北欧の生活に憧れている人や北欧のデザイン、住まいが好きな人もいるのではないでしょうか。ここでは、北欧の生活スタイルについて紹介していきます。
北欧の生活スタイルとは?
北欧の生活スタイルや雰囲気に憧れている人もいるのではないでしょうか。また、日本でも北欧のデザインやインテリアなども人気になっており、そこから北欧に興味を持つ人もいます。しかし、北欧は日本からすると遠く離れた地域であるため、なかなかどのような生活をしているのかを知ることも難しく、実践する際にもどのようにすれば北欧の生活スタイルに近づくのかも分からない場合が多いです。次に、北欧の生活スタイルについて詳しく紹介していきます。
家族や友人の時間を大切に
北欧の生活スタイルは、家族や友人との時間を大切にする傾向があります。もちろん、日本でも家族や友人を大切にする気持ちはありますが、実行できていないことが多いのではないでしょうか。北欧の人たちは家族が一番大切な存在であり、家族との時間を有意義に使うことができれば、仕事の効率も高まるという考えが根付いている生活スタイルとなっています。そのため、残業などない場合がほとんどで、定時で帰宅することは常識です。
また、男性が育児休暇を取ることは北欧の生活スタイルでは当たり前であり、子供の参観日や誕生日に仕事を休むことも珍しくありません。一方、日本の生活スタイルでは、家族が大切という気持ちは北欧の人たちと同じようにありますが、大切と思う半面融通がきく関係という認識もあります。なので、家族が大切でも仕事を優先してしまうことが多く、日本の生活スタイルでは当たり前という考えが根付いてしまっています。
最近になって男性でも育児休暇が取れるようになっていますが、まだまだ北欧の生活スタイルとはほど遠いです。日本の社会制度を変えることは難しいですが、仕事中心ではなく、家族中心の生活スタイルを心がけるだけでも北欧の生活スタイルに近づくことができるのではないでしょうか。
ほっこりゆったりする空間を作る
北欧の生活スタイルでは、ほっこりゆったりできる空間が作られている傾向があります。自宅でゆっくりリラックスするためや家族や友人と有意義な時間を過ごすために必要になるからです。そのため、自宅にほっこりゆったりできる空間を作るようにしましょう。そのような部屋を用意することは難しく、リフォームやリノベーションをする必要があると考えてしまいがちですが、ちょっとした模様替えやインテリアを変えるだけでもリラックスできる部屋に仕上げることができます。
北欧の内装を参考にして模様替えすれば、より北欧の生活に近づくことが可能です。例えば、壁紙を白色にしたり、家具やインテリアを北欧の物にするなどの方法はおすすめです。最近では、日本でも北欧の内装がおしゃれで人気となっているため、事例も多く、日本でも取り入れやすいです。
自然と触れ合う空間・時間を作る
北欧の人たちは自然を大切にする考えが強く、自然と触れ合う時間を作ったり、自然に触れることができる空間が住宅内にある生活スタイルとなっています。また、北欧では自然享受権利が国内外の人に認められている特徴があり、国立の公園を自由に散歩できるだけではなく、自然に実っている果物を自由に取ってもよいとされている程です。なので、北欧へ旅行する機会があれば自然を楽しむようにしましょう。
日本でも比較的自然を感じることができる生活になっている場合が多いですが、それでも北欧の方がより自然を近くに感じることができます。日本では都会になればなるほど自然と触れ合う機会が少なくなってしまう傾向があるため、都会に住んでいる人ほど、自然に触れることができる時間を確保したり、自宅に観葉植物などを置いて少しでも自然を感じるように工夫しましょう。
今あるものを大切にする
北欧での生活は今あるものを大切にするという考えがあります。そのため、住宅であれば一生住めるようにと考えられて建設されており、非常に長くすることができます。日本でも住宅に限っては同じことが言えます。しかし、日本では大量生産・大量消費の生活になってしまっているため、北欧の生活スタイルや考えとは違います。北欧では必要な物を必要な量だけ購入する傾向があります。一方、日本では、一度に大量に購入して安く買い物を済ませる人が多い傾向があります。
