こだわりが強い人に出会ったことがある人もいるのではないでしょうか。ここでは、こだわりの強い人の特徴について紹介していきます。
こだわりの強い人の特徴
こだわりが強い人にはいくつか共通する特徴があります。そのため、下記に紹介する特徴に当てはまっているのであれば、こだわりが強い人である可能性が高いです。知り合いや自分自身はこだわりが強い人なのか知りたい人は参考にしてください。
一つのことに集中しすぎて没頭する
こだわりが強い人は1つのことに集中しすぎて没頭する傾向があります。もちろん、一つのことに対して没頭することは悪いことではありませんが、同時に周りが見えていないため、周りの人に迷惑をかけてしまっている場合もあります。また、同時にいくつかの作業をしなければならないときでも一つのことしかできず、応用や融通がきかない一面がある人もこだわりが強いです。
その代わりに器用貧乏になる傾向が少なく、一つのことに対してのスペシャリストになる資質がある可能性があります。
自分の意見を曲げず頑固である
こだわりが強い人は自分の意見を曲げることがなく、最後まで周りの人の意見に同調することが少ないです。また、周りの意見に同調したとしても納得がいっていない場合が多く、例え自分の意見が少数派であり、味方やフォローしてくれる人がいなくても自分の意見を覆すことはほとんどありません。そのため、周りからは融通がきかない人や頑固者と思われてしまうことも多いです。
もちろん、自分の意見を大切にして主張することも大切ですが、場の空気を読むことや同調することを求められることも多いため、生きづらい社会である可能性もあります。
完璧主義者であることが多い
上記で紹介したようにこだわりが強い人は自分の意見を曲げない傾向があるため、完璧主義者である可能性も高いです。完璧主義者は途中で物事を投げ出してしまうことがないため、考え方によっては完璧に近い人である場合が多く、仕事面であれば優秀な人材になりうることが期待できます。しかし、融通がきかないデメリットもあるため、職場での人間関係がうまく築けない場合も多いです。上司などからは好かれやすいですが、同僚や部下からは嫌われてしまうこともあります。
完璧主義者のなかには自分がしていることを他者にも求めてしまうこともあり、嫌われる要因です。そのほかには時間にしっかりしている人も多く、遅刻などをしない人である場合も多いです。
こだわりの強い人とうまく付き合っていくには
上記でも紹介したようにこだわりが強い人は決して悪い人ではありませんが、付き合いにくい一面があります。そのため、学校や職場などでこだわりが強い人とは中々うまく付き合うことができなかったり、少し距離を取った人間関係を築くようにしている人もいるのではないでしょうか。次に、こだわりの強い人とうまく付き合っていく方法を紹介します。
こだわっている部分に対して理解し尊重する
こだわりが強い人は何かしらのことに対してこだわっています。こだわりの対象は趣味であったり、仕事の場合もありますが、自分の考えに対してこだわりがある人もいます。こだわりが強い人に対してこだわっていることを否定したり、侮辱するような発言をしてしまうと不快にさせてしまいます。こだわりが強い人ではない人でも不快になる可能性が高いですが、こだわりが強い人ほど強い意思を持っているため、逆上してしまうリスクもあります。
そのため、こだわりが強い人とうまく付き合っていきたいのであれば、こだわってくることを少しでも理解するようにしましょう。深く入り込む必要はありませんが、少しでもこだわっていることに対して知れば、意外な一面を知ることができたり、考えに同感することもできます。
いい距離感を保つ
こだわりが強い人とうまく付き合いたいのであれば良い距離感を保つようにしましょう。極端にこだわりが強い人と距離をとってしまうといつまでも仲良くなることができません。だからといって距離感を近くしすぎてしまうと考えの違いによって衝突してしまうリスクが高くなり、最悪険悪な関係になる可能性があります。良い距離感を築くためには、関わりすぎず、話を聞いても聞き流すようにしましょう。
特にこだわりを持っていることに対して話しかけた時には相槌だけを打って聞き流すことが無難です。
こだわりが強いことを個性だとみなす
こだわりが強い人とは付き合い方も難しくなってしまう傾向がありますが、必ずしも悪い人ではありません。そのため、こだわりが強い人に対して変わった人と考えるのではなく、個性と思うようにしましょう。
こだわりが強い人のメリット
こだわりが強い人にはいくつかのメリットがあります。次に、こだわりが強いことで得られやすいことやメリットについて紹介します。
仕事の精度が極めて高い
こだわりが強い人は仕事の精度が極めて高い場合が多いです。こだわりが強い人には完璧主義者である場合が多く、言われた仕事内容を完璧にするという考えがあり、妥協することもありません。その結果上司や目上の人から評価が高くなりやすく、認められやすい特徴もあります。なので、付き合い方が難しいですが、職場では頼りになる人になりやすいです。
納得できるまでとことん追求する
納得するまでとことん追及する場合が多いため、物事に対してうやむやにしてしまうことがありません。このことは仕事面ではもちろんですが、私生活でも評価されやすい要素です。ただし、相手が優柔不断な人や柔軟な考えを持っている人であれば反感を買ってしまうリスクがあります。特定の物事に対して追及する人はさまざまなことに対してのスペシャリストになる可能性があるため、将来大物になる希望もあります。
こだわりが強い人のデメリット
こだわりが強い人にはデメリットもあります。こだわりが強い人に共通して言えることが難しい性格の持ち主であり、付き合い方が難しい場合が多いことです。しかし、こだわりが強い本人からするとあまり良好な人間関係を築くことに力を入れていない場合も多く、余計に仲良くなることが困難になります。次に、こだわりが強い人のデメリットを紹介します。
柔軟性にかける
こだわりが強い人は考えや行動に対して柔軟性にかける一面があります。例えば、少し手を抜いても問題ないようなことに対しても完璧にする傾向があり、多くの時間をかけてしまいやすいです。仕事であれば、完璧にすれば問題ありませんが、時間がかかってしまうと効率が悪くなってしまいます。こだわりが強い本人からすれば迷惑をかけている実感はありませんが、実際は迷惑していることもあります。
意見を曲げることが難しいため周りから孤立しやすい
完璧主義者であり、自分の考えに対して強いこだわりがあるため、意見を曲げることをせず、周りの人と衝突し、孤立してしまう可能性があります。もちろん、自分の意見を大切にすることは重要なことですが、周りの意見を聞き入れることも大切なことです。しかし、こだわりが強い人ほど周りの意見を聞かない場合が多いです。一人の意見よりも複数の意見を参考にしたほうが可能性を広げることができるメリットもありますが、こだわりが強い人は考えを広げることが難しいです。
一つの考えにこだわり過ぎてしまうため、上記で紹介したように柔軟性がなく、仕事面であれば効率を高めることができない場合もあります。
こだわりが強い人についてまとめ
こだわりが強い人と付き合うとどうしても衝突してしまうリスクがあります。なので、関係を拗らせたくないのであれば、程よい距離感を保つ、ようにしましょう。