どこかホッとするような温かみがあり、機能性も兼ね備えている北欧インテリア。1日の終わりを過ごすベッドルームでも、人気のインテリアスタイルです。
冬の寒さが厳しく日照時間が短い北欧地域では、「家の中でいかに快適に楽しく過ごすか」が重要なポイントとなっており、色使いや素材、デザインにおいても様々な工夫がちりばめられています。
今回は「ベッドルーム」に焦点を置いて、北欧インテリアを取り入れるコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
北欧風のベッドルームを作るコツ①色合いを決める
北欧インテリアでは、選ぶ色合いでお部屋の印象がガラッと変わります。どんな雰囲気のお部屋にしたいのかをイメージし、色選びから「北欧」を取り入れましょう♪
ベースカラーは明るく
ベースカラーとは、壁や床、天井など、空間の大部分(70%程度)を占める色のことで、北欧インテリアではホワイトや薄いグレーを使うのが一般的です。ナチュラルで明るい色合いを選ぶことで、空間を広く見せる効果も期待できます。
アソートカラーはお好みで
アソートカラーとは家具やカーテン、ラグなど、空間の25%ほどを占める色のことです。北欧インテリアではベージュやブルー、グリーンや木目調の色合いがオススメです。
比較的自由に選ぶことができますが、ピンクやイエローなど鮮やかな色を選ぶ場合は、パステルカラーやビビッドカラーは避け、グレーがかった色味のものを選びましょう。
アクセントカラーで遊び心をプラス
アクセントカラーとはインテリアの差し色としてプラスする色のことで、全体の5%程度が理想です。アクセントカラーを取り入れることで、空間全体にメリハリが生まれ、オシャレな印象の空間を作ることができます。
北欧インテリアにオススメのアクセントカラーは、暖色系のオレンジやイエロー、リラックスできるグリーンやブルーです。赤などのビビッドな色合いは、緊張度をアップさせる効果があるため、寝室のインテリアとしては避けた方がベター。アソートカラーと同様、グレーがかった色合いがベストです。
北欧風のベッドルームを作るコツ②北欧テイストの家具
北欧のお部屋の印象として、自然の温もりを感じ、開放感があるという印象を受ける方が多いと思います。では、どんな家具を選べば北欧の雰囲気になるのでしょうか?家具選びのコツを見てみましょう。
木のぬくもりを感じる家具
北欧地域では寒くて長い冬の期間、家の中でも自然のぬくもりを感じられるようにと、自然素材の家具が好まれています。ベッドルームでは、ベッドやサイドテーブル、チェスト等の家具を、木目を感じるような木製のもので揃えるのがオススメです。
可能であれば、同じシリーズの家具で揃えて統一感を出すと、洗練されたオシャレな空間を演出することができます。
脚付きの家具
北欧地域では寒い冬の間、床暖房を使う家庭が多く、家具が熱の影響を受けないように脚付きのものが好まれます。そのため圧迫感が少なく、開放的な印象の空間になります。脚付きの家具は湿気がこもりにくく、掃除が楽という嬉しいメリットも期待できます♪
脚部分は直線的なデザインよりも丸みのあるものの方が、優しい北欧の雰囲気を演出することができます。
北欧風のベッドルームを作るコツ③ぬくもりを感じるファブリック
北欧のどこか温かみのある雰囲気を手軽に演出するためには、ファブリックで取り入れるのがオススメです。ファブリック選びのコツを見てみましょう。
寝具はナチュラルに
シーツやベッドカバーなどの寝具は、ナチュラルな色合いを選びましょう。純粋なホワイトよりはアイボリーやベージュの方が、北欧特有の温かみをプラスすることができます。冷たさを感じる光沢のある素材よりも、リネンやコットンなど柔らかい印象のものがオススメです。
ラグやカーテンで色味をプラス
ラグやカーテンは、お部屋の面積の大部分を占めるものです。どんな色や柄を選ぶかで、お部屋の印象が全く違う印象になります。定番はベージュやアイボリー。他にもブルーやイエロー、グリーンなどの有彩色を取り入れたい場合は、グレーがかったものを選ぶことで派手すぎない落ち着いた雰囲気に仕上がります。
ホワイトやブラック、グレーなどの無彩色をメインにする場合は、小物や観葉植物などでアクセントカラーをプラスしましょう。
枕カバーやクッションでアクセントを
枕カバーやクッションは、手軽に変えることができるアイテムです。インテリアのアクセントになるようなカラーを取り入れたり、柄物に挑戦してみるのもオススメです。柄物は動物や植物モチーフ、幾何学模様を選ぶことで、北欧らしさがグンとアップします。
北欧風のベッドルームを作るコツ④温かみのある照明
北欧のベッドルームを作る上で、雰囲気づくりに大切なのが照明使いです。北欧の優しい雰囲気を演出する照明使いのコツを見てみましょう。
「電球色」の光で優しい雰囲気に
一般家庭でよく使われている照明の光の種類には、「昼白色」「電球色」があります。昼白色は自然光に近い白っぽい光で、電球色はオレンジ色に近い温かみのある光のことです。北欧のホッとするような温かい印象を作るなら、電球色の照明を選ぶことで雰囲気を演出することができます。
電球色の光はリラックス効果があるため、ベッドルームに使うことで入眠効果も期待できます。
多灯使いが北欧風
北欧の家庭では、天井照明で空間全体を照らすという文化がなく、足りないところは補助照明で明るさをプラスするのが一般的です。天井照明の明るさを控えめにし、ベッドサイドにフロアライトやテーブルライトを後付けして、1つの空間に複数の照明を設置する「一室多灯」スタイルにすると、北欧らしい温かい印象の空間を演出することができます。
北欧のベッドルームにオススメの照明
では、具体的にどんな照明が北欧風のベッドルームに合うのでしょうか?オススメの照明を紹介します。
【ペンダントライト】
ペンダントライトとは天井からコードやチェーンで吊り下げられた照明のことです。低い位置から空間を照らすため、限られた範囲をスポット的に照らすのに向いています。
【ブラケットライト】
壁に設置するタイプの照明器具です。補助照明として使われることが多く、壁のインテリアとしても最適。ベッドの頭上に取り付けて、お休み前はブラケットライトのみ灯してリラックス、という過ごし方はいかがでしょうか?
【フロアライト】
床に置いて使用するコンセントタイプの照明器具です。コンセントさえあれば使うことができるため、工事の必要もなく手軽に取り入れることができます。ベッドルームの隅やベッドサイドにおすすめです。
【テーブルライト】
卓上で使用する照明器具で、コンセントに差して使用します。オススメは布シェード。布を介して優しい光を放つため、リラックスして過ごしたいベッドルームの補助照明として最適です。
まとめ
北欧風のベッドルームを作るには、家具やファブリックの選び方、照明使い、全体的な配色のバランスが重要です。自然素材の家具とナチュラルな色味のファブリックで全体的に明るい印象にまとめ、アクセントカラーでメリハリをつけましょう。動物や植物モチーフの柄や、幾何学模様を取り入れると、北欧風の温かい印象に仕上がります。
ぜひ参考にして、北欧風のベッドルームを作ってみてくださいね。