自分でリノベーションすることは可能なのか気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、個人でできるリノベーション作業としない方がよい作業などを詳しく紹介します。
自分でリノベーションできること
リノベーションは自分でできる作業もあります。自分でできることをすれば費用を安く済ませることができたり、自分好みに仕上げることもできます。次に、自分でできるリノベーション作業を紹介していきます。ただし、いままでDIYや物作りをしたことがない人では、できない場合もあるため、そのような人は自分でリノベーションするのではなく、業者に依頼することが無難です。
壁紙の変更
壁紙の変更は自分でできる可能性が高いです。しかし、コツを掴まないとシワができてしまったり、継ぎ目が悪目立ちしてしまう可能性もあるため、初めての人は壁紙の変更をしたことがある人と一緒に作業することをおすすめします。壁紙を変更すれば部屋の雰囲気を変えることもできるため、自分でできるようになれば、好きなタイミングで模様替えをすることもできます。
また、壁紙の変更に必要な資材などはホームセンターなどで購入することもでき、個人でリノベーションしやすい作業と言えます。
家具の塗装
家具は長年使い続けていると塗装が取れてしまったり、傷がついてしまうことも多いです。塗装が剥げてしまったり傷があると見栄えが悪くなってしまいます。そのような場合は塗装しなおしたり、研磨することで新品のような状態に戻すこともできます。塗装をするときはカラーの配合をうまくしなければ塗った部分だけ違う色になりやすく悪目立ちしてしまいます。
そのため、広範囲に傷や塗装の剥がれがあるのであれば、一部分だけ塗装するのではなく、全て塗り替えるようにしたほうが綺麗な仕上がりになりやすいです。塗装をする際は室内ではなく、換気ができる部屋や屋外でで行うようにしましょう。
庭作り
庭造りも自分で行うことができる作業です。リノベーションとは少し違いますが、ちょっとした庭であれば好きなように花壇を作ってみたり、ガーデニングを楽しんで見てはいかがでしょうか。本格的な庭造りを自分ですることは難しいですが、ちょっとした庭造りであれば楽しみながら作ることができます。
手すりの取り付け
自宅をバリアフリー化する際にスロープを取り付けたり、手すりを各所に取り付けるようにしますが、手すりを取り付けたり、スロープを設置することは自分で行うこともできます。手すりを取り付ける時には工具が必要になるため、持っていなければ購入する必要があります。また、取り付けること自体は簡単ですが、取り付ける高さをよく考えて取り付けるようにしましょう。
薄い壁に手すりをつけても強い力を加えると壊れてしまうリスクがあるため、どのような壁の構造になっているのかも把握するようにしましょう。
自分でリノベーションできないこと・しないほうがいいこと
上記では自分でできるリノベーションについて紹介しましたが、自分で作業できないリノベーションもあります。共通していえることが専門の知識や技術が求められる作業であることです。次に、自分でリノベーションしない方がよい作業を紹介していきます。
配線関係
配線関係は自分ではできない作業です。国家資格を持っている人でないと配線工事を行うことができず、違反すると罰が科せられます。なかには資格がなくてもできる作業もあるのですが、配線関係の作業は危険を伴いますので業者や資格を持ったプロにおまかせするようにしましょう。
フローリングの貼り替え
フローリングの張り替えも自分で行わず業者に依頼することをおすすめします。自分でもやろうと思えばできるリノベーション作業ではありますが、仕上がりが悪いことで生活しにくくなってしまったり、ケガにつながることもあります。また、どうしても自分でリノベーションするとなると作業時間が長くなりやすく、1日で完成できないことも多いです。
フローリングのリノベーションに数日かかってしまうとその間歩きにくくなり、生活もしづらいため、その日のうちで作業を完了してくれることもある業者に依頼することをおすすめします。
水道関係
公設の上下水道につながる配管は国家資格が必要となりますが、自分でできることもあります。特に水道管を新しく設置することはやり方さえ分かっていれば意外とできることもあります。しかし、住宅の中に水道管を取り付けるとなると内装にまで手を加えないといけないため、よりさまざまな知識や技術力が求められます。そのため、住宅内の水道関係の作業も業者に依頼したほうがいいでしょう。
庭などの水道関係であれば、自分でできる可能性が高いですが、高配を正しくしていないとうまく排水できないなどということもあり、水道関係は大きな失敗をしないためにもプロにまかせたほうが良いリノベーションです。
水回り
水回りも自分でリノベーションするよりも業者に依頼するほうが良いです。水回りは傷みやすい部分でもあるため、リノベーションの対象になりやすいです。しかし、水回りをリノベーションするとなると水道関係の作業をしたり、フローリングや壁などを新しくするなどの作業でさまざまな知識が必要になり、工事の規模も大きくなりやすいです。
自分で水回りのリノベーションをするとうまくできないだけではなく、工期が長引いてしまい、私生活に支障が出てしまうこともあります。
自分でリノベーションするメリット
自分でリノベーションするとさまざまなメリットを得ることができます。そのため、自分でリノベーションすることでどのようなメリットや得られることがあるのかご紹介します。
安くできる
自分でリノベーションするメリットは安くできることです。業者にリノベーションを依頼すると資材費や作業費、処分費、デザイン費用などさまざまな費用が発生してしまいやすいです。しかし、自分でリノベーションする場合は資材費だけで良いため、安くリノベーションしたい人は自分で行ってみてはいかがでしょうか。
楽しめる
物作りが好きな人であれば、自分でリノベーションすることが楽しいと感じることができます。そのため、作業をしているというよりも趣味を愉しむ感覚に近く、楽しみながらリノベーションすることができます。
自分でリノベーションするデメリット
自分でリノベーションすることで上記で紹介したようなメリットを得ることができますが、デメリットもあります。そのため、自分でリノベーションしようと考えているのであれば、メリットだけではなく、デメリットも理解しましょう。
仕上がりが悪くなる
自分でリノベーションすると仕上がりが悪くなってしまうリスクがあります。普段からDIYをしている人であれば仕上がりの完成度も高いですが、どうしても本格的なリノベーションとなると完成度が下がってしまったり、リノベーション作業を完了することができない可能性もあります。そのため、さまざまなリノベーション作業をうまくできる自信がないのであれば、業者に依頼することが無難です。
また、完成度の高いリノベーションを求めている場合も自分ではなく、業者に依頼することをおすすめします。
不具合が出やすい
自分でリノベーションすると不具合が起きやすくなることもあります。例えば水道関係であれば、うまく継ぎ目が接着できておらず、水漏れしてしまったり、排水の高さがあっておらず、うまく排水できないなんてこともおこりえます。
自分で一度作業してしまうと業者の人も作業がやりにくく、余計な手間もかかってしまうため、費用が高くなってしまうこともあります。
まとめ
自分でリノベーションすることで安く済ませることができますが、できないことは自分で無理に行わないようにしましょう。本格的なリノベーションとなると自分で行うよりも業者に依頼した方が後悔しない可能性が高いです。自分でリノベーションしたいのであれば、本当に自分にできるのかを再確認したり、完成度に問題ない仕上がりになるのかも考えましょう。