新築を建てる時の電気工事の費用はどの程度必要?

新築照明

新築を建てる時の電気工事費用はどの程度必要になるのか気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、電気工事の費用について詳しく紹介していきます。



新築を建てるときの電気工事費用の詳細

新築を建てる時、かならず電気工事の費用が必要になってきます。電気工事の費用はいくつかの種類に分けることができます。次に、電気工事の費用の詳細を紹介するので、どのような電気工事でどのくらい費用が必要になるのか参考にしてください。

強電設備工事

強電設備とは、ブレーカーやコンセント、スイッチなどを取り付ける工事のことであり、配線工事も含まれています。そのため、電気工事と言えば強電設備工事のことを示していることも多いです。新築の一軒家であれば、50万円前後必要になることが一般的です。しかし、鉄筋住宅であれば、電気工事の手間がかかってしまうため、電気工事の費用も高くなりやすい特徴があります。

弱電設備工事

電気工事と言えば、電気の供給をするための工事と考えてしまうことが多いですが、弱電設備工事は電気とはまた違った配線の設備のことを示しています。上記で紹介した強電設備工事は配線などに触れてしまうと感電してしまうリスクがありますが、弱電設備工事の配線は電気を供給するためではないため、触れても感電しない程度の電気工事という特徴があります。弱電設備工事で行う配線工事はテレビやインターネット、電話機を使用するための配線工事となります。

新築を建てる時の見積もりに強電設備費用は含まれていることが多いですが、弱電設備費用は含まれていない可能性があるため、注意しましょう。弱電設備工事は強電設備工事費用よりも安いです。

照明設備工事

照明設備工事は照明自体の費用のことであり、新築を建てる時に見積もりに含まれていることが多いです。新築の照明はさまざまな部屋に取り付けられるため、意外と請求額が高くなりやすいです。照明は部屋の雰囲気を左右する要素でもあるため、新築を建てる時に照明を取り付けてもらおうと考えているのであれば、それぞれの部屋にあった照明を取り入れるようにしましょう。

新築の電気工事費用の確認や作業開始までの流れ

新築の電気工事の費用の確認や作業開始までの流れを知るようにしましょう。新築を建てるときにあまり電気工事にこだわらないこともありますが、住み始めて使いにくさを感じてしまう原因になることもあります。そのため、電気工事の費用を確認することも大切ですが、どのような流れで電気工事を行っていくのかも知っておきましょう。次に、電気工事の流れについて紹介します。

電気工事業者を決める

新築を建てる時に電気工事をする必要がありますが、住宅自体を建てる建築会社の作業員が行うのではなく、違う会社の作業員が作業します。そのため、建築会社とは別に電気工事を依頼する業者を決めなければなりません。しかし、基本的に建築会社とつながりがある電気工事業者が作業してくれるため、依頼主が電気工事業者を指名することは珍しいです。

知り合いの業者であれば安く工事をしてくれる可能性もありますが、建築会社と提携している業者があるのであれば、依頼主が決めることができない場合が多いです。ただし、新築が完成した後の電気工事であれば依頼主が自由に電気工事業者を選ぶことができます。

打ち合わせをする

電気工事をする前に打ち合わせをするようにしましょう。新築を建てる時であれば設計図があり、そこに電気の配線などが記されています。しかし、素人が設計図を見てもよく理解できないことが多いです。ただし、そのまま設計図通りの電気工事を行ってしまうと住み始めて使いにくさを感じてしまうこともあります。そのため、電気工事をする前にコンセントの位置や高さなどを電気工事業者と打ち合わせをして確認するようにしましょう。引き渡し前であれば、直してくれることもあります。

見積もりを出してもらう

電気工事の計画が完了したのであれば見積もりを出してもらうようにしましょう。新築を建てる時の費用に合算されているのであれば、詳細な見積もりを出してもらうことで正確な電気工事の費用を確認することができます。もし詳細の費用の中によくわからない費用があれば、聞くようにしましょう。

作業開始

見積額や電気配線の位置などに問題がなければ作業開始となります。しかし、電気工事は骨組みや外壁などが完成してからの作業になるため、すぐに電気工事が始まるわけではありません。一般的に内装の工事が始まるときに電気工事も行われることが多いです。

途中確認をする

電気工事が開始されれば依頼主は作業が完了するまで待つだけになりますが、途中経過を確認するために現場に訪れるようにしましょう。内装の工事が始まったら現場に訪れ、どのような感じで内装が仕上げられているのかを確認しましょう。その時に電気工事の進展具合も確認することをおすすめします。途中確認の際、もしコンセントの位置などに不満があれば、直すことも可能です。

作業完了

電気工事の作業が完了すれば、あとは住宅全体の作業が完了するまで待つだけです。電気工事が完了していれば、住宅全体の作業も大詰めであることが一般的です。

新築の電気工事費用を安くする方法や注意点

新築を建てる時はかならず電気工事が必要であるため、内訳に入っています。見積りを確認した際に電気工事の費用が入っているか分からない場合は必ず確認するようにしましょう。電気工事の費用は工夫することである程度下げることもできるため、少しでも新築の費用を削減したいと考えているのであれば、電気工事の費用を抑えるようにしましょう。次に、電気工事の費用を抑える方法や注意点を紹介します。

相見積もりを出す

電気工事を依頼する業者を選ぶことができるのであれば、複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。相見積もりを出してもらうことで、一番安く電気工事を行ってくれる業者を見つけることができます。電気工事の費用は同じ作業内容でも業者によってある程度費用に違いが出るため、相見積もりをして、費用を比較するようにしましょう。

業者任せにしない

新築の電気工事をするときに業者任せにしないようにしましょう。素人は電気関係のことは分からないことが多いため、業者に任せてしまいがちですが、配線の位置やコンセントの数、高さなどは任せっきりにしないようにしましょう。新築の間取りが決まっていれば、ある程度どのような部屋にしたいのかを決めることができたり、家電などを設置するスペースを決めることもできます。

そのため、使いたいところにコンセントがないような状況にならないためにもコンセントの位置や電話線やテレビ関係の配線は業者と一緒に考えるようにしましょう。

ブレーカーの仕組みを確認しておく

ブレーカーは何かしらの原因で電気が落ちてしまったときに復旧することができる機器です。そのため、新築を建てる時にどこにブレーカーを設置するのかを決めましょう。また、ブレーカーにはいくつものスイッチが取り付けられていることがあり、どのスイッチを操作すれば電気を復旧することができるのかも聞いておくようにしましょう。予め知っておかないと停電したときに復旧することができず、慌ててしまう原因にもなります。

まとめ

新築を建てる時は電気工事をする必要があり、別途費用で請求されることもあります。新築を建てる時や間取りを決める時はデザイン性や使用される素材などをカタログなどを見ながら決めることが多いです。しかし、電気配線のこともしっかり考えて決めなければ住みにくい住宅になってしまいがちです。新築の引き渡しが終わってから後悔しないためにも電気工事にも注目しましょう。

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