使いにくくて勉強できない…。勉強がはかどる勉強机の選び方とは？

「子どもが勉強に集中しない」「子どもが勉強机で勉強したがらない」などの悩みがある場合、勉強机の選び方を間違えていて、子どもが使いづらさを感じている可能性があります。

子どもが勉強に集中したり、はかどったりできるようにするためにも、勉強机の選び方を把握しておきましょう。

勉強机選びの重要性

大人からすると「勉強机は勉強さえできればよい」と思ってしまうこともあります。しかし、子どもが勉強机に使いづらさを感じてしまうと、勉強に集中できない、勉強をしようとしなかったりなどして、モチベーションを落としてしまいます。

モチベーションが落ちれば学習効率や成績に悪い影響を与えてしまうでしょう。そのため、子どもが使いやすいと感じる勉強机を選んであげることは重要です。

勉強机選びの3つのポイント

子どもが使いやすいと感じる勉強机を選ぶには、いくつかのポイントがあります。勉強机は長く使う物のため、選び方で失敗しないようにそれらのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1：デザイン

本棚や引き出しの位置や椅子の背もたれの形やライトの大きさなど、これら机のデザインに関わる部分は勉強机の使いやすさに直結します。子どもの勉強スタイルに合わせて、使いやすいデザインの物を選んであげるようにしましょう。

また、見た目のデザインはできるだけシンプルな物を選ぶことが望ましいでしょう。勉強机は小学校に上がるタイミングで購入する家庭が多いです。そのため、小学校1年生の好みに合わせて、かわいいデザインやキャラクター入りの物などを選びがちです。

もし、小学校1年生の好み合わせたデザインの物を選んでしまうと、年齢が上がるにつれて勉強机を使いたがらなくなる可能性があります。勉強机は長く使う物なので、年齢に関係なく使える物を選ぶように意識しましょう。

ポイント2：サイズ

机や椅子のサイズが子どもの体に合っていないと、勉強をしていて体が痛くなったり、疲れを感じやすくなり、勉強机で勉強することを避けるようになる場合があります。

長時間の勉強をしても疲れを感じにくいように、子どもに合ったサイズの勉強机を選んであげましょう。また、子どもはすぐに体が大きくなるので、成長に合わせて机や椅子の高さを調節できる物を選ぶようにしましょう。

天板のサイズは教科書とノートを開いてもスペースに余裕のある物を選ばないと、スタンドライトや鉛筆削などを置くスペースがなくなるので注意が必要です。

学習方法によってはパソコンやタブレットを使うこともあるので、大きめの物を選んであげましょう。奥行きを調整できたり、拡張天板が付いている机を選ぶこともおすすめです。

ポイント3：収納

高学年になるほど学習教科は増えていき、教科書やノートも増えてきます。また、塾の教科書やノート、参考書や辞書などの物も増えていくでしょう。それら次々と増えていく物を整理する収納力がある勉強机を選んであげることも重要です。

収納力が低くて、どこに何があるのかわからなかったり、机から離れた位置に本棚があったりなどすると、勉強効率や集中力を落としてしまう原因となるので注意しましょう。

勉強机は買い替える必要がある？

勉強机は長く使うことを意識して選ぶことが重要です。しかし、小学校1年生のときに購入した机を中学生や高校生になっても快適に使い続けることは難しいでしょう。

勉強机は勉強の効率や成績に影響を与えることもあるので、子どもが使いづらいと感じるようになった場合は買い替えを検討してあげましょう。

タイミング

勉強机を買い替えるのであれば、子どもが高校生になるタイミングが望ましいでしょう。高校生の年齢であれば、成長も落ち着いて急激に体が大きくなることが少なくなるためです。買い替える机は大学生や社会人になっても使い続けることを意識した机選びをしましょう。

