リフォームでキッチンを移動可能なことを知っているでしょうか。ここでは、リフォームでキッチンを移動させる目的や費用について紹介していきます。
目次
リフォームでキッチンを移動させる目的
なぜ既存のキッチンを移動させる必要があるのか分からない人もいるのではないでしょうか。次に、リフォームでキッチンを移動させる目的を紹介します。紹介する内容に当てはまるようであれば一度キッチンを移動させるリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
使いにくい
キッチンが使いにくいと感じていればキッチン周りをリフォームする場合が多いです。キッチンは毎日使用する場所であり、料理を作る人であればある意味家の中で特に長く過ごしている部屋である可能性もあります。そのため、キッチンの使いにくさは住みにくさにも直結してしまいがちです。例えば、キッチンで作った料理を食卓に並べるまでの移動経路が最短距離でなければ使いにくさを感じてしまいがちです。そのような状況を改善する方法にキッチンを移動させる方法があります。
もちろん、そのほかのリフォームでも改善することは可能です。戸建てのキッチンで使いにくさを感じてしまう場合は新築ではなく、中古物件で起こりやすいです。その理由は新築であればキッチンを主に使う人に合わせて高さなどを調整しますが、中古物件の場合は以前住んでいた人に合わせて作られているからです。
キッチン周りが古い
キッチンは使用頻度が高い場所であり、水回りでもあるため、劣化しやすかったり、汚れてしまいやすい場所でもあります。そのため、キッチン周りが古くなり、リフォームを検討した際についでにキッチンの移動を計画することもあります。また、新たにはめ込み式の食器洗浄機など最新の家電を取り入れる場合もキッチンの位置を移動させなければならない場合も出てきます。
リフォームでキッチンを移動させる際の費用
リフォームでキッチンを移動させるとなると気になるのが費用ではないでしょうか。キッチンを移動させる場所や新しくキッチンを取り入れるとなるとどうしても費用が増えていく傾向があります。あくまでも目安ですが、キッチンを移動させるパターンとおおよその費用を紹介していきます。キッチンに不満があるのであれば、参考にして移動させてみてはいかがでしょうか。
既存のキッチンを移動させる場合
既存のキッチンを移動させる場合は40～70万円必要になる場合が多いです。キッチン自体はそのまま活用するので、キッチンを移動させるリフォームの中では一番安いです。そのため、キッチンを移動させたいもののあまり予算を用意することができないのであれば、現在使っているキッチンをそのまま使うようにしましょう。
ただし、キッチンの高さが合わず使いにくさを感じてしまっているのであれば、キッチンを移動させるついでに新しいキッチンを導入することをおすすめします。また、既存のキッチンを移動させる場合でも現在のキッチンとは別の部屋に移動させるとなると70万円では収まらない可能性が出てきます。違う部屋にキッチンを移動させるとなると間取りまで変更しなければならない可能性も出てきてしまいます。
アイランドキッチンにする場合
キッチンをリフォームする際にアイランドキッチンを取り入れたいと考える人もいるのではないでしょうか。アイランドキッチンとは、キッチンが島のように独立しているキッチンであり、ダイニングとリビングが一体化している場合が多いです。アイランドキッチンはおしゃれに見えやすい、料理がしやすいなどのメリットがあります。しかし、リフォームでアイランドキッチンを導入する際には200万円ほどのお金がかかってしまいます。
普通のキッチンを導入するよりも多くのお金が必要になってしまいますが、壁を取り外したり、補強しなければならないためです。
2階に移動させる場合
キッチンは1階にあることが一般的ですが、住居の構造や住みやすさに重点を置くために2階にキッチンを移動させる場合もあります。リフォームで2階にキッチンを移動させることは珍しいですが、まったく事例がないわけではありません。1階から2階にキッチンを移動させるリフォームでは最低でも250万円程度必要になります。なぜ2階にキッチンを移動させることで多くの費用が必要になるかというと、水道や電気、ガスなどの供給ができるようにしなければならないからです。
また、キッチンに必要不可欠な換気扇も新たに設置しなければなりません。そのため、キッチンを移動させるための費用というよりも2階でキッチンとしての機能を使うことができるようにするための費用が大幅に占めています。
リフォームでキッチンを移動する前に確認すること
リフォームでキッチンを移動する前にいくつか確認しておくことがあります。個人でできる確認もありますが、業者に確認してもらう内容もあり、場合によってはリフォーム内容が想定していたよりも大きく変わってしまうことも考えられます。次に、リフォームでキッチンを移動させる前に確認しておくことを紹介します。住宅の設計図があればよりスムーズに確認することが可能です。
排水
キッチンでは排水管を通して水を外に排出するようになっていますが、きちんと排水できるように排水管には勾配がつけられています。床下に排水管がある場合は、床下が狭ければ思うように勾配をつけることができず、キッチンの移動距離も狭くなってしまいます。逆に床下のスペースがあれば勾配をつけることもできやすいため、キッチンの移動距離を伸ばすことができます。そのほかにもキッチン自体を少し高く設置することで勾配を作ることも可能です。
そのため、まずは床下を確認してもらい、求めている場所までキッチンを移動できるのかを調べてもらいましょう。
換気ダクト
キッチンを移動する際には、上記で紹介した排水管の確認だけではなく、換気ダクトにも注目するようにしましょう。キッチンには換気扇を取り付けることが一般的であり、換気ダクトを通って換気することができます。そのため、キッチンを移動する際に換気扇の場所も変えると換気ダクトまで変えなければならず、大きなリフォームとなってしまいます。なので、少しでも費用を抑えたいのであれば、換気扇の位置はそのままでそのほかのシンクなどの位置を変えてみてはいかがでしょうか。
リフォームでキッチンを移動した場合のメリットとデメリット
リフォームでキッチンを移動することで得られるメリットとデメリットがあります。これからキッチンを移動させようと考えているのであればメリット・デメリットを知るようにしましょう。
家族とのコミュニケーションができやすくなる
キッチンを移動させることでコミュニケーションがしやすくなります。例えばキッチンからダイニングやリビングが見えるようにリフォームすれば家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。その結果家族間の絆が強くなったり、近況報告をすることも可能になります。
キッチンが使いやすくなる
キッチンをリフォームで移動させる目的に使いにくさがあることを上記で紹介したように、キッチンを移動した後は使いやすくなる場合が多いです。キッチンを移動させる時に使いやすさも考慮して計画する場合が多く、料理を作ることが楽しくなったり、苦痛に感じてしまうことも軽減されます。
費用が高くなりやすい
キッチンを移動させるとなるとどうしても費用が高くなってしまいます。排水やガス、電気、換気ダクトなどを位置から設置しなおさなければならないため、新しいキッチンに取り換える場合よりも費用が必要になりがちです。
キッチンの形状によるデメリットが気になる
キッチンにはさまざまな形があり、それぞれにメリットがあるように使いにくさを感じてしまうデメリットもあります。例えば、上記でも紹介したアイランドキッチンはおしゃれでかっこいい雰囲気ですが、料理を作る際の匂いが部屋中に充満しやすいデメリットがあります。そのため、新しくキッチンを取り入れるのであれば、メリット・デメリットを確認しましょう。
まとめ
リフォームでキッチンを移動させる計画をしているのであれば、注意しなければならないポイントを把握したり、リフォーム会社としっかり話し合うようにしましょう。
