな印象がどこから来ているのか様々な要素に分解して確認することで、自分のカフェの内装を検討する際に役に立つ発見があるでしょう。
ショールームにも行ってみる
店舗だけでなく、インテリアや照明などのショールームにも足を運びましょう。
最新のインテリアや照明を、色々確認できます。
また他の内装と組み合わせた事例なども展示されていることが多く、「こういう使い方があるのか」と勉強になることが多いです。
インテリアのショールームというと、家庭用の家具展示場を思い浮かべるかも知れません。
それはそれで参考になりますが、業務用インテリアのショールームも色々ありますのでインターネット等で調べてみましょう。
まとめ
以上で本記事を終わります。
おしゃれなカフェにするためには、内装が重要です。
おしゃれ感のポイントは、ゆとり・清潔感・統一されたコンセプトなどです。
インテリアや照明にもこだわりましょう。
他の店舗やショールームにもリサーチへ行き、イメージをふくらませるのがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。