ウォークインクローゼットのリフォームで失敗しないためのポイントを解説!

ポイント

リフォームの中で、「収納」を考えた時に真っ先に思いつくのが「ウォークインクローゼット」ではないでしょうか。衣替えの煩わしさを考えるとぜひ検討したいリフォームとなりますが、「どこから考えればいいか分からない」、「間取りが確保できるか不安」といった疑問もあると思います。
ここではウォークインクローゼットについて、検討の際の費用や間取り、注意点についてご紹介します。これからリフォームを検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。

<ウォークインクローゼットのリフォーム>ウォークインクローゼットとは?

まず、ウォークインクローゼットとはどのようなものなのかをメリットやデメリットを含めてご紹介します。

ウォークインクローゼットとは?

ウォークインクローゼットは人が中に入り、衣類や雑貨などを出し入れ可能な収納スペースのことをいいます。また、人が通り抜け可能なクローゼットを「ウォークスルークローゼット」といいます。
「衣装部屋」というようなイメージとなり、ある程度のスペースが必要となるため、リフォームでウォークインクローゼットを作るには周囲の構造や間取りの変更が必要となるため、DIYでは作れませんのでリフォーム業者に依頼して作ることになるでしょう。

ウォークインクローゼットの種類

ウォークインクローゼットは大きく3タイプに分けられます。

・ハンガータイプ
パイプハンガーがメインのタイプで衣類のうち、シャツやジャケット、コートなどや、女性ならブラウス、ワンピースなどかけて収納したい洋服が多い場合に最適なタイプです。他のタイプに比べて広さを必要としないのでスペースが確保できない場合にもおすすめのタイプとなります。

・収納棚タイプ
クローゼット内の壁に棚を付け、収納するタイプです。ハンガーより収納量が多く、洋服が多い人に適しています。

・ユニット棚タイプ
クローゼット内にユニット式のキャビネットを設置し、棚を作るタイプです。備え付けの収納棚と比べて用途に合わせてサイズの変更が可能となり、色々なサイズの収納スペースが必要な人や、小物などの雑貨が多い人などに適しています。
それぞれ特徴が違いますので自分の使い方はどのタイプが良いのか理解しておきましょう。

ウォークインクローゼットのメリット

ではウォークインクローゼットのメリットについてご紹介します。この点にメリットを感じる人はぜひリフォームを検討してみましょう。

・1部屋でコーディネートを完結できる
全てのアイテムをクローゼットにまとめることで、「探している服が見つからない」、「以前に購入した服を忘れて同じような服を買ってしまった」という失敗を防ぐことができます。
また、洋服以外にもカバンや、靴、アクセサリーなどもまとめておくことでその日のコーディネートも1か所で完結するので外出前の準備がスムーズになります。

・衣替えの手間が省ける
季節の変わり目に押し入れの中を入れ替える衣替えは地味に大変です。ウォークインクローゼットなら全てのアイテムをまとめておけるので入れ替えの作業が必要なく保管できます。

・重たい荷物も出し入れしやすい
クローゼット内のスペースがあれば重たい荷物の出し入れも容易になります。押し入れの下の方にある荷物を取り出す際に腰を痛めたことがある人もいると思います。スペースがあれば無理な姿勢での作業もなく効率良く出し入れできるでしょう。

ウォークインクローゼットのデメリット

それではウォークインクローゼットのデメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。

・スペースが必要
普通の押し入れと違い、人が入れるスペースが必要となるため、ある程度の広さを確保できなければいけません。お部屋の形状によっては設置が不可能となる場合もあります。

・使い方で不便を感じることも
普段使いの洋服と特別な用途の洋服をまとめることで不便さを感じる場合も考えられます。例えば、お出かけ用の服とトレーニングウェアを一緒にすることで、におい移りがおこったり、アウトドア用品の汚れがついたりといったことも考えられます。また、冠婚葬祭の衣装が普段着にまぎれてしまい見つからないといった状況も考えられます。
色々な用途の服をまとめることで余計な手間がかかったり、他の服に干渉してしまう恐れがありますので注意が必要となります。

