接待飲食店の一種であるラウンジは、懇親や接待などに使える店として根強い人気があります。
ラウンジは食事を出前でまかなうなどするため、提供するサービスの原価が人件費以外はあまりかかりません。
そのため立地が良ければラウンジを開いてみたいと考える人も多いのです。
本記事ではラウンジにとって重要な、内装について取り上げます。
AVIOR フレーム内側から光る鏡 GBK026B 600×810ミリ
イタリアのデザイナーによるスタイリッシュなLEDフレーム付ミラーライト。フレームの内側にLEDを配し、シャープな印象を与えるデザイン。空間をよりスタイリッシュに演出します。※スイッチのデザインは実際の商品と異なります。スイッチは円形です。
おすすめ商品
高級感ある内装で居心地の良いラウンジに
ラウンジはお酒や軽食と共に、キャストとの会話を楽しむ場所です。
そのため、落ち着いた気分で過ごすことができる空間であることが求められます。
高級感のある雰囲気のラウンジなら、お客様も良い気分で楽しむことができるでしょう。
クラブより気軽に
ラウンジと似たような業態として、クラブがあります。
ホステスと呼ばれる女性が接客をする、高級な接待飲食店です。
クラブは通常会員制となっており、店内の雰囲気も高級な感じになっています。
ラウンジはクラブほど敷居は高くありません。
クラブのような高級感を味わえるけど、より気軽に入れるお店というのがラウンジの特徴と言えます。
ラウンジの内装はクラブのような高級感は残しつつも、若干カジュアルに振った部分があってもよいでしょう。
バーよりもラグジュアリーに
お酒や軽食を楽しむという点では、バーも同様です。
バーの場合は通常カウンター席がメインで、接客もカウンター越しに行われます。
中には高級なバーというのもありますが、一般的には気軽に立ち寄れるお店の方が多いでしょう。
ラウンジはボックス席で接客しますので、バーよりはお客様ひとり一人に対する接客が手厚くなります。
そうした特別感を盛り上げるために、ラウンジはバーよりは高級路線を目指す場合が多く見られます。
ラウンジは接待の二次会などで利用されることも多いので、ある程度のラグジュアリー性が求められると考えておきましょう。
高級感の決め手は内装
ラウンジに高級感をもたせるのは、まず内装です。
キャスト・お酒・食器などももちろん重要ですが、それらが置かれている空間次第でイメージは大きく左右されます。
たとえば安っぽいインテリアのお店で高級酒を出されても、チグハグな印象になるだけです。
人気のラウンジとするためには、内装にはこだわって高級感を出しましょう。
内装はそのお店の第一印象を決定付けるものです。
入店した際に「あ、ちょっと高級な店だな」と思ってもらえるような内装だと、接待などにも使ってもらいやすくなります。
キャストを募集する際も、おしゃれなお店かそうでないかで求人のし易さが変わってきます。
このように様々な点から、ラウンジの内装には一定の費用をかけてでも高級感を追求するべきだと言えるでしょう。
ラウンジに高級感を与える内装の工夫
ラウンジに高級感を持たせるには、どんな内装にしたらよいでしょうか。
コンセプトを明確に
高級感と言っても、豪華なものをやたらに飾ったり並べたりすればよいというものではありません。
そのようなあからさまな見せ方では、むしろ「趣味が悪い」という評価につながってしまいます。
まずはお店のコンセプトを決めましょう。
そのコンセプトに沿った形で細部までこだわることで、嫌味なく高級感を伝えることができます。
たとえば「一流ホテルのロビー」「成功者の屋敷のリビングルーム」など、目指すお店のイメージを考えてみるのです。
コンセプトが具体的なほど内装デザインのイメージもハッキリしてきますので、他店舗の事例などを参考にじっくり考えてみましょう。
ラウンジに限らずレストラン・カーディーラー・空港・貸別荘など、ソファが置かれている様々な場所を見てみるのもおすすめです。
照明にこだわる
ラウンジの内装においては、照明が極めて重要です。
落ち着いてくつろげるお店であるためには、温かみのある照明が適しています。
また店全体をまんべんなく照らすのではなくメリハリを利かせて、各ボックス席が独立した空間であるかのように感じさせるのがポイントです。
高級感を出すためには、間接照明もうまく使いましょう。
間接照明とは光源から直接照射されるのではなく、天井や壁面で反射された光が室内を照らすものです。
反射というワンクッションを置くことで光が柔らかくなり、おしゃれな雰囲気が出ます。
高級感という点では、シャンデリアを使うのも効果的です。
一口にシャンデリアと言っても色々な種類があります。
お店のこだわりを感じさせるものを、じっくり選ぶとよいでしょう。
落ち着いた配色を
ラウンジ全体の色調は、暗めなカラーで統一した方がよいでしょう。
カラフルでポップな配色は、ラウンジにはあまり向いていません。
モノトーンを基調にしつつ、ウッドカラーの調度品を配置すると落ち着いた雰囲気になります。
ゴールドやシルバーなどキラキラした色を使って、高級感を狙うこともできます。
しかし使い方を間違えると、下品な印象になってしまいます。
全体のバランスを考えて控え目に用いた方が、落ち着いたデザインになるでしょう。
高級なラウンジの内装にかかる費用
ラウンジの内装には、ある程度の高級感が必要です。
そのような内装を施すには、どのぐらいの費用がかかるものでしょうか。
工事費用
物件や業者によってかかる費用にも幅がありますが、高級感を求める以上工事費用もある程度高めに考えた方がよいでしょう。
坪単価を概ね40万円程度とすると、20坪のラウンジの場合800万円程度の内装工事費用がかかるということになります。
もちろんただお金をかければよいというものでもありません。
工夫次第でコストを下げることも可能です。
たとえば壁紙・カーペット・建具などの素材は安価なものを使い、高級感についてはデザインでカバーするといった方法が考えられます。
什器や備品
ソファ・テーブル・製氷機・食器・音響設備など、揃えなければならない設備什器が色々あります。
特にソファ・テーブル・グラスなどお客様が直接座ったり触れたりするものについては、一定の費用をかけてでも良いものを揃えたいところです。
こうした物の価格はピンからキリまでありますので一概にいくらと断言することはできませんが、100~200万円程度が一つの目安でしょう。
意外と重要なトイレ
意外と見過ごされがちなのが、トイレと洗面所です。
雑居ビル内の店舗だと共同になっている場合もありますが、高級感のあるラウンジとするには店舗専用の洗面所設置が望ましいでしょう。
また接客スペースに高級感があっても洗面所が安っぽかったりすると、お客様がトイレに立った際に幻滅されてしまいます。
少しコストをかけてでも、洗面所は立派なものにしておきましょう。
水回りの工事をどの程度伴うかによって必要な金額は変わってきますが、洗面所のリフォーム費用として100万円程度を内装工事費に上乗せして考えておくのがよいでしょう。
まとめ
以上で本記事を終わります。
接客飲食店であるラウンジには、ちょっとした高級感が求められます。
高級感のポイントは内装です。
多少コストをかけても、照明・色調・調度品などにはこだわるのがよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。