北欧の今あるものを大切にする生活スタイルは自然を大切にしていることにもつながります。
小物をうまく取り入れて北欧生活を目指す
北欧の生活を目指すのであれば、まずは形から取り組んでみてはいかがでしょうか。もちろん、家族を大切にする考えや自然を感じるようにすることも大切ですが、自宅で北欧の生活を感じることができれば、気持ちから北欧の生活に近づくことができます。北欧の生活に近づくためにはさまざまな方法がありますが、小物をうまく取り入れる方法が挑戦しやすく、コストもかかりにくいのでおすすめです。
生活感あるものから北欧のものを
生活感のあるものから北欧のものに変えることで北欧の生活に近づくことができます。北欧の生活スタイルでは、良い意味で生活感が少ない室内に仕上げられている特徴があります。食器やコップなどが常にテーブルの上にあればどうしても生活感が出てしまうため、綺麗に洗って乾かしたのであれば、早めに食器棚に収納するように心がけましょう。そのほかにもテーブルや椅子、インテリアなどを少しずつ北欧のデザインの物に変えるだけでも、北欧の暮らしに近づきます。
また、脱衣所や洗面所に設置されている場合が多い洗濯機も、使っていないときにはカバーや扉などで目に付かないように工夫することが大切です。
サングラスやミラーもシンプルなものに
北欧の内装はシンプルに仕上げられている場合が多いため、北欧の生活スタイルを実現したり、北欧風の室内にアレンジしたいのであれば、ミラーもシンプルな物にしましょう。また、北欧のデザインはモダンに仕上がっている場合も多く、曲線よりも四角のように直線に仕上げられているミラーの方がおすすめです。
生活の中から北欧スタイルに
北欧の生活スタイルに憧れているのであれば、日本での生活スタイルを改善する必要があります。北欧と日本の生活スタイルでは、共通している部分もあります。しかし、共通していない生活スタイルも多くあるため、少しずつでも北欧の生活スタイルを導入していくようにしましょう。
仕事の残業はせず、休暇取得でメリハリをつける
上記でも紹介したように、北欧の生活スタイルの中には残業という習慣がなく、ほぼ定時で帰宅している場合が多いです。そのため、仕事と休みのメリハリをつけることもでき、休日になればしっかり休むことができ、活力を養うこともできます。一方、日本の生活スタイルには残業はつきものであり、場合よっては当たり前という考えもあるほどです。なので、残業をせずに帰宅して、家族との時間を確保するようにすれば、北欧の生活スタイルに近づくことができます。
しかし、現実に実行することは難しく、会社の方針が変わらなければ、残業なしで帰宅することは困難です。どうしても北欧の生活スタイルになりたいのであれば、残業がない企業や職種に転職することも一つの選択肢です。
ティータイムなどを積極的にとる
北欧ではティータイムを導入している生活が主流となっています。北欧ではさまざまな時間帯にティータイムを導入している特徴がありますが、日本の生活スタイルには午後3時がおやつタイムである場合が多く、この時間帯にティータイムを導入してみてはいかがでしょうか。ティータイムとは紅茶とちょっとしたスイーツを食べるくつろぎタイムのことであり、仕事の合間や家事の合間に行います。
単に気持ちを落ち着かせたり、リセットする効果もありますが、スイーツを食べることで血糖値を高めることができ、夕方への活力を見出す効果も期待できます。
まとめ
日本と北欧ではまったく違う環境なため、生活スタイルも違ってきます。しかし、日本では北欧のインテリアや内装が人気となっており、北欧の生活スタイルに注目したり、憧れる人も増えています。なかには北欧の生活スタイルに近づけることが難しい場合もありますが、取り入れやすい生活スタイルもあるので、できる範囲で北欧の生活スタイルを導入してみてはいかがでしょうか。