天井に角型引掛シーリングがあれば、工事の必要がなく照明を取り付けたり交換することができます。
しかし照明を取り付けようと思ったら、角型引掛シーリングが古いタイプで照明が取り付けられない…なんてこともあります。
ここでは角型引掛シーリングが古いタイプだった場合の対処法や、新しいタイプに交換する
方法を紹介します!
目次
角型引掛シーリングとは?交換可能な他の配線器具も紹介します!

天井に照明を取り付けるには、角型引掛シーリングなどの配線器具が必要になります。
配線器具には角型引掛シーリング以外にも種類があり、照明によっては取り付けられない配線器具もあります。
では、現在使われている引掛シーリングの種類にはどのようなものがあるのでしょうか?
角型引掛シーリングとは?
角型引掛シーリングとは天井に照明を取り付けるための配線器具です。照明に電気を供給する電源部分でもあり、照明を固定する役割もしています。
和室などの竿縁に多く見られます。
角型引掛シーリングは小型なため天井と接する面積が狭く、安定感は他に比べて劣ります。
角型引掛シーリング以外の配線器具
角型引掛シーリング以外の配線器具を紹介します。
■丸型引掛シーリング
丸型の配線器具です。
天井に接する面積が角型より広いため、安定感があります。
■丸型フル引掛シーリング
丸型引掛シーリングと似た形状で、照明との接続面がハットのつばのような形をしています。
■フル引掛ローゼット
丸型の引掛シーリングと似た形状ですが、両サイドにハンガーが付いています。
ハンガーのねじ穴に照明器具をネジで固定します。
■引掛埋込ローゼット
フル引掛ローゼットと似た形状で、薄型で天井面に突き出している部分が少なめです。
ハンガーのねじ穴に照明器具をネジで固定して取り付けます。
引掛ローゼットはハンガーにネジで固定するので、より重い照明でも取り付けることができます。引掛シーリングは5kgまでの照明を、引掛ローゼットは10kgまでの照明を取り付けることができます。
これらの配線器具があれば、工事不要で照明を取り付けることができます。
角型引掛シーリングの形が違う…交換は必要?

古い照明器具を取り外して新しい照明を取り付ける際に、角型引掛シーリングの形が違って取り付けられない場合があります。
かなり昔に建てられた家などでは、天井に取り付けられている配線器具の形が現在のものと違う可能性があります。
その場合、古い角型引掛シーリングは交換しなければいけないのでしょうか?
増改アダプタで解決!
配線器具が古いタイプの角型引掛シーリングだったとしても、交換工事なしで照明を取り付ける方法があります。
古い引掛シーリングでも「増改アダプタ」を取り付けることで、お好みの照明を取り付けることができるのです!増改アダプタの形状は角型引掛けシーリングとよく似ています。
天井の引掛けシーリングに増改アダプタをカチッとはめ込み、新しい照明のアダプタを取り付けます。そこに照明を取り付けて完成です。
増改アダプタの種類は4つ!
増改アダプタには1型~4型の4つの種類があります。
それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
■1型増改アダプタ
アダプタの両サイドにコンセントがついているタイプ。
下部とサイドで合計3つのコンセントが付いています。
■2型増改アダプタ
アダプタの引っ掛け口が両サイドにも付いたタイプ。
合計3つの引っ掛け口がある。
■3型増改アダプタ
コンセントに差し込むことで引掛けシーリングになるタイプ。
引掛シーリングが取り付いていない場所でも、コンセントに差すことで引掛シーリングとして機能します。
■4型増改アダプタ
引掛シーリングにプルスイッチという、ひもで引っ張るスイッチがついたタイプ。
このように形状や使い方が違った4種類の増改アダプタがあり、取り付ける場所や目的によって選ぶアダプタが変わってきます。
増改アダプタの活用法
【照明の多灯使いを叶える】
1型や2型の増改アダプタを使うと、両サイドと下部に合計3つの照明を取り付けることができます。1型はコンセントタイプの照明器具を、2型は引掛シーリングタイプの照明器具を取り付けることができます。
フック型のネジを天井に2つ取り付け、サイドに取り付けたペンダントライトなどのコードを引っ掛けて吊り下げます。
【コンセントを引掛シーリングに変える】
3型の増改アダプタは、コンセントに差し込んで引掛シーリングとして使うことができます。
引掛けシーリングがない場合でも、コンセントがあれば照明器具を取り付けられるので、大変便利です。
【壁に電気のスイッチがなくてもOK】
古い住宅だと、壁に電気のスイッチがない場合があります。
そんな時は4型の増改引掛シーリングアダプタを使うと、ひも状のプルスイッチをつけることができます。
ひもを引っ張ることで照明をつけたり消したりすることができるようになります。
このように引掛シーリングが古かった場合でも、増改アダプタがあれば工事なしで新しい照明を取り付けることができます。配線器具が古いからといって、おしゃれな照明が取り付けられないわけではありません!価格も数百円から2,000円ほどとお手頃です。
角型引掛シーリングを新しいものに交換するには?

