いい姿勢で勉強しようって言うけど、何がいい姿勢?
勉強するなら、どんな姿勢でもいいんじゃないの?
勉強するときって、椅子にちゃんと座ってないと、姿勢のことって注意されますよね。
なんとなく、みんなそう言ってたから知っているけど、「どうして、いい姿勢で勉強した方がいいのかわからない」という方も多いと思います。
実は、ちゃんとした「いい姿勢」で勉強すると、成績だってアップできる可能性があるんです!
逆に、姿勢を意識せずに勉強を続けていると、「こんな点数じゃヤバイ!」と、もっといい点数を取れたかもしれないのに、もったいない結果になっているかもしれません。
成績で悔しい思いをしないためにも、ぜひ、最後まで読んでいってください!
それでは、さっそく、どんな姿勢がいい姿勢なのかご紹介します。
勉強するなら、どんな姿勢がいいの?
そもそも、いい姿勢とは、「座っているときに骨盤が立ち、背骨が真っ直ぐに座れている状態」のことです。
少しイメージしにくいかもしれませんが、姿勢を伸ばして座ると骨盤が立ちますし、骨盤を立たせると姿勢が伸びるので、姿勢か骨盤のどちらかを意識して座ってみてください。
深く椅子に座って、骨盤をグイッと反らせるイメージです。
そうすると、どこかでピタッと体が安定する感覚があると思います。
私も実際にやってみて、骨盤を反らしたり戻したりしてみると、座りやすい位置がありました。
腰の反らせすぎや力みすぎは疲れやすくなるためNGです。
自分にとって、リラックスして座りやすい位置を見つけてみてください。
その姿勢がいい姿勢になります。
自分がいい姿勢を分かっていると、教えるときもスムーズに伝えられますよ。
どうして、いい姿勢で勉強した方がいいのかもご紹介しますね!
正しい姿勢で勉強するメリット
正しい姿勢で勉強できると、ちゃんとしたメリットがあります!
それは、集中力のアップです。
もともと人間の骨格は、真っ直ぐになっている状態が一番安定するように作られています。
少しでも骨が曲がるとグラグラしてしまうのです。
それを無理やり筋肉でサポートして、曲がった姿勢を維持しようとします。
支えていた筋肉は疲れてきますし、悪い姿勢は肩こりや腰痛の原因にもなってしまいます。
そんな痛みなどがあっては、勉強に集中なんてできませんよね。
骨盤をたてた、いい姿勢で勉強すると、酸素が肺に充分に取り込まれ、脳が働きやすくなります。
授業や宿題に集中しやすくなり、その結果、問題を解いたときの正解率も上がります。
目も近づきすぎることがないので、疲れにくく、視力が悪くなることを防いでくれます。
ですが、さすがにずっといい姿勢で何時間も机に向かっていることは難しいですよね。
休憩をはさみつつ、ストレッチなどをして筋肉の緊張を緩めて、体の疲れをリセットしてあげることも大切です。
次に、できるだけ長くいい姿勢で勉強するためのポイントもお伝えしますね!
姿勢をよくして勉強する方法
それでは、どうしたら姿勢をよくしたまま勉強を続けられるのか、ポイントをご紹介していきます!
①使っている椅子と机を自分の高さに合わせる
今、使っている椅子と机を自分の高さに合わせると、いい姿勢で勉強しやすくなります。
今あなたが使っている椅子や机は、あなたの高さに合ってますか?
自分に合っていない高さだと、肩が上がっていたり、猫背になりやすかったり、足が床から浮いていたりすると、いい姿勢をキープするのが難しくなります。
深く腰かけたときに足が床にペタッと着くようにイスの高さを調節してみてください。
それでも床に足が着かない場合は、踏み台などで高さを出しましょう。
逆に椅子の高さが足りなくて、机が高い場合は、クッションを使って高さを出してみましょう。
腕は、机にのせたときに「八の字」に開くくらいがちょうどいいです。
自分にとって、座りやすい位置を見つけてみてください。
②明るさを調整する
机の明るさを調節することで、いい姿勢を維持しやすくなります。
部屋が暗いとよく見えず、教科書やノートに顔が近くなり、無意識に猫背になりやすくなってしまいます。
それだと目も疲れて、視力も悪くなってしまいますよね。
また、明るすぎても目の負担や手で影を作ってしまうことで手元が見づらくなります。
部屋の照明の明るさや机のライトを変えるなどして、調節してみてください。
③座らずに立って勉強する
実は、立って勉強することには、メリットがたくさんあるんです!
もちろん、机の高さが自分に合っていることが前提ですが、立ったまま机に向かうと座って勉強するより集中力が高くなりやすいんです。
立つことで猫背にならず、いい姿勢で勉強もしやすくなります。
足は座っているときより疲れやすくなりますが、立っていれば、すぐにストレッチしてリフレッシュできます。
座りっぱなしでいるより、肩こりや腰痛に悩まされず、立つ姿勢でいることで運動不足も解消される健康的な習慣を作れます。
勉強するときにやってはいけない姿勢
やってはいけない姿勢が分かっていると、やらないように意識することもできるので、こちらもご紹介しますね!
①猫背になっている
猫背になると、肺が圧迫され、充分に酸素が脳まで送られません。
その結果、軽い酸欠状態になり、頭がボーッとしてしまいます。
肩が内側へ入った巻き肩になり、肩こりにもなりやすくなったり、座っているときに腰が痛いということにもなったりします。
いい姿勢でいることに慣れるまでは、疲れてしまって猫背になるということもありますよね。
机と背もたれの間隔を狭くすることで、背もたれに寄りかかっても、いい姿勢をキープしやすくなります。
また、足は地面にしっかり着けていることで、お尻(骨盤)がずり落ちてくることも防げます。
②寝転がっている
寝転がって勉強していると、だんだん眠たくなってきてしまい、集中できなくなってしまいます。
ノートや教科書を見るために、首や肩に力が入り、疲れや首こり、肩こりの原因にもなります。
勉強するときは、座ってやるようにしましょう。
③姿勢が曲がっている
骨盤を立てないと、寝ている状態に近くなるため、眠たくなっていきます。
頬杖をついたり、足を組んだりすると体の歪みの原因になったり、姿勢が悪いことで、こちらも疲れやすさや、首こり、肩こり、腰痛の原因にもなります。
癖がついていることもあるので、気づいたときに直せるようにしましょう。
まとめ
いい姿勢とは、「座っているときに骨盤が立ち、背骨が真っ直ぐに座れている状態」のことでしたね。
いい姿勢で勉強すると集中力がアップし、成績も上がる可能性があります。
姿勢をよくしたまま勉強を続けるポイントは、使っている椅子と机を自分の高さに合わせること、明るさを調整すること、座らずに立って勉強することです。
猫背になったり、寝転がったり、曲がった姿勢で勉強すると、集中力が続かず、眠たくなってしまいます。
疲れやすさや首こり、肩こりの原因になります。
いい姿勢で勉強するだけで、成績がグッと上がるかもしれません。
悪い姿勢で勉強するメリットはありませんので、この機会にぜひ、姿勢を意識してみてください!