いつかは雑貨店を経営してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?自分の好きなテイストの雑貨を選んで販売し、お客様に喜んでもらえるなら、これ以上嬉しいことはないですよね。
いつかは雑貨店を経営したいけれど、何から準備をしたらいいの?と、開業については未知の部分も多いと思います。
ここでは、オープン準備に必要なことや、経営のポイントについて紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
【雑貨店の経営】①まずはコンセプト作りから
雑貨店を経営する上で大切なことは、“どんなお店にしたいか”を明確にすることです。まずは、お店の方向性を決めるために、行動し、考えをまとめてみましょう。
お店のコンセプトを決める
お店のコンセプトは商品を仕入れる際や、内装・インテリアを考える際にも重要なポイント♪「うちはこういうお店です!」とはっきりアピールできることは、宣伝する上でも強みになります。
例えば「あたたかみのある北欧雑貨のお店」「シンプルで上質な生活雑貨のお店」のように、一言でお店のコンセプトを表現できるようにしておきましょう。店名にコンセプトを反映させててもOKです。
雑貨屋さん巡りをして研究する
日頃から雑貨店を回って、内装や取り扱い商品、ディスプレイの仕方や価格などを研究しておきましょう。商品はただ棚に並べるだけでなく、壁やワイヤーラックなどに掛けて陳列したり、カゴなどに立てて並べたりと、ディスプレイの仕方も大切になります。
たくさんの雑貨店を巡って、「このお店のこのアイデアがいい」ということをメモしておきましょう。自分のお店を開く時に、きっと役立つはずです。
【雑貨店の経営】②開業に必要な手続きは?
雑貨店の開業は、お店を構えたからといって、すぐに商品を販売できるわけではありません。どんな手続きが必要なのか見てみましょう。
「開業届」の手続き
個人で事業を始める場合は、税務署に「開業届」の提出が必要になります。そして、確定申告をすることで1年間の所得を計算し、税金を納める義務があります。
「青色申告」の手続き
あわせて「青色申告承認申請書」を税務署に提出することで、条件を満たせば65万円の税額控除を受けられたり、赤字になった場合3年にわたって繰越すことができるというメリットもあります。一般的な「白色申告」に比べると手間がかかりますが、会計ソフトを導入することでしっかり管理することができます。
【雑貨店の経営】③お店をどこに構える?
どのエリアにお店を構えたいか、事前にリサーチしておくことが大切です。人通りが多い場所でも、ターゲット層になる年代の人たちが少なければ、客足は見込めないかもしれません。平日、土日、また時間帯によって人通りや年齢層がどのように変わるのか調べておきましょう。
人通りが見込まれるエリアは家賃が高かったり、家賃が安いところは交通の便が悪かったりと、必ずメリット・デメリットがあります。いい面と悪い面の両方を見て決断しましょう。
【雑貨店の経営】④お店の内装やインテリアはどうする?
お店の内装工事はこだわればこだわるほど費用がかかってしまうものです。内装工事を業者にお願いした場合、坪単価10万~30万円ほどが相場と言われています。
工事費用を抑えたいのであれば、壁紙や床材などをDIYしてみるのも一つの方法です。ここ数年でDIYがブームとなったこともあり、ネットショップ
ャレな壁紙やクッションフロアを購入することができます。シンプルな棚を購入してリメイクシートを貼ったりと自分好みにアレンジするのもオススメです。準備も楽しくなりそうですね♪
【雑貨店の経営】⑤仕入先はどうする?
商品の仕入れの方法には、以下のようなルートがあります。1つに絞らず、様々なルートから仕入れできるように、常にアンテナを張っておきましょう。
ネットで仕入れる
ネットでは会員制の仕入れサイトがあり、卸価格で商品を仕入れることができます。小ロットで仕入れることができるため、大量の在庫を抱える心配も少ないのもメリットです。
しかし、実際に商品を手に取って見ることができないというデメリットもあります。
問屋さんから仕入れる
問屋とは生産者から直接商品を仕入れ、小売店に販売する中間業者です。商品を直接手に取ることができ、問屋さんから売れ筋商品などの情報をもらえることもあります。 現地に行く必要があるため、遠方の場合は交通費が高くついてしまうというデメリットもあります。
自分で買い付けに行く
自分で様々な場所に出向いて、商品を買い付けるという方法もあります。海外に自ら出向いて、気に入った商品を買い付けてくる方も多いようです。
たくさんのメーカーが出店している展示会などに出向いて、直接取引の交渉をしたり、連絡先を交換したりして、繋がりを作っておくのもオススメです。
【雑貨店の経営】⑥資金はどうする?
開業資金をすべて自己資金で賄うのは大変なことです。金融機関から融資を受けることもできますが、30%ほどは自己資金で賄えるのが理想です。融資を受ける際には、返済計画を立てる必要があるため、1ヶ月の売上の予測や必要な経費などシミュレーションしておきましょう。
また、開業した際に受けることができる助成金もあるので、条件を満たしているか調べておくと便利です。
【雑貨店の経営】⑦備品や消耗品の準備も忘れずに!
商品の仕入れ以外にも、営業に必要な備品や消耗品はたくさんあります。商品を入れる袋や、ラッピング用品、店内で使う買い物かご、領収書やレジ関係の備品など、準備リストを作っておきましょう。
お客様に領収書を出す際、5万円以上だと200円の収入印紙の貼付が必要になるので、こちらも用意しておきましょう。
【雑貨店の経営】⑧会計管理もぬかりなく!
個人事業で雑貨店を経営する場合、確定申告が必要になると先述しましたが、そのためにはしっかり会計を管理しておかなければなりません。
POSレジを導入することで、その日の売上金額や、何がどれくらい売れたかなどをリアルタイムで知ることができます。また、在庫管理ができるプランもありますので、必要に応じて利用してみましょう。
まとめ
雑貨店を経営してみたいと思っているのであれば、早い段階から色々な雑貨店を巡って、どんなお店にしたいのかイメージを膨らませておきましょう。お店のコンセプトがはっきりしていると、商品の仕入れやお店の内装も決めやすくなります。
仕入れをする際には、どんな商品が人気で需要があるのかを知っておかなければいけないため、常にアンテナを張って情報収集しておきましょう。
物件選びや仕入れ先の選定、内装工事やインテリアなど、やらなければいけないことは山積みです。全てが夢への一歩♪準備から楽しんじゃいましょう!