リノベーション物件の購入を検討していらっしゃる方が増えています。ここでは、リノベーション物件を購入する時のポイントやメリットを紹介していきます。
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リノベーション物件購入には住宅ローンを適用することができる
リノベーション物件を購入する時に住宅ローンを適用できることを知っているでしょうか。住宅ローンは新築を購入する時に利用される場合が多いですが、中古物件を購入する際やリノベーションする際にも利用することができます。リノベーション物件を購入するときの借入額は、中古物件の費用だけではなく、リノベーションに必要な費用も加算するようにしましょう。
新築を購入する場合でもリノベーション物件を購入するときでも住宅ローンを組むことができますが、リノベーション物件は中古物件であるため、借入期間が短く、返済額が高くなる傾向があり、住宅ローンを組む際には注意しましょう。住宅ローンには減税できる仕組みがありますが、リノベーション物件の場合は対象にならない可能性があります。例えば、リノベーション物件の築年数が20年以上であれば住宅ローン控除の対象外になります。
リノベーション物件を購入するのためのポイント
リノベーション物件を購入するのであれば、いくつかのポイントを知るようにしましょう。リノベーション物件であれば、どの物件でも理想としている住宅にリノベーションできるわけではありません。また、立地条件なども新築の住宅を購入する時と同じようによく確認することをおすすめします。次に、リノベーション物件を購入する時のポイントを紹介します。新築の物件を購入する時には気にしないポイントでもあるため、見落としてしまいやすいポイントでもあります。
築年数の目安は約20年
リノベーション物件は必然的に中古物件になります。そのため、購入する際には築年数を確認しましょう。築年数が経過していなければ、傷んでいる部分も少なく、安くリノベーションできる可能性があります。しかし、築年数が経過しすぎている物件では、さまざまな部分が傷んでしまっている可能性が高く、住宅自体の性能も低下していると考えられます。
したがって、安心して住むことができる住宅にリノベーションしようとすると費用がかさんでしまい、新築の住宅を建てることができるくらいの費用になってしまうこともあります。リノベーション物件を購入する人のなかには安く住宅を建てたいと考えている人もいますが、新築を建てることができるくらいの費用がかかってしまうのであれば、リノベーション物件を購入する必要性もなくなってしまいます。リノベーション物件を購入するのであれば、築年数が20年以内が理想的です。
築年数が20年以内であれば、安くリノベーションができる可能性があるだけではなく、上記でも紹介した住宅ローンの控除対象にもなります。
耐震強度はしっかり基準を満たしているか
住宅には耐震強度が求められます。日本は世界的にも地震が多い地域でもあるため、耐震強度が基準を満たしていなければ、耐震補強を行わなければなりません。最近建てられた戸建てであれば、耐震基準をクリアしていますが、リノベーション物件は中古物件であるため、耐震強度が満たされていない可能性があります。
もし、リノベーション物件の耐震強度が基準より低くてもリノベーションして住むことはできますが、追加で耐震補強を行わなけれならないため、余計な費用が必要になってしまいます。そのため、リノベーション物件を購入するのであれば、購入しようとしている物件は耐震強度を満たしているのか確認するようにしましょう。耐震強度が満たされているかを確認する方法は不動産屋に問い合わせれば確認してもらうことができます。
適正価格で売られているか
リノベーション物件を購入するときに価格を気にする人も多いのではないでしょうか。特に、リノベーション物件が新築を購入するよりも安いからという理由からリノベーション物件を選んでいる人ほど価格を気にする傾向があります。リノベーション物件はさまざまな価格で販売されているため、中々相場を確認することが難しく、提示されている価格が適正価格かどうか知ることも難しいです。
一般的に物件の価格は売り手が決めるため、適正価格よりも高い場合もあれば、安い場合もあります。また、リノベーション物件を紹介してくれる不動産は適正価格であるかどうかまで教えてくれない場合が多いです。そのため、リノベーション物件がある地域の土地の相場を確認したり、内検して住宅の状態を確認して適正価格かどうかを判断しましょう。
リノベーション物件を購入するメリット
リノベーション物件を購入することでどのようなメリットがあるのか知りたい人もいるのではないでしょうか。近いうちに新しい住宅を購入しようとしている人は新築を建てたり、マンションを借りる以外にもリノベーション物件を購入する方法もあることを知りましょう。次に、リノベーション物件を購入するメリットを紹介します。
新築よりも安く購入できる
リノベーション物件を購入することは新築を建てるよりも安くできる場合があります。このメリットを得るために新築を建てるのではなく、リノベーション物件を購入する人もいるのではないでしょうか。土地代などはリノベーション物件でも変わりませんが、住宅を建てる費用を削減することが期待できます。
その理由は新築であれば一から作らなければなりませんが、リノベーション物件であれば、骨組みや間取りなどを活用することができ、必要となる資材が減るだけではなく、作業する労働力を削減することもできます。その結果リノベーション物件の方が新築を建てるよりも安くすみやすいです。しかし、リノベーション物件の状態によっては多くの費用が必要になることもあり、物件探しをしている時に必ず内検をして、どのような状況なのかも確認しましょう。
今風のデザインの家を購入することができる
リノベーション物件を購入することは今風のデザインの家を購入することができるメリットがあります。リノベーション物件は築年数があまり経過していない物件が販売されていることも多く、新築とほとんど変わらないと感じることもあります。ただし、今風のデザインの家に住みたいと考えている人だけではなく、古風なデザインの住宅に住みたい人にもリノベーション物件はおすすめです。
古風なデザインの物件であれば、外装は小奇麗にする程度に済ませ、内装や間取りを大幅にリノベーションすることで、見た目は古風でも中は綺麗に仕上げることができるため、住みにくさを感じてしまうことはほとんどありません。しかし、上記でも紹介したように、築年数が経過しすぎていれば耐震補強をする必要があるため、リノベーションする費用が多くなりやすいです。現在でも古風なデザインの家を建てることは可能ですが、特別な作りであるため、今風の新築で建てる場合よりも高く見積もりがされてしまうことも多いです。
まとめ
ここでは、リノベーション物件のメリットや注意点を紹介しましたが、魅力的に感じる要素があったでしょうか。もし、魅力的に感じる部分があれば、新築を購入するのではなく、リノベーション物件を購入することを検討してみてはいかがでしょうか。
