天井からチェーンやコードで垂れ下がっているライトをペンダントライトといいます。最近では、ダイニングにペンダントライトを3灯使いするスタイルが人気です。
真似してみたいけど、ペンダントライトを3灯もどうやって取り付けるのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
ダクトレールというレールを取り付ければ、照明の多灯使いを楽しむことができます。
ペンダントライトの3灯使いで、カフェやお店のようなおしゃれな空間を演出してみませんか?
ここではダクトレールの活用方法をご紹介いたします!
スマートでシンプル 3灯円筒 LEDペンダントライト ゴールド/シルバー 引掛シーリング MPN06GO(SI)-3
器具の幅5.5㎝と細身でスマートな見た目がポイント。3灯で2.8kgというコンパクトですが、ダイニングテーブルの上を明るくします。3灯使いでも圧迫感を感じることなく、どんなお部屋にでも合わせやすいです。
目次
ダクトレールでペンダントライトを3灯使い
ペンダントライトを3灯も取り付けるにはどうしたらいいのでしょうか?
天井にある引掛シーリングなどの配線器具には、照明を1つしか取り付けることができません。
照明を複数取り付けたい場合は、ダクトレールというレールを天井に取り付けるという方法があります。
ダクトレールって何?
ダクトレールとはレール状の配線器具で、複数の照明を取り付けることができます。別名ライティングレールとも呼ばれます。
レールに電気が流れているので、レール上であればどこにでも照明を取り付けることができます。
ペンダントライトだけではなく、スポットライトも取り付けることができます。
ダクトレールの取り付け方
ダクトレールを取り付けたい場合は、電気工事士の資格を持った方にお願いする必要があります。
ダクトレールの取り付けは配線を扱うため、無資格のまま工事をしてしまっては、感電や火災を引き起こす可能性があります。
しかしダクトレールの中には、工事不要で取り付けられるものもありますので、賃貸でもペンダントライトの3灯使いを楽しむことができます!
ペンダントライトの3灯使いを可能にするダクトレールの種類
ダクトレールは取り付け方によって3つのタイプに分けることができます。
それぞれメリット・デメリットも含め紹介します!
埋込タイプ
天井材を二重貼りにする等して、ダクトレールを埋め込んで設置するタイプです。
新築やリフォーム時におすすめです。
■メリット
・天井から突き出していないので、天井面がすっきりします。
・天井の配線器具の位置を気にせず、どこにでも設置できます。
・しっかり固定されるため、多少重みがあっても取り付けることができます。
■デメリット
・天井に埋め込まれるため、取り付け位置を変えるのが難しい。
・取り付けには電気工事士による工事が必要なので、工事費用が少し高額になってしまいます。
直付タイプ
ダクトレールを天井に直接ネジで固定して取り付けるタイプです。
こちらも新築やリフォーム時におすすめです。
■メリット
・しっかり固定できるので、少し重めの照明も取り付けることができます。
・切り込みを入れなくてもしっかり固定することができる。
■デメリット
・取り付けには電気工事士による工事が必要なので、工事費用が少し高額になってしまう。
・天井にネジで穴をあけてしまう。
簡易取付タイプ
天井についている引掛シーリングなどの配線器具に、レールを直接取り付けるタイプです。
天井に配線器具があれば、賃貸でも取り付けることが可能です。
■メリット
・賃貸でも、後付けでも取り付けることができます。
・天井に直接固定しないので、レール部分を回転させて向きを変えることができます。
■デメリット
・重い照明は取り付けることができません。
・天井面からレールが浮いた状態になってしまいます。
マットな質感の磁器ペンダントライト
手作りの磁器をセードに使用したペンダントライト
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を使用。磁器はひとつひとつ手作りです。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチ。昼間は磁器の白さ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋を素敵に照らします。
ダクトレールにペンダントライト3灯を取り付ける方法
ダクトレールに取り付けられるペンダントライトとはどんなものなのでしょうか?