天井の引掛シーリングが欠けてしまった場合や、見て感じるほど劣化している場合は、配線器具ごと交換するようにしましょう。そのまま使用すると、照明器具の落下や漏電による火災など事故発生の原因となります。
では配線器具の交換はどうやって行うのでしょうか?自分で取り付けしても問題はないのでしょうか?
引掛けシーリングの交換には電気工事士の資格が必要
引掛シーリングを交換する場合は、電気工事士の資格を持った方に依頼しなければなりません。配線を取り扱う工事のため感電や火災の恐れがあるので、自分ではやらないようにしましょう。
万が一自分で交換してしまうと法律違反になってしまいます!
工事をお願いするのであれば、角型引掛シーリング以外の配線器具に交換することもできます。
工事にかかる費用は?
では引掛けシーリングを交換するとなると、費用はどれくらいかかるのでしょうか?業者によっても変わってきますが、相場は8,000円~10,000円ほどとなっています。
できるだけ費用を抑えたい場合は、複数の業者に見積もりをお願いしましょう。
また取り付けたいタイプの引掛シーリングをネットなどで安く購入しておくのも1つの方法です。その際には、事前に引掛シーリングの持ち込みが可能か業者の方に確認しておくといいでしょう。
角型引掛シーリングの交換後に確認すべきポイントと注意点
角型引掛シーリングを交換した後、正しく取り付けられているか確認することが重要です。取り付け不良があると、照明器具が安定せず、故障や落下の原因になる可能性があります。ここでは、交換後に確認すべきポイントと、長期間安全に使用するための注意点を解説します。
1 取り付けの固定状態を確認する
角型引掛シーリングは、天井にしっかりと固定されていることが大切です。交換後は、以下の点を確認しましょう。
・ネジがしっかり締まっているか 緩んでいると、シーリングがぐらつき、照明器具の安定性が損なわれます。ドライバーで適切に締め付けられているかを確認しましょう。
・天井材にしっかり固定されているか 天井の材質が弱い場合、引掛シーリングが安定しないことがあります。取り付け面がしっかりしているか確認し、不安定な場合は補強を検討してください。
・照明器具を取り付けた際の安定性 交換後に照明器具を取り付けた際、軽く押してみてぐらつきがないかをチェックすると安心です。
2 配線の接続状態をチェックする
角型引掛シーリングの配線接続が適切でないと、照明が正常に点灯しなかったり、接触不良を起こす可能性があります。以下の点を確認しましょう。
・電線が確実に接続されているか
配線が緩んでいると、点灯不良や接触不良の原因になります。しっかり固定されていることを確認してください。
・絶縁処理が適切にされているか
電線の被覆が十分に残っており、むき出しになっていないかを確認しましょう。適切な絶縁処理がされていないと、ショートや火災の原因になります。
3 交換後の安全確認
交換作業が終わったら、実際に照明を取り付けて、安全に使用できるかチェックしましょう。
・ブレーカーをオンにし、照明が正常に点灯するか確認する
・異音や異常な発熱がないか確認する
・ぐらつきや接触不良がないかチェックする
4 交換後の長期的なメンテナンス
角型引掛シーリングは長期間使用できますが、定期的な点検を行うことで、より安全に使用することができます。
・年に1回程度、シーリングの固定状態を確認する
・劣化や変色が見られる場合は早めに交換を検討する
・ホコリが溜まりやすいため、定期的に清掃する
5 角型引掛シーリングが劣化した場合の対処法
長期間使用していると、経年劣化により引掛シーリングのプラスチック部分がひび割れたり、変色することがあります。以下の兆候が見られたら、早めの交換を検討しましょう。
・本体にひび割れや破損が見られる
・取り付け部分がぐらついている
・異常な熱を持っている
こうした症状がある場合、早めに新しい角型引掛シーリングに交換することで、事故や故障のリスクを防ぐことができます。
まとめ
角型引掛シーリングは照明を取り付けるための配線器具です。
古い角型引掛シーリングは現在のものと似た形状をしていますが、そのままでは照明を取り付けることができません。
増改アダプタを使えば、工事なしで古い角型引掛シーリングに照明を取り付けることができます。増改アダプタは4種類あり、使い方によってはインテリアとしてアレンジすることができます。
角型引掛シーリングの交換が必要になった場合は、電気工事士の資格を持った方にお願いしましょう。工事を依頼する場合は、複数見積もりを取ることをおすすめします。
丸型引掛シーリングやローゼットに変えると、安定感があり、選べる照明の幅も広がります。