新築を建てるなら、家族みんなが満足する素敵な家にしたいですね。
この記事では、今まで新築を建てた方が後悔したポイントをまとめています。
事前にどのような部分に注意をしたらいいのか知っておくことで、後悔のない、満足のいく新築のお家作りをしましょう。
新築の後悔「間取り編」
家づくりの要となるのが間取りです。
家族構成、ライフスタイルなど具体的に想像しながら、慎重に検討していく必要がある部分です。
①玄関
後悔したポイントで上位に挙がるところが「玄関」です。
玄関は、家族が毎日通る場所で、家の顔にあたります。
気持ちよく出発し、帰ってきた時には温かく迎え入れてくれる場所にしたいですね。
また、急な来客でも慌てないように、いつも整い明るく清潔な場所にしましょう。
後悔したポイントは以下のものがあげられます。
・スペースが狭い
・玄関から手洗い場までが遠い
・靴以外の収納が欲しかった
・玄関が北側で暗い
【スペース・収納】
靴以外にも、子供用遊具、庭仕事道具、キャンプ用品など、家庭により収納したい荷物の量や種類が異なります。
玄関に収納する予定の物の量を把握しておく必要があります。
最近では奥行きを持たせ、収納の機能を持たせた土間の玄関も人気です。
また、老後はバリアフリーにする可能性もありますので、広めのスペースがあると安心かもしれません。
【位置】
玄関が北側で暗い場合は、窓を配置したり、十分な明るさの照明を設置します。
人感センサーの照明をつけることで、夜中に帰宅しても、スムーズに家の中に入ることができます。
さらに、リビングの目の前に玄関がある場合は、外からリビングが丸見えになってしまったり、冬の冷気がリビングに入りやすいため、ドアをつくったり、角度をつけて死角にするなど工夫が必要です。
②動線
家事の動きや、子供たちの行動などを考えながら、間取りを検討する必要があります。
例えば、1階で洗濯したものを2階に運ぶのか。
ランドリールームをつくるのか。
キッチンのすぐそばにお風呂を配置するのか。
お風呂場が玄関から遠いと、泥だらけで帰ってきた子供たちが、広い範囲を汚してしまう。
など具体的に想定する必要があります。
家の図面に、家族が起床してから寝るまでの行動を動線にして書き込み、使いづらい箇所がないか確認しましょう。
回遊動線にすると、子供たちが走り回ってもぶつかりにくく、さらに家事がスムーズになることが多いです。
③収納スペース
整った家をつくるには収納は欠かせませんが、中途半端に作ると使いづらい物になってしまいます。
ウォークインクローゼットは広さが重要です。
1帖程度のウォークインクローゼットだと、デッドスペースができてしまい、有効活用できません。
2帖程度あると、両側にハンガーパイプをつけられるので角がデッドスペースになることはありませんが、人が立つスペースがデッドスペースになってしまいます。
3畳ほどの十分なスペースがなければ、スペースを有効活用ができないことを知っておく必要があります。
その他の収納に関しても、使う場所の近くに収納をつくることが基本になります。
階段下、廊下、だけでなくキッチンの食器棚パントリーなど、各所に収納をつくると物が散らかりにくくスッキリとした印象になります。
新築の後悔「ベランダ編」
ベランダに関しては、設置するかしないかの検討から必要になります。
ベランダの主な目的として
・洗濯物を干す
・エアコンの室外機置場
・ガーデニングスペース
・一次的なごみ置き場
などがあげられますが、この目的が該当しない場合はベランダの存在自体が後悔ポイントになりかねません。
ベランダは、スペースの確保に加えて、防水や雨どい、排水設備の設置、ベランダの床や壁の施工など多くの工程と費用がかかります。
ベランダを設置しない場合、その分の費用が浮き、他の部分に充てることができますので、十分に検討する価値があります。
費用以外でいうと、防犯上の注意が必要、掃除などのメンテナンスが必要なども後悔ポイントになります。
もし、ベランダの設置を決めている方は、
・水道の蛇口をつけることでメンテナンスしやすくする
・屋根をつけることで、洗濯物が雨に濡れにくくする
など工夫することで後悔を防ぐことができます。
新築の後悔「外観、外構」
外観、外構の後悔するポイントは以下のものです。
・駐車スペースが使いにくい
・駐輪スペースがない
・ウッドデッキを使わないがメンテナンスが大変
・夜真っ暗になる
・雑草などのメンテナンスが大変
家の中をこだわる人は多いですが、外観や外構も様々な検討が必要な箇所になります。
見た目はもちろん、安全性やメンテナンスの面から、後悔しやすいポイントをご紹介します。
安全性の面からいうと、
車の利用が多い場合、駐車場は駐車しやすいスペースや、玄関までの距離が大切になります。
通りから死角になりやすい駐車場も安全面から避けるようにしましょう。
街灯が少なく夜暗くなる場所では、門柱にライトをつけたり、人感センサーを設置して防犯対策を行いましょう。
メンテナンスの面ですと、
多少費用を追加しても、防草シートを敷いて雑草対策をすると良いでしょう。
メンテナンスが大変な為、そもそも芝生を無くしてしまうお宅もあります。
雑草を放っておくと、見た目にも悪いですし、害虫が増え不衛生になります。
ウッドデッキは庭に出る機会が少ない場合は、あまり利用しないかもしれませんが、雨に濡れると苔が生えたり汚れやすいことが難点です。
小上がりのスペースをつくりたい場合は、費用は上がりますが、タイルデッキの方が見た目も良くメンテナンスが楽です。
新築の後悔「その他」
①照明
照明は位置や、個数、デザインなど、検討しなければ後悔ポイントになってしまいます。
ダウンライトは、天井埋め込み式のLEDライトで、部屋を広く見せたり、天井を高く見せる効果があります。
一方で、スポットライトのように一か所を集中して照らす効果があるため、室内全体を照らすことには向いていません。
広い部屋で使いたい場合は、シーリングライトと合わせて使ったり、複数設置する必要があります。
照明デザインによって部屋の雰囲気が変わるため、照明にこだわると、お部屋が一気に華やいだり、お洒落な雰囲気を演出することができます。
②窓
窓も、大きさや、数、位置に気をつけないと、後悔しやすい部分です。
大きい窓は、開放的な明るい雰囲気をつくりますが、外気や外の音の影響を受けやすくなります。
その場合は、断熱効果や防音効果の高い窓を検討すると良いでしょう。
さらに、大きな窓が通りに面していると、通りの人の目が気になり、カーテンを開けられないため、窓をどの位置にするのかも重要なポイントです。
南向きの大きな窓は、明るいですが夏場は熱がこもりやすいというデメリットもあります。大きめの軒があると、太陽が高い夏場は直射日光が入りづらく、太陽が低い冬場は、日光がしっかり室内を照らして温かくなる効果もあります。
年間での室内の日の入り方も考えてみると、1年を通して快適に過ごすことができると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おそらく、全て満足、完璧なお家というのは難しいことだと思います。
優先順位をつけ譲れないものから、後悔しないように検討していくことが重要です。
優先順位のつけ方としては、安全性・毎日関わる部分を重視すれば、ストレスを感じにくく、後悔を最低限に抑えることができます。
是非、素敵な新築のお家づくりを楽しんでください。