新築を建てる際に「キッチン」や、「リビング」にこだわる人は多いと思いますが、忘れていけないのが「クローゼット」です。新築設計の時は収納するものがない状態で提案されますが、生活していく中で収納スペースは家をきれいに保つ上で非常に重要なポイントとなります。
ここではクローゼットのレイアウトや使い方で失敗しないポイントについてご紹介します。これから新築を建てようと考えている人は参考にしてみて下さい。
直径Φ100ミリの球状ランプが3灯がついた ブラケットライト MBK038W(B)-3
ミニマルな直径10センチの乳白フロストガラスにより、やわらかな灯りを発する「スフィアシリーズ」の壁面ブラケットライト。ベース上に3灯を非対称にレイアウトすることにより、演出の自由度が増しました。お好みに応じて縦、横、上下と左右逆にも設置していただけるので、居室空間にあかりのリズムが生まれます。
目次
<新築のクローゼット>クローゼットのレイアウトのポイント
まず、設計の際にクローゼットのレイアウトで気を付けるポイントについてご紹介します。
生活導線に合わせる
料理や洗濯などの家事を効率よくする「家事導線」というものがありますが、クローゼットについても使い勝手を考えて配置を決める必要があります。これを考えておかないと使い始めた時に無駄な導線が発生し、ストレスを感じることになります。
例えばクローゼットを2階の寝室に配置した場合、帰宅後の着替えの際に必ず階段を上がる必要ができてしまいます。疲れているときなどはクローゼットを使わずリビングで着替えてしまいリビングに服が散らかってしまうといった状況も考えられます。
どこにクローゼットがあれば生活導線がスムーズになるか考えて配置する必要があるのです。
クローゼットの広さは?
クローゼットの形状や、家族構成によって必要な広さは変わってきます。これからの生活設計によってクローゼットの配置や広さも考える必要があるでしょう。
例えば、ウォークインクローゼットを設置し、1か所にまとめて収納する場合、夫婦2人なら2畳~3畳、子供2人の4人家族なら3畳~4畳は必要となります。
ウォークインクローゼットは家のレイアウトによって「片面収納タイプ」、「両面収納タイプ」、「コの字収納タイプ」、「L字収納タイプ」などがありますが、それぞれ通路を確保する必要もありますので間取りには注意しましょう。
レイアウトによっては扉は要らない?
クローゼットはレイアウトによって扉をつけるかつけないかを考えましょう。リビングなどに設置するなら中を隠す必要があるため扉をつけた方が良い場合もありますが、例えば寝室などではどうでしょう。
扉があれば中を隠せたり、ホコリの侵入を防ぐこともできますが、無いほうが扉の開閉の手間が要らず、間口を広くとることができ使い勝手が良くなる場合もあります。
扉の代わりにロールスクリーンを設置するなどの方法もあります。
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<新築のクローゼット>クローゼットの収納方法のポイント
次はクローゼット内の収納方法についてご紹介します。クローゼット内のレイアウトを考える際に、「自分はどのようなものを収納するのか」をイメージしておくことが大切になるでしょう。
ハンガーパイプ
衣料の収納を考えた時にメインとなるのがハンガーパイプではないでしょうか。収納の際にたたむ手間もなく、シワになりにくい利点があります。クローゼットのレイアウトはこのハンガーパイプを中心に考えていきましょう。
かけ方としてポイントとなるのが「丈の長さ」です。収納の際は丈の長さの同じものをまとめて、「長いものから短いもの」という順番でかけていきましょう。これだけでクローゼット内がまとまってきれいに見えます。
カラーBOX
服の長さに合わせて空いた下段にカラーBOXを設置し、Tシャツや、小物、下着類などを収納するときれいにまとまります。ハンガーパイプにかけた服の丈が短い部分には2~3段のカラーボックス、丈の長い服の方には1段といった具合にグラデーションをつくると良いでしょう。
枕棚
ハンガーパイプの上につく棚を「枕棚」と言います。高い位置で出し入れが大変になる場所となりますので普段使わないものを収納する場合に使いましょう。
冬物、夏物と分けた小物などで季節ごとに入れ替えを行うような使い方がベストかと思います。
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<新築のクローゼット>ウォークインクローゼットを設置
クローゼットの設置を考える時に一番気になるのが「ウォークインクローゼット」ではないでしょうか。ここではウォークインクローゼットの設置についてのメリット、デメリットと設置の際に気を付けたい注意点についてご紹介します。
ウォークイン?ウォークスルー?