販売されているペンダントライトが、全てそのままレールに取り付けられるというわけではないのです。
プラグタイプ
ペンダントライトを選ぶときは「ダクトレール用」「ダクトプラグ付」「ダクトプラグタイプ」と表記されているものを選びましょう。
ペンダントライトのプラグをダクトレールの溝にカチッとはめ込み、回転させると固定されます。商品によっては固定の仕方が異なる場合があります。
引っ掛けシーリングタイプ
販売されているペンダントライトは、ほとんど引掛シーリング対応になっており、そのままではダクトレールに取り付けることができません。
気に入ったペンダントライトが引掛シーリング取り付け用だった…なんてこともあると思います。そんな時は「ダクトレール用変換プラグ」を使うと、引掛シーリング用の照明をダクトレールに取り付けることができるようになります。
3灯使いペンダントライトを選ぶ時の注意点
ダクトレールに照明を取り付ける際には、取り付けられる照明の重さと、ワット数に制限があります。
照明の重さに注意
ダクトレール1本に取り付けられる照明の重さには上限があります。何個も取り付ける場合は、すべての照明の合計が上限までにおさまるようにしましょう。
ダクトレールによっては、片側に付ける照明の重さにも制限がある場合があります。片側だけに照明を取り付けてしまうと、バランスが悪く重みで傾きやすくなってしまいます。
簡易取付タイプのダクトレールの場合、天井の引掛シーリングに取り付けるため、配線器具の重量制限も守らなければなりません。
配線器具のタイプが「引掛シーリング」の場合5kgまで、「引掛ローッゼット」の場合は10kgまでとなります。
なので引っ掛けシーリングの場合は、ダクトレールと照明器具の合計が5kgまでとなります。
最大ワット数
ダクトレール1本に取り付けられる照明の最大ワット数には上限があります。
1本当たりの最大ワット数は600W、800W、1,500Wと定められています。
ダクトレールに何個も照明を取り付けたい場合は、合計が最大ワット数を超えないように気を付けましょう。
最大ワット数を超えてしまうと、照明の故障や火災の原因となってしまいます。
ペンダントライト3灯使いの演出方法
では、ペンダントライトで空間を演出するコツをご紹介したいと思います!
■ダイニングテーブルの上に取り付ける
ダイニングテーブルの真ん中あたりの天井にダクトレールを1本取り付け、ペンダントライトを3灯取り付けるスタイルが人気です。
ダイニングテーブルの天板から80〜95cmくらいがベストです。ダイニングで食事をする場合、邪魔にならない高さになるように計算しましょう。
もっとダイニングに近い位置に取り付けているご家庭もありますが、ダイニングで鍋や焼肉などをする際に気にならない高さにすることをおすすめします。
■キッチンに取り付ける
対面キッチンのカウンターの上に、ペンダントライトを3灯取り付けるスタイルも人気です。
キッチンと平行にダクトレールを取り付け、ペンダントライトを等間隔で3灯取り付けます。歩いていてぶつからない場所かつ普通に生活していてぶつからない高さにしましょう。
ペンダントライトは傘のようなシェード付きのものから筒状のもの、ガラス製、木製のものなど目移りするほどデザインが豊富です。
3灯同じものを取り付けて統一感を出すとスタイリッシュな印象になり、色違いにすると遊び心を出すことができます。
また、わざと3灯の高さを揃えずに取り付けてもおしゃれです!
まとめ
ダクトレールを取り付けることで、照明のアレンジが自由になり、インテリア性もグンとアップします。
これから新築やリフォームを検討している場合は、埋込タイプや直付タイプを取り入れてみると、選べる照明の幅も広がります。
賃貸だからレールは取り付けられない…と諦めていた方も、簡易取付タイプであれば引掛シーリングに取り付けることができます。
ペンダントライトの3灯使いは今人気のインテリアの1つです。
ダクトレールを取り入れて、お好みのペンダントライトを取り付けてみませんか?
それだけでお部屋の雰囲気がおしゃれになること間違いなしです!