「1000万の予算があるけれど、リフォームに足りるのかな」そんな疑問を持っている人もいるでしょう。今回は、1000万でできるリフォームについてまとめました。
目次
予算1000万でできるリフォームを知っておこう
まず予算1000万でできるリフォームをざっくりと知っておきましょう。あなたの考えているリフォームに当てはまれば、リフォームを現実的に考えられるようになるはずです。
①間取りを変えず内装を直すリフレッシュリフォーム
1000万のリフォーム予算があればできるのが、リフレッシュリフォームです。リフレッシュリフォームとは、間取り、つまり家の枠組みはそのままで変えず、内装をリフォームするものとなります。
②間取りから変えていくフルリフォーム
間取り自体を変えてしまうフルリフォームも1000万の予算でできるリフォームです。間取り自体を変えるため、お家の印象をすっかり変えることのできる内装のリフォームとなります。
③外壁や屋根の外装リフォーム
内装には手を付けず、外壁や屋根の外装リフォームも1000万の予算があれば可能となります。外装リフォームを行うことで、見た目がきれいになるのはもちろん、建物の老朽化防止にも繋がることの多いリフォームです。
④耐震・断熱リフォーム
お家の機能性を高めるための耐震・断熱リフォームも1000万で行うことができます。耐震・断熱リフォームを行うことで、安全性が高まり、住み心地の良いお家が完成します。築年数の経った家だけでなく、最新システムを導入してより良い暮らしを求める方にもおすすめのリフォームです。
1000万でできるリフォームの見積もりをしよう
1000万でリフォームをすると決めたら、まず行いたいのが見積もりをすることです。見積もりをしなければ、計画的に1000万を使うことができず、いくらお金があってもリフォームが終わらない!なんてことになりかねません。
①リフォーム業者を見つける
インターネットや新聞広告などでリフォーム業者を見つけることから始めます。リフォーム業者ではなく、リノベーション業者という言葉から探してもいいでしょう。インターネットであれば、業者の口コミや実績なども見ることができるので、業者を決める時には参考にしてみましょう。
②リフォームの目的や希望を明確に伝える
リフォーム業者を見つけたら、リフォームの目的や希望を明確に伝えます。破損部分や自宅の欠陥などがある場合にもあらかじめ伝えておくと安心です。自分の希望を言葉で伝えるのは難しいですから、リフォームしたい場所の写真を取っておくと、希望が伝わりやすいことも多いものです。
③リフォーム完了時期や工事日程を考えておく
リフォーム業者には工事を完了したい日程や、旅行などで工事に立ち会えない時期などをあらかじめ伝えておきましょう。工事の音を出してほしくない時間帯がある場合も契約を結ぶ前に伝えておくといいでしょう。1000万というお金をかけるわけですから、リフォームの工事日程や完了時期の希望が通るリフォーム業者を選ぶのがポイントです。
④必要であれば複数のリフォーム業者に問い合わせる
リフォーム業者の決め手が分からず不安な場合には、複数のリフォーム業者に問い合わせるのも良いでしょう。その際には、1000万という予算や希望の条件は変えずに、リフォーム業者に見積もりをお願いしましょう。そうすると、違いが明確になり、どこのリフォーム業者に頼むのが一番いいのかが見えてくるものです。
予算1000万でリフォームする際の注意点
予算1000万でリフォームする際には、あらかじめ注意しておいたほうがいい点がいくつかあります。そのポイントを知っておき、リフォームしてからがっかりした気持ちにならないようにしましょう。
①古い物件のリフォームは予算に余裕を持つ
自分が住み続けてきた家も、新しく購入した家も、まず古い物件である場合にはリフォームには相当な値段がかかると思っておきましょう。予算1000万は高額ではありますが、古い物件の場合は、完全に作り直さなければ改善しない箇所や部屋も出てくることがあります。そうしますと、いくら1000万あっても足りない!なんてことになりかねません。
②自然災害を受けた物件のリフォームは予想外のトラブルに遭う場合もある
地震や洪水などの自然災害を受けた物件をリフォームする際にも注意が必要です。見かけだけでは分からない破損が、リフォームを開始してから見つかることが多いからです。例えば、壁や屋根にヒビが見つかったり、柱が腐っていたりする場合もあります。自然災害を受けた物件はリフォームする前に、家の状態を専門家に見てもらう必要があることを念頭に置いておきましょう。
