リノベーションを計画しているときにどのくらいお金が必要になるのか分からない人もいるのではないでしょうか。ここでは、リノベーションの予算などについて紹介します。
リノベーションの予算を決めることのメリット
リノベーションをする際に予算を決めておくようにしましょう。予算を決めておくことで、計画的にリノベーションすることができるだけではなく、余計な支出を抑えることもできます。次に、リノベーションの予算を決めておくことで得られるメリットを紹介します。予算を決めずにリノベーションをしようと考えている人は参考にしてください。
出費が多くなることを防ぐ
リノベーションの予算を決めておくことで、出費が多くなることを防ぐことができます。予算を決めていれば予算内でリノベーションするようになるため、予算以上の費用がかかってしまうことがなくなります。予算を決めておかないと費用に制限がかかっていない状態であるため、リノベーション費用が多くなりがちです。そのため、資金的に余裕がないのであれば、必ず予算を決めておくことをおすすめします。
予算の決め方も重要であり、リノベーションの費用を支払うと生活が困窮してしまうような予算にはしないようにしましょう。
リノベーションする範囲を決めることができる
予算を決めていればリノベーションする範囲を決めることができます。予算が少額であればリノベーションできる作業も限られます。そのため、リノベーション作業に用意できるお金でどの程度のリノベーションができるのかも予め知ることができ、そこからどのようなリノベーションをするのかを決めることもできます。しかし、予算の額によってはリノベーションしようとしていることができない可能性も出てきます。
そのような時には予算をオーバーすることを覚悟してリノベーションをするのか、資金を集めてリノベーションするのかを決めましょう。予めリノベーション費用の目安を知っていれば、考えている予算で何ができるのかを知ることができます。
安心できる
リノベーションの予算を決めておくことで安心することができます。その理由は予算以上の費用を請求されてしまうリスクが少なくなるからです。多少予算をオーバーしてしまうこともありますが、予算内でリノベーションするため、考えていた以上にお金が必要になってしまうことがなくなります。
また、リノベーションを依頼する業者に予算を伝えておくことで予算内でできるリノベーション内容を紹介してもらうことができたり、予算をオーバーしないように工夫してリノベーション計画を作ってくれます。そのため、リノベーションを依頼する際にはどのようにリノベーションしてほしいのかを伝えるだけではなく、予算も伝えるようにしましょう。
リノベーションする作業内容ごとの予算の目安
リノベーションの予算を決めるときに、請求される額の目安をある程度把握しておくことをおすすめします。リノベーション費用の目安を知っておくことで予算内で求めているリノベーションをすることができるのかを事前に知ることもできます。リノベーションの作業内容によって費用は大きく違ってくるため、作業別の費用を知っておくことをおすすめします。
次に、リノベーションすることが多い作業の費用の目安を紹介していきます。あくまでも目安であるため、請求される費用に違いはあります。
壁紙の貼り替え
壁紙の張り替えは比較的安くできるリノベーションです。一部屋の壁紙の張り替えであれば、4~8万円前後の費用であることが一般的です。一部屋であればそこまで費用がかからないため、気軽に依頼することができますが、全ての壁紙を張り替えるとなるとそれなりの金額になってしまいます。また、張り替える壁紙のデザインや素材によって費用に違いが出ます。
フローリングの貼り替え
フローリングを新しくする場合は6畳の広さで10万円程度の費用が一般的です。フローリングを新しくする方法は大まかに2種類あり、既存のフローリングを全て取り外す方法と既存のフローリングの上に張り付ける方法です。前者の方が解体する手間が必要になるため、費用も高くなりやすいです。そのほかにもフローリングを解体した際に木材が傷んでいるとそこも改修しなければならないため、より多くのお金が必要になります。そのため、予算をオーバーしてしまう可能性もあります。
一部屋の内装
一部屋の内装すべてをリノベーションしようとすると20~50万円程必要になります。しかし、水回りの部屋であれば、よりリノベーション費用が高くなりやすいです。部屋の雰囲気を変えたいときや床や壁紙の傷などが気になるときには一部屋の内装をリノベーションしましょう。
フルリノベーション
フルリノベーションとは、住宅全体をリノベーションすることであり、1000万円以上必要になってくることも珍しくありません。そのため、フルリノベーションをするときに予算を低く見積もってしまうとフルリノベーションができない可能性が高いです。フルリノベーションを計画しているのであれば、建て直すこととどちらが良いのかを慎重に判断することも大切です。
間取りの変更
間取りを変更するリノベーションの場合は作業内容によって費用も大きく変わってきます。例えば部屋を増やすリノベーションで壁を作るだけであれば数十万円でできることが多いですが、水回りの間取りを変更したり、移動する場合は数百万円程度が目安になってきます。そのため、間取りを変更するのであれば、予算も多めに用意しておくことをおすすめします。
また、木造住宅であれば比較的安く間取りの変更を行うことができますが、鉄筋住宅であれば作業の手間が増えてしまうため、多くの資金が必要になってしまいます。
リノベーションを依頼するときに予算を伝えよう
上記でも紹介したようにリノベーションを依頼する業者に予算を伝えることをおすすめします。次に、なぜ予算を伝えなければならないのかを紹介します。
リフォーム会社が計画しやすくなる
リノベーションをする業者は依頼主の要望を聞いて計画を立てることが一般的ですが、それだけでは依頼主が想像していた以上の費用になってしまうこともあります。そのようなことにならないためにも予算を伝えておくことは依頼主側だけではなく、業者側にとってもトラブルを未然に防ぐことが可能になります。また、予算だけを伝えることでどのようなリノベーションをすることができるのかを依頼主に伝えることも可能になります。
リノベーション会社の人と相談して計画を立てる
リノベーションの計画は依頼主だけではなく、業者と話し合って決めることが一般的です。この際に予算を伝えておくことでスムーズに計画を進めることができます。例えば、予算を決めずに計画を進めてしまうと見積もりを出した時に依頼主側から作業開始の許可が得られない可能性が高いです。このような状況になってしまうとせっかく作成した計画が台無しになってしまいます。その結果リノベーション作業に取り掛かる日程も遅れてしまい、完成の日時も遅れます。
したがってできるだけ早くリノベーションをして住み始めたいと考えているのであれば、業者に予算を伝え、計画がスムーズに進行するようにしましょう。
まとめ
リノベーションすることで住みやすくなったり、新築のような新しい住宅にすることができます。しかし、費用がかかってしまうため、予算を予め決めておくことをおすすめします。フルリノベーションとなると高額な費用になってしまうため、予算の額も多くなければフルリノベーションできない可能性もあります。予算を決めたり、行おうとしているリノベーション作業の費用もある程度把握するようにしましょう。