照明の多灯使いを手軽に叶える「ライティングレール」というものをご存知ですか?天井にライティングレールを取り付けることで、自宅がまるでオシャレなショップのような空間に演出することができます。
そんなライティングレールについて、種類や活用法について説明します。照明でインテリアに差をつけたい!とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
照明の自由度がUP♪ライティングレールとは?
「ライティングレール」は別名「ダクトレール」とも呼ばれる、レール状の照明部品のことです。レールの内側に電流が流れており、レール上であればどの位置にでも照明を取り付けることができます。
複数の照明器具を取り付けることができるため、照明の自由度がアップし、オシャレな空間を演出することができます。
ライティングレールにオススメの照明器具
ライティングレールにオススメの照明器具は、スポットライトやペンダントライトです。この2つの照明器具の特徴について見てみましょう。
スポットライト
スポットライトとは照らしたい場所をピンポイントで照らすことができる照明器具のことです。主に舞台などで、観客の注目を集めるために使われています。自由に角度を調節できるのが魅力です。
一般家庭でも、インテリアを強調したり、壁や天井を照らす間接照明として、オシャレな空間演出に役立ちます。
ペンダントライト
ペンダントライトとは、コードやチェーンなどで吊るされた照明器具のことです。照らしたい場所を低い位置から照らすことができるため、空間に陰影が生まれ、奥行きを演出することができます。
ペンダントライトはデザイン性が高いため、お部屋のインテリアのアクセントにもなるアイテムです。
ライティングレールの種類
照明の多灯使いを叶えてくれる、ライティングレールにはどのような種類があるのでしょうか?取り付け方の違う4つのタイプを紹介します。
【工事不要】簡易取付タイプ
天井に引掛シーリングなどの照明を取り付ける配線器具があれば取り付けることができるライティングレール。引掛シーリングに電気工事が不要で賃貸物件にも取り付けることができます。
しかし、配線器具の厚みの分、天井から浮いた状態になるため、天井の低い場所では圧迫感を感じてしまいます。
【工事不要】コンセントタイプ
レールにコードが付いていて、コードをコンセントに差し込むことで使うことができるライティングレール。取り付けるにはネジなどで固定が必要なため、賃貸には不向きですが、引掛シーリングのない場所にも工事不要で取り付けることができます。
コードが垂れ下がってしまうため、邪魔な場合はモールなどで隠す必要があります。
【工事必須】直付けタイプ
天井に直接ネジで固定して取り付けるライティングレール。レールの厚み(約2cm)の分天井から突き出てしまいますが、簡易取付タイプのものに比べると、スッキリした印象に仕上がります。
取り付けには電気工事が必要になるため、DIYで取り付けることはできません。
【工事必須】埋め込みタイプ
天井面に切り込みを入れて、埋め込むように取り付けるライティングレール。天井面がフラットになるため、スッキリした開放感のある空間を作りたい方にはオススメです。
しかし、取り付けには電気工事士の資格を持った方に工事を依頼しなければならず、資格がない人が設置することはできません。そのため、簡単に位置を変えることはできないということを頭に入れておきましょう。
ライティングレールの活用法
では、ライティングを使ったインテリアのコーディネートの実例をいくつか紹介します。
ダイニングスペースに
カフェのようなオシャレな空間にしたいなら、ダイニングテーブルの上にライティングレールを取り付け、小型のペンダントライトを2〜3個吊り下げるスタイルが人気です。ペンダントライトはデザインも豊富なため、インテリアのテイストにあったものを選んで、空間演出を楽しむことができます。
また、ペンダントライトはダイニングにオススメの照明器具と言われています。低い位置から料理を照らすことで、より料理の色を引き立て、美味しそうに見せる効果が期待できます。特にオレンジ色味がかった“電球色”の光を選ぶことで、リラックスできるダイニングを作ることができます。
キッチンカウンターに
キッチンカウンターの上の天井にライティングレールを設置し、スポットライトやペンダントライトを複数取り付けるスタイルもよく見かけます。調理する手元をしっかり照らすことができるという実用性とインテリア性も兼ね備えています。
ダイニングにペンダントライトを設置する場合は、キッチンカウンターはスポットライトにしたりと、空間全体のバランスも重視して照明を選びましょう。
壁のインテリアを照らす
ライティングレールを壁の近くに設置してスポットライトを取り付け、壁に飾ってある絵画や写真を照らすという使い方もあります。強調したいインテリアを目立たせ、空間に陰影を生むことで、立体感のある印象に仕上がります。
また、スポットライトで壁や天井を照らし、間接照明として楽しむ方法もオススメです。
植物を吊り下げる
ライティングには照明器具以外のものも吊り下げることができます。専用のフックをライティングレールにはめ込み、ハンギングプランターを吊り下げて観葉植物を飾ったり、ドライフラワーで作ったスワッグを飾ってもオシャレです。
ライティングレールに照明を取り付けてみよう♪
では、ライティングレールに照明を取り付ける方法と注意点について見てみましょう。
照明の取り付け方
照明側のプラグをライティングレールの溝にはめ込んで、カチッと音が鳴ると取り付けが完了します。販売されている照明器具は引掛シーリングタイプのものが多いため、ライティングレールに取り付けるには「変換アダプタ」というものが必要になります。
照明器具によっては、ライティングレール専用のプラグ付きのタイプもあるので、購入する際は取り付け口をよく確認しましょう。
重さの制限に注意
ダクトレール1本には、取り付けることができる重量の上限があります。上限を超えて照明を取り付けると、落下する恐れがあり大変危険です。
ワット数の制限に注意
ダクトレール1本には、取り付けることができるワット数の上限があります。上限を超えて取り付けてしまうと、発煙、発火の恐れがあるので、注意しましょう。
まとめ
照明の多灯使いを叶えてくれる「ライティングレール」は、インテリアにこだわる人たちに人気の照明アイテムです。工事して取り付けるもの以外にも、簡単に取り付けられるタイプもあるため、賃貸物件でも取り付けることができます。
ライティングレールにはペンダントライトやスポットライトを複数取り付けることができ、オシャレな空間を演出することができます。
ぜひ、リビングやダイニング、キッチンカウンターなどにライティングレールを取り付けて、照明の多灯使いを楽しんでみてくださいね。