お部屋のインテリアを考える時、「おしゃれにスッキリさせたい」とか、「ゆっくりリラックスできる空間が欲しい」など自分のスタイルに合ったテーマを決めて取り組むと思います。ここでは「北欧カフェ」をイメージしたインテリアつくりについてご紹介します。「北欧」と「カフェ」という2つを組み合わせたインテリアテーマはどのようなところにポイントがあるのでしょうか。
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マットな質感の磁器ペンダントライト
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を使用。磁器はひとつひとつ手作りです。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチ。昼間は磁器の白さ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋を素敵に照らします。
<北欧カフェ風インテリア>ポイントは
まず、「北欧」と「カフェ」とはどのようなものをいうのか、それぞれポイントをご紹介します。
北欧風のポイント
北欧とは、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンの4か国を中心にバルト三国(エストニア・ラトヴィア、リトアニア)、ブリテン諸島、アイスランドを含むヨーロッパの北側にある国々を指します。北欧は日本より緯度が高く、日本に比べて冬は寒く、夏は暑くなり、日本より四季のはっきりした気候となっています。
北欧は冬になるとマイナス30℃にもなり、日本より厳しい環境となります。そのため北欧の住宅は寒さの続く長い冬を乗り切るために「気密性」と「断熱性」に優れています。
冬の間は室内で過ごすことが多くなるので、家での生活をいかに快適に過ごすかということが重要視されています。また住宅は、永く住み継いでいくためメンテナンス性が高く、リノベーションを繰り返して住み続けられますので家具についてもシンプルでありながら機能的で長く使用できるデザインのものが多くなっています。
カフェ風のポイント
カフェを意識したインテリアのポイントは、「使い勝手」、「照明」、「落ち着いた雰囲気」でしょう。カフェ風のインテリアを考える時は、経営側とお客側の両面から考える必要があります。
お店側からの視点としては「シンプル」で「動きやすい導線」が重要となります。キッチンからホールへの移動、また棚などの収納の配置など、まとまりがあり機能性を意識した配置が必要となります。
照明も重要な要素です。落ち着いた雰囲気をつくるには明るすぎない間接照明の使い方が必要になります。また間接照明とインテリア小物の組み合わせなどでアクセントとなるポイントをつくり出すとおしゃれ感アップにつながります。
落ち着いた雰囲気と言えばアンティークやヴィンテージなどのクラシックなデザインがピッタリです。こういったものは高額になりがちですが、長年使われている定番のデザインのものなど、シンプルさを意識した家具を取り入れることで演出することも可能です。
北欧×カフェのポイント
どちらも「落ち着ける」空間であるという特徴があり、「北欧インテリア」と「カフェインテリア」は非常に相性が良い組み合わせとなります。北欧では上質でデザイン性に優れたものをひとつひとつこだわって選び、「シンプルで居心地の良い空間」をつくることを大事にしているのです。
<北欧カフェ風インテリア>魅力と特徴は?
北欧カフェ風インテリアの特徴は自然が感じられ、木のぬくもりのあるデザインです。シンプルでありながら実用性も考えられ、永く使えるものが多く、統一感をもたせることも比較的簡単です。
また最近では北欧インテリアが人気となっており、家具や小物を扱っているお店も多くあり、たくさんのアイテムから選ぶこともできます。
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アシンメトリーに配置した乳白色のガラスグローブが、柔らかな光のリズムを演出する「スフィアシリーズ」のペンダントライトです。高さを変えて複数台をレイアウトすれば、明かりをちりばめたような華やな空間づくりにお使いいただけます。
<北欧カフェ風インテリア>お部屋別のポイント
それではお部屋別に北欧カフェ風にするポイントについてご紹介してみましょう。
リビング
おしゃれな北欧風のカフェには落ち着いた印象のソファが定番です。リビングはリラックススペースですのでゆったりと座れる大きめのソファを置いてみましょう。シンプルなモノトーン系のものや、ナチュラルカラーのクラシックなものがおすすめですが、リビングの主役としてビビットなカラーのデザインソファを選んでも良いでしょう。その場合お部屋全体のバランスが大切になります。お部屋に飾る小物とのカラーバランスに注目しておきましょう。
カフェでは立っていることより座っているときの印象を大切にしていますので、小物類の設置はソファに座った状態でセンス良く見えるようにするとカフェっぽさが増してきます。
ソファの形状でおすすめなのはL字型のソファです。スペースを最小限に抑えて導線をつくりつつ、多人数でもゆったり座れるくらいの大きさを確保できます。その際に重要なのはテーブルです。大きさは小さくなりすぎないようにし、高さもソファに座った状態で使いやすいものをえらびましょう。
壁や床、天井はナチュラルカラーでまとめると統一感がでます。壁、天井にホワイト、床をブラウンのフローリングという組み合わせだと北欧感が増します。床の色がしっくりこない場合は北欧風のラグを敷いてみても良いと思います。
おしゃれなカフェにグリーンは必需品です。ポイントは大きめなグリーンを取り入れることです。花瓶にグリーンの多めな差し花を挿しても良いですし、床置きの観葉植物を飾っても良いでしょう。
カーテン選びも重要です。北欧カフェをイメージした木製の家具やインテリアにはカーテンも素材にこだわりたいところ。コットンやリネンなどの天然素材を使ったカーテンで、全体の統一感をもたせましょう。色はベージュ、白、グレーなど淡い単色がおすすめです。鮮やかさが欲しい場合は他のインテリアで使っている差し色と合わせてバランスをとるようにします。
ダイニング
北欧風ダイニングの基本は木製家具の質感です。しっかり木のぬくもりを感じることができるものを選びましょう。全体としてはダークトーンでまとめて、その中に柔らかい印象の木製テーブルなどをミックスさせるとおしゃれな雰囲気ができます。
ダイニングテーブルをテーブルランナーでアクセントを入れるのも良いと思います。落ち着いた色目のテーブルに柔らかい色目を入れることで高級感の漂うレトロモダンな雰囲気をつくってくれるでしょう。
窓の前にラウンド型のカフェテーブルを設置するとおしゃれなカフェの雰囲気を楽しめます。壁にウッドフレームのポスターや、絵画を飾るとさらに北欧カフェのテイストが出来上がります。
キッチン
北欧カフェをイメージし、木製の調理器具を揃えてみましょう。キッチンにウォールシェルフを設置し、調理器具をディスプレイ感覚で並べて置くとカフェっぽさがでます。食器類も多くなりすぎないように厳選して購入しましょう。
キッチンも実用性だけでなく、演出ポイントをつくることが大切で、壁に北欧パターンのファブリックボードをかけたり、ストリングシェルフに小物を飾ったりするだけでおしゃれなカフェに近づきます。
キッチンワゴンなどの活用もおすすめです。木製ワゴンもいいですが、アクセントとして金属製の白いワゴンを取り入れるとカフェのスタイリッシュさも演出できます。
【まとめ】北欧カフェ風インテリアにチャレンジ!
北欧カフェの雰囲気をつくるポイントは、「木のぬくもりを感じられること」、「実用性重視のシンプルなデザイン」、「アースカラーをベースに統一感のある差し色を取り入れる」となります。まだまだ人気の続きそうな北欧カフェスタイルのインテリアづくりにチャレンジしてみて下さい。