LEDシーリングライトは洋室向けのものだと思っている方はいませんか?実は、和室にもLEDシーリングライトが人気です!和風テイストの素材やデザインのものを選ぶと、それだけでインテリアのアクセントになります。
LEDシーリングライトは熱くならないため、和紙など熱に弱い素材もシェードとして使うことができます。また、光の明るさや色味の調節ができたりと、機能面でも優れています。
そんな和風のLEDシーリングライトの特徴や選び方、空間のコーディネートのコツを紹介します。
目次
和室にもオススメな和風のLEDシーリングライトとは?
和室にもオススメのLEDシーリングライト、そもそもシーリングライトって何?LEDって何?という方のために、説明するので見ていきましょう。
シーリングライトの特徴
シーリングライトとは天井に貼りつけるように取り付けた照明のことです。ceiling(シーリング)は日本語で「天井」という意味です。高い位置から空間をまんべんなく照らすことができるため、1台だけでも明るさを確保することができ、お部屋のメイン照明としてよく見かけます。
また、天井面に貼り付けてあることで圧迫感が少なく、空間が広く開放的な印象に感じられます。
逆に天井から吊り下げて取り付けるペンダントライトは、低い位置で空間を照らすためオシャレですが、狭い空間では圧迫感を感じます。
LEDって何?
LEDとはLight Emitting Diodeの略で、日本語で発光ダイオードのことです。従来の蛍光灯は電気エネルギーを一度熱エネルギーに変換してから発光していました。一方でLEDは電気エネルギーを直接光エネルギーに変換することができるため、効率よく発光することができます。
また、LEDは赤外線をほとんど含まないため、熱く感じるようなことはありません。
和風のLEDシーリングライト、取り付ける前に確認しておくことは?
和風のLEDシーリングライトを取り付けるには、天井に引掛シーリングなどの配線器具が必要になります。また、部屋の広さにあった明るさのものを選ぶようにしましょう。
天井に配線器具があれば取り付けOK!
配線器具とは「引掛シーリング」や「引掛ローゼット」と呼ばれる、天井に照明を固定するためのものです。また、照明器具に電気を供給するための電源部分でもあります。
和室には直方体の形をした角型引掛シーリングや、円盤型の丸型引掛シーリングが取り付けられている場合が多いです。これらの配線器具があれば、工事不要で照明を取り付けることができます。
照明を購入する前に、天井にこれらの配線器具があるのかを確認しておきましょう。
お部屋の広さに合った明るさを選ぶ
照明は暗すぎても明るすぎても目には悪影響です。お部屋の広さにあった明るさを把握した上で、照明を選びましょう。
照明の明るさはルーメン(lm)という単位で表されており、日本照明工業会でLEDシーリングライトを選ぶ際の参考として、部屋の広さに合わせた明るさ(ルーメン)を適用畳数の表示基準として定めています。次に紹介する数値はその基準になります。
■適用畳数
〜6畳で2,700〜3,700lm
6畳〜8畳で3,300〜4,300lm
8畳〜10畳で3,900〜4,900lm
10畳〜12畳で4,500〜5,500lm
この値を大体の目安にして照明を選びましょう。
和風のLEDシーリングライトの選び方
和室には昔ながらの日本の良さが感じられる畳や障子、襖があり、洋室とは違う厳かな雰囲気があります。シーリングライトも自然の温もりを感じるようなデザインや素材を選ぶようにしましょう。
シンプルなデザイン
和風のシーリングライトは、装飾などされていないシンプルなものがオススメです。派手に装飾された照明は和の雰囲気にマッチしないため、照明が空間から浮いた印象になってしまいます。
洋室でよく見かける、シンプルな円盤型やスクエア型のシーリングライトも、自己主張しすぎないため、和室にもなじみます。
素材は自然素材がベスト
和室には木や和紙、布などの自然素材を使ったシーリングライトがオススメです。
蛍光灯や白熱電球は熱を持ってしまうため、熱に弱い和紙などは工夫しないとシェードとして使うことができませんでした。しかし、LEDであれば熱くならないため、和紙もシェードとして使うことができるようになりました。和紙のシェードは独特の温かみのある光を楽しむことができ、和室の雰囲気にピッタリです。
照明をインテリアのアクセントにしたいなら、木製×和紙のシーリングライトや、竹を編み込んで作ったデザインのものなどを取り入れてみましょう。
LEDならではの調光・調色機能
LEDシーリングライトは、光の明るさを変えることができる「調光機能」や、光の色味を変えることができる「調色機能」付きのものが便利です。
和室に合った温かみのある「電球色」にして和の雰囲気を味わったり、普段は自然な色合いの「昼白色」にしたりと、リモコンを操作するだけで空間の雰囲気をガラッと変えることができます。生活シーンに合わせて調光・調色できる機能はLEDならではです。
和風のシーリングライトでコーディネートするコツ
和風のLEDシーリングライトを使用して、もっと和を感じることができる空間にするには、どうしたらいいでしょうか?
和室のインテリアの作り方
和室のインテリアは、厳かな和の雰囲気を損ねないシンプルさが大切です。そのため雑貨などをたくさん飾ったりせずに、上質なものを1つ飾るくらいの方が、上質な空間を作ることができます。焼き物や和風のファブリックパネルなどを、アクセントに1つ取り入れる程度がベストです。
和室は照明で雰囲気を作る
和室のインテリアは照明の明るさや色味で雰囲気を演出するのがポイントです。シーリングライトの明るさを抑えて、自然素材でできたフロアライトやテーブルライトをプラスすると、立体感が生まれ奥行きの感じる空間を演出することができます。
また、光源を隠すように壁にブラケットライトを取り付けたり、浮かせて取り付けた収納の下に照明を取り付けると、間接照明として柔らかい光を楽しむことができます。間接照明をプラスして、ワンランクアップした上質な空間を作ってみませんか?
まとめ
和室の照明にお悩みの方は、是非和風のLEDシーリングライトを検討してみてください。
シーリングライトは天井に取り付ける照明のため、和室のような狭い空間でも、圧迫感がない開放的な印象に仕上げることができます。デザインは和室の厳かな雰囲気を壊さない、シンプルで自己主張しすぎないものを選びましょう。
LEDは発光する時に熱くならないため、和紙などの熱に弱い素材でもシェードとして使うことができます。和紙の他にも、木製や布製も和風な印象を受けるのでオススメです。
シーリングライトは天井に引掛シーリングなどの配線器具があれば、電気工事をしなくても取り付けることができます。シーリングライトの他にも、和風のフロアライトやテーブルライトを間接照明として取り入れて照明を多灯使いすることで、奥行きを感じる空間を演出することも可能です。
是非、和室にもLEDシーリングライトを取り入れて、オシャレで居心地のいい空間を演出しましょう。