これから引っ越しを検討しているという方は、費用がどれくらいかかるのか気になるところですよね。荷物が少ない単身の引っ越しの場合、引っ越し業者の通常のプランを利用するよりも、お得に引っ越しできる方法があります。
ここでは、荷物の少ない引っ越し費用の相場と、引っ越し費用を安く抑える方法について紹介します！
荷物の少ない引っ越しの相場はいくら？
新生活に向けて引っ越し費用はできるだけ抑えたいですよね。いざ引っ越し業者にお願いしようと見積りを取ってもらっても、相場がわからないと高すぎても気がつきませんよね。まずは相場がどれくらいなのか把握しておきましょう。
また、さまざまな業者から見積もりをとって比べてみましょう。
引っ越しの相場は？
引っ越し費用は荷物の量や移動距離によって変わってきます。距離と荷物の量ごとに相場を見てみましょう。以下は引っ越し繁忙期(3～4月)以外の引っ越し費用の相場です。
(※単身世帯の想定です)
【荷物が少ない場合】
■50kmまで 35,000～45,000円
■200kmまで 45,000～50,000円
■500kmまで 55,000～60,000円
■500km以上 65,000～75,000円
【荷物が多い場合】
■50kmまで 45,000～55,000円
■200kmまで 60,000～70,000円
■500kmまで 80,000～90,000円
■500km以上 100,000～110,000円
このように引っ越しの費用は、荷物の量でだいぶ変わってきます。荷物が少ない場合では、引っ越し費用の相場は35,000～75,000円、荷物が多い場合で45,000～110,000円ほどです。
引っ越し繁忙期の相場は？
3～4月は引っ越し業者の繁忙期のため、他の月と比べて引っ越し費用が高くなります。では相場を見てみましょう。
【荷物が少ない場合】
■50kmまで 40,000～50,000円
■200kmまで 50,000～60,000円
■500kmまで 60,000～70,000円
■500km以上 70,000～80,000円
【荷物が多い場合】
■50kmまで 60,000～70,000円
■200kmまで 85,000～90,000円
■500kmまで 100,000～110,000円
■500km以上 120,000～130,000円
引っ越し繁忙期の相場は、荷物が少ない場合で40,000～80,000円、荷物が多い場合で60,000～130,000円ほどです。急いで引っ越しをする必要がなければ、引っ越し繁忙期の3～4月を避けるのがオススメです。
荷物の少ない引っ越しを節約する方法
引っ越し費用の相場を見て、「高い！」「もっと安くならないかな…」と思った方も多いのではないでしょうか？引っ越し費用を少しでも安くするコツを見てみましょう。
①「単身パック」を利用する
荷物が少ない一人暮らしの引っ越しの場合は「単身パック」を活用してみましょう。単身パックとは、決められた大きさのコンテナボックスに荷物を詰め込み、運んでもらうサービスのことです。一度に複数のコンテナボックスを運ぶことができるため、トラックをチャーターする必要がなく、引っ越し費用を抑えることができます。
コンテナボックスの大きさは業者によって様々ですが、一般的には高さ130cm～180cm、横104cm～108cm、奥行き74cm～105cmほどです。このコンテナボックス内に収まらない大型の家具は運ぶことができません。
【単身パックの相場】
■同一都道府県 17,000円ほど
■隣県 23,000円ほど
■遠方 30,000円～
荷物を積み切れずコンテナボックスを追加で用意してもらう場合、通常の引っ越しより高くなってしまうことがあります。
②「フリー便」を利用する
「フリー便」とは、引っ越し業者の都合に合わせて時間を決めるプランのことです。例えば、午前中の引っ越し作業を終えたトラックが向かってきたりと、当日にならないと時間がわからないケースもあります。
引っ越し業者側も空き時間に引っ越し作業を入れることができ、利用者側は費用を抑えることができるため大変お得です。
③宅配便を利用する
運ぶ荷物が少なく、家具などは引っ越し先で購入するという場合は、引っ越し業者に頼まずに宅配便で荷物を送るのも方法の一つです。
1箱1,000～3,000円ほどで送ることができるので、段ボールの数が少ない場合、1万円以内での引っ越しも可能です。
④「ミニ引っ越し」を利用する
「ミニ引っ越し」とは、荷物が少ない引っ越しに特化しているプランのことです。通常の引っ越しより相場が1～2割ほど安くなっています。引っ越しのトラックのみをチャーターするものや、作業員も依頼するものなど、引っ越し業者によって内容は異なります。
「単身パック」とは荷物の量と移動距離が違います。ミニ引っ越しプランでは、単身パックのように決められたコンテナなどはなく、それぞれの引っ越し業者で設定している制限内に収まっていればOKです。荷物の量が単身パックに収まらない場合におすすめです。また、移動距離は近距離の引っ越しに限られていますので、都道府県をまたぐような遠方への引っ越しには対応していないケースがほとんどです。
⑤レンタカーを借りて自分で引っ越しする
引っ越し業者に頼まずに、レンタカーを借りて自分で引っ越しするのも方法の一つです。レンタカーを借りる場合、半日で5,000円～15,000円ほどかかります。
引っ越し先が近距離で、往復の回数も少なく運べるのであれば、引っ越し費用をだいぶ抑えることができます。大きな家具がある場合は一人ではなかなか大変なため、友達や家族に協力してもらう必要があります。
遠方への引っ越しの場合は、事故や家具などの破損の恐れもあるため、プロの引っ越し業者に任せた方が安心です。また、渋滞などでレンタカーの返却時間を過ぎてしまった場合、追加で料金がかかってしまうので気をつけましょう。
⑥不要なものは処分する
引っ越しの料金は荷物の量で変わってくるため、荷物を減らすと料金を安く抑えることができます。家具など古くなって買い替えようと思っているものがあれば、引っ越しの前に処分しておきましょう。
地域のごみ処理場に持っていくと、手ごろな料金で処分することができます。まだ使うことができる家具などは、フリマサイトなどで売ったり、必要な人に譲るのも方法の一つです。
まとめ
ここで紹介したように、荷物が少ない引っ越しの場合、通常の引っ越しよりも料金を安く抑える方法がいくつかあります。少しでも引越し費用を節約できるように、さまざまな引越し方法を検討してみましょう。
そのためには、引越し先までの距離がどれくらいなのか、荷物の量はどれくらいなのかをしっかり把握しておくことが大切です。見積もりを間違えると、追加料金が発生してしまい、通常の引っ越しプランより高くついてしまう可能性があります。
引越し費用を安く抑えて、新生活の準備資金に回せるといいですね。
