電気の引っ越し手続きとは?解約から契約までの流れとおすすめ電力会社をご紹介

引っ越しの際には、荷造りの他に様々な解約や契約の手続きが必要になります。
ここではその中の「電気」の引っ越しについて解説します。
引っ越しで「ガス・水道・電気」などのライフラインの解約、契約は面倒で後回しにしがちになりますが、きちんと手続きしておかないと2重請求や、引っ越し先で入居日に使えないなどアクシデントにつながりますのでしっかり準備しておきましょう。

<電気の引っ越し>解約手続きの流れは?

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まずは現住居の電力会社へ解約の連絡を行います。解約の手続きについてご紹介します。

いつまでに連絡?

電力会社への連絡は1週間前までに行います。
解約については電力会社の繁忙期でも問題なく対応してくれますが、余裕を持って2週間前くらいには終わらせておく方が安心です。
連絡方法は電話連絡の他、インターネットでも受付してくれるところもありますので使用している電力会社のホームページなどで確認しましょう。
利用中の電力会社は毎月届く「電気ご使用量のお知らせ」で確認できます。

用意するものは?

解約の際に必要となる情報は
・お客様番号(電気ご使用量のお知らせや領収証に記載されています)
・停止する現住居の住所
・名前(利用者の名義)
となります。
もし、引っ越し先で同じ電力会社を利用するのであれば引っ越し先の住所や引っ越し日を伝えると新居での契約も同時に行うことができます。

利用料の支払いは?

停止日を決めるとその月の料金は日割で計算してくれます。
支払いは集金の他、新居への請求書・振込用紙の送付やクレジット・口座振替などで行えます。

引っ越し当日にやることは?

電気の停止は立ち合いなどは必要なく、退去の際にブレーカーを落とせば終了です。
寒冷地などで凍結防止設備がある場合はブレーカーを落としてしまうと配管の凍結が発生してしまうことがありますので電力会社に確認しておきましょう。

<電気の引っ越し>契約手続きの流れは?

いつまでに連絡?

契約手続きの場合は引っ越しシーズンなど電力会社の繁忙期になると手続きに時間がかかり、引っ越し当日に利用できない場合も発生しますので、遅くとも2週間前には手続きをしておきましょう。

用意するものは?

契約の際に必要となる情報は
・引っ越し先の住所
・契約者の氏名
・入居日(使用開始日)
・電気料金の支払い方法(振込・口座引き落とし・クレジット)
・電気料金プラン(使用量・主な使用方法など)
となります。

>引っ越し当日にやることは?

入居当日にやることは
・ブレーカーのスイッチを入れる
・漏電遮断器のスイッチを入れる
・配線用遮断機のスイッチを入れる
となります。
また、引っ越し先にエコキュート・電気温水器がある場合、通電作業が必要となり係員の立ち合いが必要となる場合もありますので確認しておきましょう。

<電気の引っ越し>電力会社の選び方

2016年4月に電気小売の参入が全面自由化され、すべての消費者が契約する電力会社を選べるようになりました。
ここからは引っ越し先での電力会社の選び方について解説します。

大手電力会社と新電力

2016年4月の電力の小売自由化により新規参入した電力会社を「新電力」または「小売電気事業者」と言います。
対して、北海道電力、東北電力、東京電力、関西電力、北陸電力、中部電力、四国電力、中国電力、九州電力、沖縄電力の10社を「大手電力会社」または「一般電気事業者」と言います。
新電力の電力会社は送電網を持っていないため大手電力会社の保有しているインフラを使用しており、時間帯で料金が変わったり、基本料金が無料のプランなど生活スタイルに合わせた料金プランを選ぶことができるメリットがあります。

電力会社を選ぶポイント

新電力会社を選ぶ際に確認しておくポイントが3点ありますのでご紹介します。

・料金プランの確認
前述した通り、新電力会社は家族構成や生活スタイルに合わせた料金プランを選べるようになっています。ホームページで現在の料金体系と比較できることがありますので、自分に合ったプランの選べる電力会社を探してみましょう。
電力会社によってはガスやネット回線とセットで契約することでの割引や、キャッシュバックなどの特典が用意されていますのでこちらもチェックしておきましょう。

・供給エリアの確認
新電力会社の中には供給エリアが限られている会社もあります。まずは引っ越し先の地域に電力の供給が行われているか確認しましょう。

・支払い方法の確認
支払い方法が「クレジットカード決済のみ」など限定されている電力会社もあります。口座引き落としや、振り込みを希望する場合は支払い方法についても事前に確認しておきましょう。

料金プランを選ぶポイント

電力会社によって料金プランの仕組みは様々となっており、それぞれ特徴があります。ここでは料金プランの仕組みについて、代表的なものをご紹介します。

・基本料金+電力量料金の「従量電灯プラン」
最も一般的な料金プランとなっており、毎月一定の「基本料金」と使用した分の「電力量料金」を支払うプランです。
電力使用量が多いほどお得になる場合が多く、毎月の電気使用量が300kWh未満の場合は割高になることが多いので、使用量が少ない人は注意が必要です。

・時間帯で変動する「時間帯別プラン」
時間帯別プランは、朝・昼・夜それぞれの時間帯によって料金が変動するプランで、基本的には夜間の使用料金が安く設定されています。
日中は家にいることが少なく、夜に電気を使うという人におすすめなプランとなっています。

・固定費なしの「基本料金・最低料金0円プラン」
基本料金や最低料金の設定がなく、使用量の分だけ支払うプランです。毎月の固定費を抑えることができますが、電力使用量の料金単価が若干高めに設定されていることが多く、電気の使用量が少ない人はあまり安くならない場合もあります。
電力を多く使う人におすすめなプランとなります。

・料金に応じてポイント還元「特典・ポイント付帯プラン」
毎月の電気料金に応じてポイントがつくプランです。ポイントは電力会社によって還元率・サービスが異なりますが、連携しているポイントサービスが普段利用しているものならより便利にポイント運用が可能となります。

おすすめ電力会社

ここではおすすめする新電力会社をいくつかご紹介します。

・おうちでんき
ソフトバンクが提供している電力プランで、ソフトバンク・ワイモバイル回線を利用している人におすすめのプランです。
1回線につき110円の割引となりますので家族でソフトバンクを利用している場合かなりの割引となります。
また、電気とガスをセットで契約するとセット割もありますのでさらにお得に利用できます。

・ENEOSでんき
ENEOS株式会社が運営する電力プランで、特徴としては「使うほど電気代がお得になる」という点です。
東京電力と比較すると120kWh以上の利用でENEOSでんきの方が安くなる設定となっています。
またENEOSカードを使っている人は電気料金もENEOSカードで支払うと車のガソリン代が割引になるサービスもあり、ポイントサービスも充実しているプランとなります。

・ONEでんき
株式会社グランデータが提供するプランで、最大の特徴は「基本料金0円」となっています。
また電気の使用量にかかる従量料金が一定なので、電気を使うほど割安となります。
初期費用・解約手数料・違約金もかからず、料金プランもわかりやすいので安心感のあるプランと言えるでしょう。

【まとめ】電気の引っ越しは早めの手続きで!電力プランも見直してみよう

電力の契約というと「面倒」・「なんか難しくてよくわからない」と身構えてしまう人も多いかもしれませんが、毎日利用するものなのでしっかり理解しておくことが大切です。
自分に合った電力会社を選ぶことで月の固定費を抑えることができるかもしれません。
引っ越しの際は、早めの手続きで余裕を持って電力会社選びにもチャレンジしてみましょう。

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