読書を快適にするアイテムのひとつに「ブックスタンド(書見台)」があります。
こちらではブックスタンドについて使用方法やメリット、選び方についてご紹介します。
勉強や仕事の際に「参考書や辞書、資料などを広げておきたいけど机のスペースが限られている」ことや、キッチンで「レシピを見ながら調理がしたい」、また普段の読書でも「態勢が決まらず肩や腰に負担がかかっている」という方も多いと思います。
そんな人に最適なアイテムとなりますので参考にしてみて下さい。
<読書を快適に!>ブックスタンドとは?
ブックスタンドとは?
ブックスタンド(書見台)とは、「本を見開きの状態に固定しておけるアイテム」です。
最大のメリットは両手を自由に使える状態で本を開いておくことができることとなります。
両手が使えることで、作業をしながら本を読むことができますので、勉強の際に参考書を開いておいたり、レシピを開いたまま調理をすることができます。
また、ブックスタンドの種類によっては読書に最適な角度をつくることができ、体への負担を軽減することもできます。
最近ではタブレットなどで使用できるものも多くあり、電子書籍リーダーなどへの対応も進んでいます。
ブックスタンドの種類
ブックスタンドの形状については大きく3つに分けられます。
・置き型タイプ
デスクの上で使うブックスタンドです。
設計がシンプルですので安定性に優れており、誰でも簡単に利用できます。
販売されている種類も多くお気に入りのデザインを探すことができます。
置き型の特徴としては、折りたたみ式のものが多くあります。
コンパクトに持ち運べるので学校やオフィス、また自宅の様々な場所で使用することができます。
・アーム型タイプ
アームタイプは細かい調節ができるブックスタンドです。
デスクに取り付けて自分に最適な角度で本を固定することができますし、ベッドや、チェアに取り付けて仰向けや横向きになっての利用も可能です。
種類によっては取り付け部分がクランプ式になっているので、取り付けが可能かの確認が必要になります。
スマートフォンや、タブレットにも利用できるものも多くあります。
・自立型タイプ
床などに直接おいて利用できるブックスタンドです。
楽器演奏で使われる譜面台のようなものとなり、台座部分も堅牢で安定しているのでサイズの大きい本もしっかり固定することができます。
重量の重いものもありますが、移動させて使うことが多い人は軽いものを選ぶと良いでしょう。
またスタンド部分が短いデスクで使えるものもあります。置き型のスタンドで高さが足りず気になる場合はこちらのタイプを選ぶと良いでしょう。
素材の特徴
使用される素材についてもそれぞれ特徴がありますのでご紹介します。
・金属製
金属製のブックスタンドは堅牢性に優れ、シンプルなデザインのものが多いのであらゆる場面で使用することができます。
サイズによっては本だけでなく、レコードのジャケットを飾ったり、写真立ての代わりに使用することもできます。
ステンレス素材のものなら錆びにくいのでキッチンなどの水回りでの使用も安心です。
・木製
木製のブックスタンドは木目調のデザインで落ち着いた雰囲気を演出でき、デスクや棚などの他の木製インテリアとの相性も良いので、快適性の他にインテリアとしての利用にも最適です。
耐久性に優れ、使うことで木の深みが増しますので長く使い続けたい人におすすめの素材ですが、水に弱いので、屋外や、キッチンでの使用は避けた方が良いでしょう。
・樹脂製
樹脂製のブックスタンドはとにかく軽量なことが特徴です。折りたたみ式のものも多く、カバンに入れて持ち歩き、色々な場所で使いたい人におすすめです。
カラー展開やデザインも豊富で価格も抑えられているものが多いので、その日の気分に合わせて使い分けるのも良いでしょう。
また、汚れや水に強くお手入れも簡単ですので掃除などのメンテナンスが苦手な人にもおすすめできる素材となっています。
<読書を快適に!>ブックスタンドの選び方
自分がどのようなブックスタンドを選べば良いのかわからない人にブックスタンドを選ぶ際のポイントをご紹介します。
使用目的に合わせて選ぶ!
前述した各タイプについて、自分がブックスタンドに何を求めているかを考えて選びましょう。
デスクの上で本を広げたい人は置き型タイプが便利で、その中でも持ち歩きたい人は折りたたみ式の軽量タイプを選ぶと良いでしょう。
キッチンでも利用したいなら水に強い金属製がおすすめですし、デザインにこだわるなら木製のものもおすすめです。
ただし、先述したように木製は水に弱いので、キッチンで使用する場合は水がかからない場所に設置するようにしましょう。
また、家の中の色々な場所、色々な態勢で使用したい場合はアーム型が便利です。
いつもの読書スタイルで疲れてきたらブックスタンドを使って横になって読めばいつもより長時間の読書を楽しむことができます。
パソコンを使いながらの利用や、置き型では目線の高さが合わない場合は自立式のタイプが良いでしょう。
首を傾けての読書は疲れも出やすいのでしっかり目線の高さに本を置ける自立式は首や腰の弱い人にはとてもおすすめです。
本のサイズに合わせて選ぶ!
ブックスタンドはある程度本の大きさの大小に対応していますが、選ぶ際には自分の利用目的の本の大きさに対応しているか確認してから購入しましょう。
大きめの雑誌から、文庫本サイズまでそれぞれに得意な大きさがあります。文庫本サイズしか対応していないものもありますし、ブックスタンドが大きすぎて文庫本サイズではしっかり使えない場合もあります。
意外と便利な角度調整機能!
ブックスタンドには角度の調節ができるものとできないものがあります。
読書の場合、適切な角度で本が置けるということはとても大切です。
スタンドの角度に合わせて姿勢を決めてしまうと無理な姿勢となり、首や腰を傷めてしまう事にもつながります。
ブックホルダーの形状は?
ブックスタンドには本を固定するために側面や下部に「ブックホルダー」というクリップ状のものがついています。
このブックホルダーにも種類があり、本を押さえつける強度に違いがあります。
強く押さえつけるものはしっかり固定できますがページをめくりにくいという欠点があり、逆に固定が軽いものはページがめくりやすいですが固定の強度が弱くなります。
やっぱりデザインは大切!
使用感についての注意点をいくつか紹介しましたが、一番大切なことは「自分が使っていてテンションが上がるもの」を選ぶことです。
ブックスタンドには色々な種類があり、デザインも様々です。
使いやすさもありますが、使っていて読書が進むのはやっぱり自分が気に入っているデザインのものではないでしょうか。
自分の使用環境のTPOに合わせてシンプルなダークトーンなものや、木製のアンティーク調のものなど気分をあげてくれるブックスタンドを探してみましょう。
【まとめ】ブックスタンドを使って快適な読書を!
ブックスタンドの種類や選び方をご紹介してきましたが、現在販売されているものは膨大な種類があり、自分に一番合う商品を探し出すのは大変かもしれません。
ですが今回紹介した分類から自分の使用用途を絞ってみることで最適なブックスタンドを探しやすくなると思います。
ぜひ自分にピッタリのブックスタンドで快適な読書を楽しんで下さい。