ウォークインクローゼットとは「人が中を歩けるほどのスペースがあるクローゼット」のことを指します。
似たものにウォークスルークローゼットというものもありますが、こちらは「出入口が2つ以上あり、人が通り抜けられるクローゼット」となります。狭小住宅では廊下をウォークスルークローゼットとして活用する方法もあります。入口が複数あることで通気性が良いため、湿気対策の必要がないという利点があります。
また、通常の壁面クローゼットは、奥行が狭いため物の出し入れがしやすいことや、大きなスペースが必要ないため、各部屋にそれぞれ設置して部屋数を確保できるメリットもあります。
それぞれメリット、デメリットがありますので自分の用途に合ったクローゼットを選びましょう。
ウォークインクローゼットのメリット
・収納量が多く、1部屋でコーディネートが完結できる
ウォークインクローゼットは収納量が多く、ゴルフバッグや釣り具などの大型の物も収納することができます。また、衣類を1か所にまとめることで着替えの際のコーディネートをクローゼット内で完結することができます。
・収納の自由度が高く、重たい物の出し入れも楽
広いスペースがあることでクローゼット内のカスタマイズがしやすく、自分の使いやすいレイアウトをつくることができます。また、スペースがあることで重たい荷物の出し入れも無理な姿勢で作業する必要がなく効率良く出し入れができます。
・衣替えの手間がない
衣料をまとめておけるので季節ごとの入れ替えの作業が要らず、衣替えの面倒な入れ替えが必要なくなります。
ウォークインクローゼットのデメリット
・スペースの確保が必要
収納スペースをまとめることである程度のスペースが必要となり、他の生活スペースを圧迫してしまう可能性があります。ウォークインクローゼットをつくるために、部屋数を減らさなければいけないということもありますので無理につくるのはおすすめできません。
・整理整頓や掃除の手間が増える
広いウォークインクローゼットは物が増えやすく、気を付けないとすぐに散らかってしまいます。また広いのでほこりも発生しやすくなるので掃除の必要があり、この手間に煩わしさを感じる人には向いていないでしょう。
ウォークインクローゼット設置の際の注意点
・間取り
ウォークインクローゼットの広さは夫婦2人で2畳~3畳、4人家族で3畳~4畳ほど必要になりますが、コの字やL字などのレイアウトによっては角の部分がデッドスペースになりやすくなります。全体の間取りの他にこの部分の使い方も考えなくてはいけません。
また、クローゼットの設置場所も使う家族全員の使い勝手を考えて配置する必要があるでしょう。生活のスタイルに合わせた間取りを考えることが大切になります。
・換気
通気性の悪い部屋は、湿気がこもりカビの発生やダニによる虫食いの可能性が高まります。ウォークスルータイプにして通気性を上げるか、換気扇を設置するなどの対処が必要となるでしょう。
・扉
扉の必要性について前述しましたが、設置する際の扉の種類にもそれぞれ特徴があります。「開き戸タイプ」は扉を全開にできるので、中が見やすくなることや大きな物の出し入れが容易になりますがクローゼットの手前に扉分のスペースが必要になります。
「引き戸タイプ」は開閉スペースが必要ありませんが、扉を全開にできないデメリットがあります。「折れ戸タイプ」は全開も可能でスペースも必要ありませんが、開閉の仕組みが複雑なため小さいお子様は使いにくいでしょう。
以上の点に注意してウォークインクローゼットの導入を考えてみて下さい。
【まとめ】新築の際は生活スタイルに合わせたクローゼットの設置を!
クローゼットのレイアウトは後回しにされがちですが、これからの生活でとても大切な要素となります。新築を建てる際は、今回紹介した点についてよく検討して快適なクローゼットをつくって下さい。