メリット

小さな頃に購入した勉強机を中学生や高校生になって使っていれば、使い勝手に不便さを感じるようにもなるでしょう。

勉強机を買い替えれば、その不便を改善することができるので勉強の効率を上げることができます。また、新しい机で勉強できることにモチベーションも上がることでしょう。

「机の買い替えは手間がかかる」「机は高額」などの理由で勉強机の買い替えをためらう保護者もいますが、子どもの勉強面に良い影響を与えることも知っておきましょう。

新しい勉強机を選ぶ際のポイント

勉強机を買い替える場合は、子どもが感じている不便を改善でき、社会人になっても使える机を選ぶようにしましょう。子どもが大きくなっているので、机選びは子ども主体に行い、保護者はどのような物を選べばよいのか助言する程度にしておきましょう。

勉強机を綺麗に使う4つのコツ

勉強机は徐々に物で溢れていき、勉強するスペースがなくなることはよくあります。大人になっても仕事の効率を落とさないために、机は綺麗に使うことが求められます。

子どもが大人になってから机の使い方で困らないようにするためにも、保護者は勉強机を綺麗に使うコツを教えられるようにしておきましょう。

コツ1：机の上に物を置かない

「また使うから」と机の上に物を出しっ放しにしていると、次第に物で溢れていき、勉強するスペースがなくなってしまいます。そのため、また使う物であったとしても、使い終われば片付けをして、常に机の上に不要な物は置かないことを習慣づけましょう。

コツ2：分類を意識して収納する

本棚や引き出しの中が整理されていないと、どこに何があるのか把握できなくなり、勉強効率を落としてしまいます。また、すでに散らかっていることで、整理整頓する意識が弱くなることもあります。

常に整理整頓を意識するには、学校や塾の物、私物などで分類分けして、どこに何があるのかを把握しやすいように片付けるようにしなければなりません。もとが綺麗であれば、整理整頓された状態を崩さないように意識するようにもなるでしょう。

コツ3：物の配置を決めていく

机を綺麗に片付けるには整理整頓を心がけることが重要です。その整理整頓しやすいように、どの物を、どこに直すのか、あらかじめ決めておくことも重要でしょう。物の配置を決めておくことで、片付け方に迷うことがなくなるため、机を綺麗に使いやすくなります。

コツ4：掃除をする

勉強机は物が多いため、掃除をすることが大変です。しかし、掃除を怠っていると汚れが溜まっていきます。

汚れた机では勉強のやる気が起きにくくなってしまうことのあるので、定期的に掃除するようにしましょう。天板と引き出しの表面はこまめに拭き掃除を行っておくと、見た目が綺麗さを保つことができます。

大人の勉強机選びとは？

子どもが大きくなって勉強机を買い替える際は、社会人になっても使える机を選ぶ必要があります。そのため、大人の勉強机選びをする必要があります。大人の勉強机選びにもポイントがあるので把握しておきましょう。

コンパクトサイズ

大人になると大きくて使いやすい勉強机よりも、小さい机を使って部屋を広く使いたいと考える人もいます。そのため、学生のうちは少し不便を感じる可能性もありますが、部屋の使い方を重視してコンパクトな机を選んでも良いでしょう。

キャスター付き

キャスター付きの物であれば移動させることができるので、床の掃除や部屋の配置換えがしやすくなります。また、キャスター付きの物はコンパクトな物が多いため、部屋を広く使いたい場合にもおすすめです。

折りたたみ可能

大人になって「大きな机は必要ない」「机はリビングの物を使えばよい」などと思う人もいます。不要になった机は部屋を圧迫してしまうので、折りたたみ式や分解できる机を購入してもよいでしょう。

折りたたみ式であれば、不要になった際に折りたたんだり、分解して片付けておけば部屋を広く使うことができ、必要なときに取り出して使うことができます。

PCデスク

大人になると勉強机を使わなくなる人もいます。そのような人はPCデスクを購入して、不要になるまでは勉強机として活用し、不要になってからはPCデスクとして活用するとよいでしょう。

PCデスクのキーボード用スライドトレーは勉強スペースの拡張、プリンターやメディア用のラックなどは本棚代わりなど、勉強机として活用することができます。

勉強机はモチベーションに影響する

勉強机は勉強の効率やモチベーションなどに影響を与えてしまいます。子どもが勉強しやすい環境を整えるためにも、しっかりとポイントを押さえたうえで勉強机選びをしてあげるようにしましょう。