③予算が足りずリフォームが終わらない場合もある
1000万の予算で開始したリフォームですが、場合によっては予算が足りなくなりリフォームが終わらなくなってしまうケースもあります。そうならないためにも、「あらかじめ1000万ではなく、少し少なめに予算を提示する」、「リフォーム個所の優先順位を決めて、予算が余りそうならリフォームする場所を作る」、こういった工夫が必要となるでしょう。もちろんリフォーム業者の方に、非常にこまかく見積もりをお願いするのが前提です。
1000万のリフォームではDIYもおすすめ
予算1000万のリフォームでは、DIYを取り入れるメリットがたくさんあります。どんなメリットがあるのか知り、DIYを取り入れながらリフォームを完了していきましょう。
①リフォーム費用を抑えることができる
予算1000万もあれば、リフォーム費用は十分に感じるかもしれません。けれどDIYを取り入れ、自分でできる作業をやってしまえば、さらにリフォーム費用を抑えることができるのです。もちろんDIYでは材料費や工具は必要となりますが、それでもリフォーム業者に頼むよりも値段が安くなる場合が多いものです。
②工事に来てもらえない期間や時間帯に作業ができる
リフォームではあらかじめ1週間のうち何時間作業するか、何曜日に作業するかなどが決まっています。けれど、できるだけ早くリフォームを完了させたい場合には、DIYを取り入れて、工事に来てもらえない時間を有効活用してリフォームを進めるのです。
リフォーム工事は音がでるものばかりではありません。静かに作業ができるリフォームは早朝や夜もできるため、自分で進めていくといいでしょう。もちろんリフォーム業者が担当している部分に手をつけてはいけません。
③自分の家を「自分で作った」という喜びが生まれる
DIYを取り入れたリフォームでは、「自分で作った」という喜びを得ることができます。特に子供にとっては、リフォームを手伝ったことで、自分の家への愛着が増すことも多いものです。
取り組みやすいDIYは、壁紙の貼り付けやペンキ塗り、キッチンの装飾タイルの貼り付けなどです。専門知識がなくてもでき、しかも時間もかからない作業は1人で、また家族みんなで取り組むと良いでしょう。
1000万のリフォームでは補助金の利用もおすすめ
1000万のリフォームでは、あらかじめ補助金を利用できるか調べておきましょう。補助金を利用すれば高額なリフォームも始めやすく、また1000万を無駄にすることもありません。
①介護に適したリフォームをする
リフォームで補助金を得られるのは、介護に適したリフォームを行う場合です。介護を必要とする家族がいる場合は、自宅に手すりを付ける、段差をなくすといったリフォームをする人も多いものです。そうしたリフォームでは補助金を利用できることも多いため、リフォームを始めてしまう前に必ず確認しましょう。
②耐震性のある物件にする
自宅を耐震性のある物件にリフォームする場合にも補助金を得られる場合があります。耐震性がある家かない家か、どんな耐震工事が必要なのか、そういったことは素人には分かりませんので、必ず専門家に判断してもらいましょう。その上で、耐震リフォームをすることになったら、補助金が使えるかチェックするといいでしょう。
③省エネ住宅にする
耐震リフォームと同様、省エネ住宅にリフォームする際は補助金を得られる場合があります。1000万の予算があっても、断熱材で住宅全体を包む作業や二酸化炭素の捻出を抑えるシステムを入れるためには、かなりお金がかかりますので、補助金を使えるのであればしっかり利用したいですね。
④自治体やリフォーム業者に相談する
1000万のリフォームで補助金を利用したいと思ったら、まずは自治体やリフォーム業者に相談しましょう。どのような手続きを踏むと、補助金が下りるのか、どんな条件を満たす必要があるのか、こういったことを知る必要があるからです。その上で、補助金を利用し、1000万というお金を無駄にしないようにしましょう。
まとめ
リフォームは、これから暮らしていく物件を快適にするためのものとなります。1000万というお金をかけてできるリフォームにはどんなものがあるのか、1000万を無駄にしないためにはどんな工夫ができるのかを考えていきましょう。予算1000万のリフォームで理想の住まいを完成させられるといいですね。