「つくり替える」という意味のリノベーションが今、注目されています。
リノベーション分譲マンションは、新築マンションに比べてコストが安く済むのでリノベーション分譲マンションの購入を考えている人もいるはず。
ここでは、失敗しないリノベーション分譲マンションの購入のポイントをご紹介します！
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リノベーション分譲マンションとは？
リノベーション分譲マンションと、一般的なマンションとの違いは一体何なのでしょうか？
ここでは、リノベーション分譲マンションの特徴をご紹介します。
リノベーションとは？
リノベーションとは、簡単に言うと「つくり替える」という意味があります。
もとの建物に、大規模な工事を施して新たな機能や付加価値を付け、住む人のニーズに合わせた住まいにつくり替えることを、「リノベーション」と言うんですね。
リノベーションの最大の武器は、間取りの「自由度」です。
建物の枠組みだけを残してつくり替えをする「フルリノベーション」は、空間をゼロの状態に戻してから住まいのつくり替えを行うので、あなたの生活やニーズに合った空間作りを自由に行うことができます。
又、新築ではないので新築の住宅を購入するよりもコストが安くて済むというメリットがあります。
リノベーション分譲マンションとは？
リノベーション分譲マンションとは、主に不動産会社が中古マンションを買い取ってリノベーションを施したうえで売りに出しているマンションのことです。
ですので、購入時には既に新しい住居空間が整っているというわけです。
「つくり替える」ということを不動産会社が行なっているので、その不動産会社の色やイメージが反映されているのが特徴です。
「自由度」としてはあなたの希望が叶わないかもしれませんが、不動産会社によって住まいのコンセプトが違うので多種多様な物件を選べるのは嬉しいですね。
既にリノベーション済みなので、あなたの好みのリノベーション分譲マンションを見つけたら、契約の後、引き渡しですぐに入居できるのが最大のメリットです。
リノベーション分譲マンションのメリット・デメリット
新築よりも低コストで手に入れられるのが魅力のリノベーション分譲マンションですが、メリット・デメリットをきちんと把握しておくことも大切なポイントですね。
リノベーション分譲マンションのメリット
・リノベーションの手間いらず
中古マンションは、今、注目されている物件です。
中古マンションを購入してリノベーションを自分で行なう場合、リフォーム会社を探すところからのスタートです。
いくつかのリフォーム会社の中から契約をし打ち合わせ、工事を経て引き渡しとなるまで実に3ヶ月〜半年の時間を要します。
でも、リノベーション分譲マンションなら、既にリノベーション済みなので自分でリノベーションを行なう必要がありません。
また、リノベーション分譲マンションは、契約後引き渡しですぐに住むことができるのもメリットですね。
・内装が新築のようにきれい
リノベーション分譲マンションは、専用部分の内装や設備が一新されている場合がほとんどです。
壁や床はきれいに貼り替えられ、キッチンやバスルームなどそれぞれの空間の設備も新品に取り替えられています。
リノベーション分譲マンションは、まるで新築のように美しくてきれいな空間と言えますね。
・新築マンションより低コスト
リノベーション分譲マンションの最大の魅力は、新築マンションよりも低コストで購入できるということですね。
それは、やはり「中古マンションをリノベーションした」ということが理由です。
リノベーション分譲マンションは、既に価格がはっきりと分かっているので、購入を考えている側にとても安心して選ぶことができます。
リノベーション分譲マンションのデメリット
・間取りが希望通りではない
リノベーション分譲マンションは、既にリノベーション済みで売りに出されているので、間取りも決められています。
「自分の暮らしに合うかどうか？」が、住まい選びの焦点になるかもしれませんがリノベーション分譲マンションの場合は、希望の間取りに巡り合うのはなかなか難しいことかもしれません。
決まった間取りの中で、「自分の暮らしをどう合わせるか？」が焦点になりそうです。
・物件が限られる
リノベーション分譲マンションは、低コストで注目の物件です。
その人気から、購入する人も増えている物件です。
でも、実際はリノベーション分譲マンションよりも、中古マンションの方が売り物件としては多いのが現状です。
比較的手に入れやすい価格や、人気の立地などではリノベーション分譲マンションは、激戦物件でもあります。
リノベーション分譲マンションを購入する時のポイント
最後に、リノベーション分譲マンションを購入する際のポイントをご紹介します。
リノベーション済みという問題で「失敗した！」なんてことが実際にあります。
そんな失敗をしない為にも、リノベーション分譲マンションを購入する時のポイントを知っておくことをおススメします！
断熱性能を確認！
快適に過ごしていたはずなのに、寒い季節になったとたん極寒の空間になってしまった！
そんな失敗があります。
住み始めて初めての冬に経験するリノベーション分譲マンションの失敗ケースです。
築数年が古いマンションの問題として、断熱性能が低いという点が挙げられます。
断熱性能が低いマンションは、冬場は寒く結露などに悩まされることがあります。
北向きの部屋は特に寒く、暖房も効きにくいんですね。
失敗しないポイントとして、リノベーション内容に断熱工事が行なわれたリノベーション分譲マンションなのかを確認しましょう。
コンクリートは、熱を伝えやすく又、熱を蓄積しやすいのが特徴です。
ですので、断熱工事をしていないマンションは、冬場はまるで冷蔵庫の中のよう。
結露も発生しやすいので、暖房をつけ部屋が温まると結露が発生し、カビの原因になってしまう可能性もあるんですね。
断熱性能が高いリノベーション分譲マンションは、冬も暖かく快適に過ごすことができ暖房費も抑えることができます。
水回りの配管を確認！
リノベーション分譲マンションは、キッチンやバスルームなど水回りが新品なのが嬉しいポイントですね。
でも、そんな新しい設備でも配管が古いままだと思わぬトラブルに見舞われてしまうことがあります。
配管は、時間を重ねると劣化してしまうもの。
古い配管を使い続けてしまうと、配管が錆びたり詰まったりしてしまいます。
結果、「配管から変な音が聞こえる」「逆流」「水漏れ」「水道水がマズい」などのトラブルになってしまう可能性があります。
リノベーション分譲マンションの購入する時は、配管工事の内容を確認しましょう。
忘れていけないのが、リノベーション分譲マンションの共有の配管部分の工事です。
共有部分の配管がきちんと整っていないと、そこから水回りの問題が発生しいくらあなたの住まいの配管が整っていても問題の解決にならないことが多いようです。
「インスペクション」「適合リノベーション」
リノベーション分譲マンション購入で失敗しない為には、専門家の力を借りるのもひとつのポイントです。
注目したいのが「インスペクション」と「適合リノベーション」です。
「インスペクション」とは、建築士の資格を持った専門家が第三者の目線で物件の「現状の検査」を行ないます。
日本でも中古物件の売買の普及と共に「インスペクション」が普及しています。
「適合リノベーション」とは、リノベーション協議会が定める「優良なリノベーションが施された住宅」のこと。
きちんと検査をした後、必要な改修工事を行います。
工事後は、工事の記録を住宅履歴情報として保管するので点検やメンテナンスがスムーズに行なえます。
万が一のトラブルの際にはアフターサービスの保証がついているので安心です。
このような専門家の力を借りるのもリノベーション分譲マンションを購入する時のポイントとなりますね！
まとめ
リノベーション分譲マンションは、既にリノベーションが行なわれているのですぐに生活ができるのが魅力です。
でも、リノベーション済みの場合、どのようなリノベーション行なったのか、内容を把握しにくいという点もあります。
リノベーション分譲マンションの購入で失敗しないためにも、しっかりとリノベーションの内容を把握することが大切ですね。