・掃除の手間が増える
人が入って動くウォークインクローゼットは、広さもあるうえホコリなどの発生もあり、掃除の必要が増えるでしょう。特に衣類はホコリが出やすいですし、ハンガーにかけておいた場合、服自体にもホコリがつきます。この手間に煩わしさを感じる人にはウォークインクローゼットは向いていないでしょう。

<ウォークインクローゼットのリフォーム>費用や必要となる間取りは?

次はウォークインクローゼットへのリフォーム費用やどのくらいのスペースが必要となるかをみていきましょう。

リフォームの費用は?

費用に関しては現在のお部屋の状況やリフォーム業者によって違いがありますので参考程度と考えて下さい。

・ハンガーラック・棚の取り付け
現状のレイアウトをある程度活用でき、ハンガーラックや、棚の取り付けのみで可能な場合の費用は、おおよそ15万円〜となります。棚の素材やレイアウトによっては40万円程度になる場合もあります。

・押し入れをリフォーム
現在ある押し入れを活用し、ウォークインクローゼットにリフォームする場合、クローゼット部分の拡張が必要になります。押し入れの解体や、床、クロスの張り替えも必要となりますので、25万円〜50万円くらいを考えておくと良いでしょう。

・お部屋をリフォーム
子供部屋や、使っていない部屋をウォークインクローゼットにリフォームする場合は元の部屋が洋室か和室かで費用も変わってきます。和室の場合は洋室に変更する必要もあるため費用がかかります。25万円~50万円となるでしょう。
また、和室の一部をウォークインクローゼットにリフォームする場合は残りの部分を洋室にする費用も必要となるため、さらに20万円~30万円の追加費用がかかります。

必要な間取りは?

ではウォークインクローゼットをつくる際の間取りの目安についてもご紹介します。

・夫婦2人の場合
一般的には夫婦2人の場合、必要となる間取りは2畳程度となります。壁の両サイドに分けておくと使いやすいでしょう。ただし、クローゼットの中で着替えまでするには少し狭いかもしれません。
通路は最低でも60㎝必要ですが、着替えをするには80㎝は必要となるでしょう。収納スペースの奥行を削ることも考えた方が良いでしょう。

・4人家族の場合
夫婦と子供2人の4人家族の場合は3畳~3.5畳は必要となります。余裕があれば4畳確保し、鏡を置くと着替えスペースもつくれ、使い勝手が良くなります。
ただし、スペースを広くすると角の部分にデッドスペースも生まれやすくなるのでレイアウトに工夫が必要になります。

<ウォークインクローゼットのリフォーム>注意する点とは?

ここまでの解説でウォークインクローゼットの導入を考えている人は次の点について注意しておきましょう。

・生活導線を意識する
ウォークインクローゼットは毎日の着替えの他に、洗濯物の収納など1日に何度も出入りする空間となります。廊下から直接出入りができるような出入口の設置や、リビングから直接出入りができるように工夫すると使い勝手が向上します。
日々の生活の導線を意識し、できるだけ移動の時間を短縮できるように配慮しましょう。

・通路は最低60㎝を確保する
人の肩幅は平均50㎝となりますので通路となる部分は最低60㎝は必要となります。両側ハンガー収納とした場合は、最低でも160㎝程度の幅が必要となります。
もし、この幅を確保できないようなら、片側を幅の狭い棚置きにするなどのレイアウトの工夫が必要になります。

【まとめ】ウォークインクローゼットのリフォームに挑戦してみよう!

ウォークインクローゼットはファッションに興味がある人や、洋服の管理の手間を省きたい人にはおすすめなリフォームとなります。デメリットとなる部分もありますが、自分の使用用途を考えた工夫で問題をクリアし、ライフスタイルに合わせて活用してみて下さい。

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