「そろそろリフォームしたい」と思ったときに大事なのは依頼するリフォーム業者となります。その中でデザインリフォームという「デザイナー」に依頼するという方法があることをご存じですか?ここではデザイナーに依頼するデザインリフォームについてメリット・デメリットをご紹介します。
リフォームするならできるだけおしゃれに仕上げたいという方には注目して欲しい内容となりますのでぜひ参考にしてみて下さい。
目次
<リフォームデザイナー>工務店やリフォーム業者との違い
まず、デザイナーに依頼するデザインリフォームがどのようなものかご紹介します。工務店に依頼する場合との違いはどのようなところにあるのでしょうか。
デザインリフォームとは
デザインリフォームは「デザイン重視」のリフォームのことで、内装・インテリアなどのデザイン性、設備の機能性を引き立てるリフォームです。施主のイメージを実際に実現するため、細部にまでこだわったリフォームとなり、設計するデザイナーにはそのための実力が必要となり、専門性の高いリフォームとなります。
普通のリフォームとの違いは?
通常のリフォームは新築時の状態に戻すことを目的とした「原状復帰」が基本となります。さらに間取りの変更や設備機能の向上を行う場合をリノベーションと言いますが、デザインリフォームは施主のイメージを取り入れ、デザイン面にこだわったリフォームとなりどちらかというとリノベーションに近い改修と言えるでしょう。
どこで依頼できる?
現在は専門のデザイナーのいる工務店やリフォーム業者も多くあります。また専門ではなくともデザイナーと呼べるほどプランニング力のあるスタッフがいる業者も少なくありませんが、あくまで施工まで行う業者となりますので、設計を専門に行いインテリアデザインの知識、経験の豊富な設計事務所に依頼するのが一般的となります。
これまでの施工実績を参考に、自分が一番こだわりたいポイントが得意な業者を探してみましょう。
<リフォームデザイナー>デザイナーに依頼するメリットとデメリットとは?
ではデザインリフォームについてデザイナーに依頼するメリットとデメリットについてもご紹介します。
デザインリフォームのメリット
・高いデザイン性
デザイナーに依頼する一番のメリットは「高いデザイン性」です。通常のリフォームは既存の状態が基本となりますが、施主の希望に合わせた上で高品質なデザインに仕上げることができるのはデザイナーという専門職の経験でしか実現できないことです。
・新築に近いオリジナリティ
デザイナーはすでに決まっているサンプルから選ぶようなリフォームと違い、施主の要望に対してより希望に近いデザインにするための商品知識や現場経験を持っています。自分には思いつかないようなアイデアで施主のイメージを反映したリフォームを行えます。
中古住宅を購入しデザインリフォームを行えば費用を抑えながら自分だけのオリジナリティある住居を持つことができるでしょう。
・ライフスタイルに合わせたデザイン
施主の要望に対して細かく対応することができます。例えば、「子供やペットのことを考え安全な建材を使用して欲しい」、「子供の成長に合わせて将来的に間取りを変更したい」、「リビングをカフェのような内装にしたい」といった施主のこだわりに合わせて家のバランスを考えながら設計することが可能です。
デザインリフォームのデメリット
・リフォームに比べ費用がかかる
新築に比べると費用を抑えることができますが、通常のリフォームに比べ高額となることが多くあります。デザイナーは仕上がりに対しての完成度を考えがちなので、様々なプランニングを行ってきます。「よりいいもの」、「よりおしゃれに」と提案を受け入れているうちに予算を大きくオーバーしてしまうという可能性もあります。
・デザイナーによって個性が出る
デザイナーの好みに引っ張られてしまう可能性もあります。デザイナーにも得意な分野や好きなデザインがありますので、設計について話合いを進めるうちにデザイナーの提案に気持ちが流されてしまうのです。
おしゃれだと思っても、斬新すぎて逆に落ち着かない空間になってしまうこともありますのでデザイナーの提案を全て受け入れるのではなく、自分の考えをしっかり持っておくことが重要となるでしょう。
<リフォームデザイナー>依頼する際の注意点は?
では、実際にデザイナーにリフォームを依頼する際に注意するポイントとはどのようなことがあるでしょうか。依頼するデザイナーが決まったらこちらの点について注意してリフォームを進めましょう。
自分の理想とするリフォームをしっかり伝える
まず、自分が「このような家に住みたい」、「現在のこの不満を解消したい」といった目的をはっきりとイメージすることが大切です。デザイナーが提案した設計がおしゃれで斬新なデザインであっても「このプランで暮らしやすくなるのか」を冷静に判断する必要があります。
これから住み続けることになるのですから、その場の雰囲気に流されず自分の目的をクリアできるリフォームを目指しましょう。
既存の建物から無理なデザインになっていないか
リフォームは新築と違い、あくまでも元となる部分がありますのでリフォーム部分と既存部分でのバランスが大切です。おしゃれなリフォームは重要ですが、残す部分とのギャップが大きいと全体のバランスが崩れてしまいますので気を付けましょう。
デザイナーに押し切られて残しておきたい元の雰囲気を壊してしまわないようにしっかり打ち合わせを重ねるようにしましょう。
見積もりと実際の費用に正確さがあるか
通常リフォームより費用がかかることは前述しましたが、この点を理解していても打ち合わせを重ねることで設備の性能にこだわったり、リフォーム部分が拡大したりと予定していた費用を大きく超えてしまいがちです。当初の見積もりから大きく差がでてしまわないように注意しましょう。
住宅のリフォームには多額の資金が必要になりますので、これからの生活に支障が出てしまっては良いリフォームとは言えません。自分がどこまで許容できるのか、超えてしまったらどの部分を削るのかをはっきりさせておきましょう。
理想とするイメージのリフォームを手掛けた実績があるか
現在ではホームページで施工事例を紹介している業者も多くあります。業者には得意とする分野があり、自分の希望するリフォームの実績があるか、また利用者の声はどのようなものかを事前に調べることができます。
また、事例をみることで自分のアイデアが膨らむこともありますのでしっかりチェックしておきましょう。
【まとめ】信頼できるリフォームデザイナーを利用しておしゃれなリフォームを!
デザインリフォームで重要なのは「自分の希望を実現してくれるデザイナーを見つけること」です。この信頼関係が無くてはこれから数十年と住んでいく住居のデザインを任せることはできません。実際に店舗で相談したり、ネットでの施工事例を参考に自分に合った業者を探しておしゃれなデザインリフォームに挑戦してみましょう。